いだてん

いだてん紀行

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2019年3月31日放送

ラザロ

近代オリンピックにおいて、初の犠牲者となってしまったフランシスコ・ラザロ。リスボンでは彼をしのぶマラソンが毎年開かれ、多くのランナーが参加します。
ロリンダ・レイタオさんは、遠い親戚にあたるラザロの人生を調べてきました。
オリンピックが開催されたころ、ポルトガルは長く続いた王制から共和制になったばかり。ラザロの家庭はとても貧しく、大工として働いていました。
ロリンダさん
それまでスポーツは、お金持ちしか参加できなかったもの。彼は新生ポルトガルの期待の星でした。
当時の記録映像では、折り返し地点で水をがぶ飲みするラザロが確認できます。その後、30キロメートル地点で倒れ、帰らぬ人となりました。
ラザロのお墓に通い続ける親戚のカーロス・ジョダオさん。
カーロスさん
ラザロは、「僕は勝つか、死ぬか」と言いました。彼は亡くなりましたが勝利者です。人々の心の中で生きているのです。
ラザロの悲劇は、その後のスポーツ界の教訓となりました。

演出 山崎エマ/西口友人プロデュース 橋本佳子

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