今から100年ほど前、女性アスリートの競技は、ダイビングやテニス、体操など、ごく一部に限られていました。近代オリンピックの設立者であるピエール・ド・クーベルタンでさえ、「大衆の面前で女性の競技を見せることは品位を下げる」と述べ、アントワープ大会での女性の参加はわずかでした。
オリンピックに4度出場している澤 穂希さんは、世間の関心が低かった女子サッカーを2011年のワールドカップ優勝で人気スポーツに押し上げました。
澤さん
少年団のチームに入るとき、最初は女の子だからと一回断られたんです。でも、母が「女の子だからダメというのはおかしい。だったら、新しい歴史を作ってください」と言って。「お前、女のくせに」などと言われたこともあります。でも、逆に火がついて絶対負けたくないと思ったので、それが自分の力にはなったと思います。