「上司が部下の女性に言い寄る行為は禁止すべきか、認めるべきか」。AbemaTV『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』(11日放送)で、米ハリウッドから始まった、セクハラ被害を積極的に発信し、無くしていこうという取組「#MeToo運動」を念頭に、タレントたちによる討論が行われた。
「仕事を効率よくするために煩わしいことはやめてもらった方がいいんじゃないかな」と話す女優の有森也実は「禁止すべき」と主張。MCの千原ジュニアに「仕事関係者から口説かれたりしたことはなかったんですか?」と問われると「それはあります。好意を持っていればいいけど、特に好意を持っていないという場合は…。ただお仕事と関係していますから、うまくかわしていかなければいけないですよね」と返していた。
同じく「禁止すべき」と主張したのがエッセイストの犬山紙子。「権力がある人に言い寄られた時に、"これを断ったら私の大好きな仕事が出来なくなるかもしれない"ってプレッシャーは本当にすごくて。それで悩んでいるたくさんの女性がいたからこういう運動が生まれたと思うんですよね。なので絶対禁止というよりは権力を自覚して、本当に好きならば"断ってくれても絶対に仕事に影響しないよ"と言ってくれなきゃダメなのかなって思います」と指摘した。
そんな中、「認めるべき」としたのが俳優のいしだ壱成。MCの千原ジュニアに「今の彼女は舞台で知り合われたんですよね?」と尋ねられ「舞台を会社とすると、私は上司にあたるわけで。そこで言い寄る行為が禁止ということになってしまうと、恋愛もできないなと。あんまりなんでもかんでも禁止にしてしまうというのは、風通しが悪いなという気もします」と述べた。(AbemaTV/『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』より)