オリンピックを招致しようと活動を続ける東京市。日本を宣伝・紹介するために作成された写真集「日本」には、各地の景勝地や祭り、スポーツ施設、さらには食堂車で西洋スタイルのおもてなしもできる様子がアピールされています。
訪日したIOC会長のラトゥールは、横浜港でオリンピックの旗を振る子どもたちに感激。その後、22日もの間、嘉納治五郎や田畑政治は東京オリンピック招致の説得をします。
皇學館大学 スポーツ史家 中村哲夫教授
ヨーロッパの人たちから見ると、東京は非常に遠い。“時間もかかるしお金もかかる”というのが一番の不利な条件だ、とラトゥールが言っています。
東京市はラトゥールのアドバイスを招致の条件に反映させました。また、さまざまな日本文化に触れてもらうため、全国各地を案内したといいます。
中村教授
いわゆる“おもてなし”がしっかりと計画されて、ラトゥール氏の対日感情もだいぶ変化し、最後には(ラトゥールが)『もう自分に任せてほしい』と言っているんです。
全力を尽くした招致活動の結果は?