いだてん紀行

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2019年12月8日放送

聖火と沖縄

田畑政治の願いがかない、沖縄に降り立った聖火。それは島にとって歴史的な出来事となりました。
聖火ランナー沖縄第1走者の宮城 勇さん。
宮城さん
右手を掲げた瞬間、今までに聞いたことのないような歓声が私の体に迫ってくるんですよ。体が震えているのを、どうしようもないと思った瞬間ではありましたね。
まだアメリカ統治が行われていた沖縄。沿道の日の丸の海が記憶に焼き付いたと言います。
宮城さん
地上戦を体験した沖縄の住民にとっては、聖火を“平和の使者”、“命の叫び”の炎として迎えたと思います。
聖火が宿泊した名護市嘉陽かようでは、350人の集落に3000人もの人が。仲村悦二さんは鼓笛隊として聖火を出迎えました。
仲村さん
(日が)近くなったら猛特訓でしたので、今でも曲を覚えている状態です。嘉陽の部落が出来てから、あれほどの人間が集まったことはないんじゃないかな。
その感動を語り継ごうと始まったマラソン大会が、今にまで続いています。
仲村さん
平和だったら、こういうふうに続けていけるのかなと。これからあともずっと続けていけるように、頑張らないといけないなとは思ってますよ。

名護市嘉陽「聖火宿泊」記念碑
聖火リレーの8年後、沖縄が日本に返還されました。
宮城さん
あの聖火リレーは、本土復帰への大きなインパクトになったと、私は確信しています。

演出 山崎エマ/西口友人プロデュース 橋本佳子