開催目前にして組織委員会を去ることとなった田畑政治。高校生だった息子の和宏さんは、父の姿が心に焼きついています。
和宏さん
やっぱり相当ショックだったようですね。いい悪いは別だし人の評価も別ですけれども、「オリンピックのことは俺がいちばん知っているし、いちばんやってきた」と。「なんで俺が辞めなくてはいけないんだ」というようなことは非常に強く思っていたようです。ただ後ろを見ない人ですから、「東京オリンピックについての路線は敷き終えた。だから、このまま俺が退いてもきっとうまくいくから大丈夫だよ」と。ある時期を過ぎてからは割合さっぱりしてた感じではないでしょうか。頭の中は水泳、スポーツ。いろいろなことがクルクル回ってて早口になって(言いたいことが)時々抜けちゃったりするから、そこは岩田さんが補ってくれて。
事務総長就任の際、田畑はオリンピックへの思いを語っています。
「スポーツ界に暮らす者として、無上の栄誉でありまして、感激に堪えません。その知識経験において(私は)何人にも劣るものではありませんから」(田畑政治)
和宏さん
オリンピックをどう成功させて、どういうふうにやるか。そのために東龍さん、岩ちんなんかと非常にいい仲間として、突っ走ったという感じではないでしょうか。
田畑は、苦楽を共にした盟友たちに東京オリンピックを託します。