いだてん

いだてん紀行

9

2019年3月3日放送

大森夫妻

日本初のオリンピック監督としてストックホルムに向かった大森兵蔵と妻・安仁子。兵蔵はアメリカで体育を学び、バレーボールとバスケットボールを日本に紹介した人物。安仁子は名門育ちの画家でした。
二人の出会いは1906年。アニーの世話をするハウスボーイに応募したのは、当時学生だった兵蔵ただ一人。慣れない仕事に取り組む兵蔵。アニーはキリストに似た容姿を持つ兵蔵が気になりながらも、使用人である彼と食事を一緒にとることはできませんでした。
兵蔵も優雅なアニーが頭から離れなくなりますが、思いを告げることができず…。

イラスト:先斗ポン太
ある日、兵蔵は庭でツタウルシの毒に襲われ、高熱を出します。熱心に看病するアニー。二人の心が通じ合いました。そして1907年10月1日、結婚。このことは当時大変珍しがられ、現地で新聞記事になるほどでした。
国も、社会的立場も超えての大恋愛で結ばれた二人だったのです。

演出 山崎エマ/西口友人プロデュース 橋本佳子

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