中国に端を発した新型コロナウイルスによる肺炎患者が拡大している中、中日がキャンプ中の感染症対策を強化する。球場の選手控室などに除菌効果のあるオゾン脱臭機を設置。選手にはスポンジ製のマスクも配り、外出時の着用を徹底する。
酸素を電気分解してつくるオゾンは強い除菌力があり、自然に分解されて酸素に戻るため安全性も確保できる。球団は三友商事(大阪市中央区)から提供された脱臭機を控室や食堂、トレーニング室に設置。マスクは31日にも選手に配布する。
三木トレーニングコーチは「基本的な手洗い、うがいをきっちりするのと、人混みに自ら望んで行かないことの方が大事」と前置きしつつ、「脱臭機はインフルエンザ対策にもなる。稼働していたら安心感はある」と説明した。