いだてん紀行

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2019年11月3日放送

岩田幸彰

田畑政治の右腕として活躍し、「岩ちん」の愛称で知られた岩田幸彰。大学時代はヨットの競技者として、ヘルシンキオリンピックの日本代表候補にもなる名選手でした。
岩田の母校・東大ヨット部の後輩で、日本セーリング連盟会長の河野博文さん。
河野さん
(1940年のインカレで)優勝しそうになったけど優勝を逃した。それが悔しいので1年留年し、もう1回チャレンジして優勝したという伝説のOBなんです。
1956年メルボルンオリンピックには、岩田は視察員として参加。1人で8ミリカメラ6台を持って、海外のヨット競技の技術を記録。それを見た団長の田畑は、彼の熱心さと行動力に目をつけたのです。
河野さん
とにかく叱咤しった激励するんだけど、怖がられたわけではなく、むしろ愛された人だと思いますね。「岩田さん」と言う人はあまりいないわけよね。みんな「岩ちん」、「岩ちん」って言って。面と向かっては「岩田さん」と言いますよ。でも「岩ちんが来たぜ」って、そういう感じでしたよ。
みんなに愛され、スポーツへの情熱に満ちた「岩ちん」は田畑の盟友となっていきます。田畑の意志を継いだ岩田はその後、1972年札幌冬季オリンピックで、再び日本にオリンピックを呼ぶ立て役者となります。

演出 山崎エマ/西口友人プロデュース 橋本佳子