1912年のストックホルムオリンピックから本格的に映像化されてきたオリンピック。時代とともに洗練された作品が作られてきました。IOCは毎回、記録映画制作を義務付けているのです。
IOCコンサルタントのエイドリアン・ウッドさんは、20年かけ、過去100年分の記録フィルムを修復してきました。
エイドリアンさん
オリンピック記録映画は、4年に一度同じイベントを捉えてきたユニークなものです。そこにはスポーツの進化、テクノロジーの進化、人の振る舞いやファッションなど社会の変化が観察できます。
オリンピック映画は、人類の記録でもあるのです。1936年ベルリンオリンピック記録映画『オリンピア』はアーリア人の肉体美を強調し、ナチズムを宣伝するプロパガンダとして非難を浴びています。しかし、芸術的な映像は高い評価も受けました。映像美を追求するため、こんな撮影手法も行いました。
エイドリアンさん
照明が落ちてしまった競技を、次の日に実際のアスリートを使って再現したのです。
戦後の東京オリンピックは市川 崑さんが手がけることとなります。