いだてん

いだてん紀行

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2019年9月29日放送

嘉納治五郎と山下泰裕さん

カイロ総会から帰国の途に着く嘉納治五郎。この12日後、船上で帰らぬ人となりました。
治五郎の最後のパスポートが残されています。
講道館 図書資料部・本橋端奈子さん
バンクーバーから4月22日に出国した出国印は押されているのですが、帰国印が永遠に押されることのなかったパスポートです。
203連勝の記録を持つ、1984年ロサンゼルスオリンピックの金メダリスト・山下泰裕さんは、治五郎の影響力を改めて感じています。
山下さん
当時の時代的背景を見ますと、日本にオリンピックを持ってくるのは、とても普通では考えられないこと。嘉納先生が世界のIOC委員から非常に信頼されていて、命をかけて日本招致を成し遂げられたのだと思います。
治五郎の死から26年後、1964年東京オリンピックで柔道が初めて正式種目に採用されました。
山下さん
『柔道って、あの嘉納がつくったんだよな』と。その嘉納先生に対する思いが、1964年東京開催の柔道。今、日本オリンピック委員会の会長として、嘉納先生の志を受け継ぐ後継者の一人でありたいと思っています。

演出 山崎エマ/西口友人プロデュース 橋本佳子

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