岸は当初、アジア初のオリンピック招致に乗り気ではありませんでした。
岸 清一の孫・岸 健二さん
ロサンゼルスオリンピックに行って、すっかり招致派になりました。それまでは資金的な面でも100%賛成ではなかったと聞いていたのですが、欧米を相手に頑張っている小さな日本人の姿に非常に感激、興奮したようです。
1932年、昭和天皇へのご進講の際の文書には、岸のオリンピック招致への期待となみなみならぬ思いが記されています。
東京オリンピックが開催された1964年、島根県庁前にできた岸の銅像をIOC会長が訪れました。
健二さん
祖父が一生懸命努力した結果、今日の東京オリンピックが開催できたという賛辞を寄せていただきました。(当時の私の)中学生の英語力ですから十分ではありませんけれども、何となく褒めているなということはわかりました。
オリンピックに人生をかけた男の遺志を、田畑政治たちが受け継いでいきます。
(協力:松江市歴史まちづくり部、松江市立松江歴史館)