金栗四三から田畑政治へと時代が移り変わった「いだてん」。田畑率いる日本水泳チームは、世界と戦うために革命を起こしていきます。
日本の水泳は、そもそも武芸に端を発した「日本泳法」が主流でした。海や川などの自然環境に合わせた、さまざまな泳ぎがあり、水中戦闘や泳力誇示のための泳ぎなど、武士のたしなみとして重んじられていました。
日本水泳連盟・日本泳法委員の土屋守史さんは、日本泳法・神伝流を現代に伝えている指導者の一人です。
土屋さん
日本泳法は、基本的には足を使って体を支える泳ぎ方です。足を使うことによって、手が自由になります。
しかし、田畑たちはアントワープオリンピックでの大敗を機に、世界の主流だった“手で水をかく”クロールの習得にかじを切ります。
土屋さん
日本の泳法は、しっかり水を後ろに蹴ります。前方の足で水を踏み、後方の足で水を蹴るので、(クロールの)手の推進と合わせて非常に速い技術が生まれたのではないかと想像しますね。
日本古来の強みと新泳法「クロール」を手にし、日米対抗戦に挑みます。