番組情報
番組概要
時代に翻弄されサハリンと日本に引き裂かれた家族。祖国の地を踏み、肉親に会いたい…そんな帰りたくても帰れない日本人の存在を知ったひとりの男が立ち上がった
番組詳細
日本からもっとも近い“海外"サハリン。かつては樺太の名で呼ばれた日本の領土だった。1905年、日露戦争に勝利した日本が樺太の南半分を統治、国策として移住を奨励、最盛期には40万人の日本人が住んでいた。しかしその後、太平洋戦争が勃発。終戦直前、ソ連は日本と国交断絶、一方的に宣戦布告、実質的に樺太を支配するが、1988年にはサハリン出身者は再び故郷の地を踏むことができるようになった。 サハリン生まれの
小川よういちも久しぶりに故郷に戻ったひとりだった。小川が宿泊先のホテルに向かっていると「日本の方ですよね?」と突然、日本人女性に日本語で話しかけられた。戦後には日本政府が何年にも及ぶ引き揚げ事業を行い、もはやサハリンには日本人はいないはずだった。だが、街中でまた別の日本人に会った。彼女によるとなんとサハリンにはまだ300人以上の日本人が住んでいるのだという。疑問に思った小川は、野呂静江と名乗るその
日本人女性に引き揚げ事業の際になぜ日本に帰らなかったのか理由を尋ねた。 「帰りたくても帰れなかったのよ」「生き別れた息子に会いたい…」 野呂が語った話には時代によってサハリンと日本に引き裂かれた家族のたくさんの葛藤があった…。胸を痛めた小川は必ず息子さんに会えるようにようにします!と約束。しかし国との見解の食い違い、40年以上も離れ離れになり居場所もわからない肉親探し…問題解決は容易ではなかった。
【ストーリーテラー】 ビートたけし 【スタジオメンバー】 剛力彩芽 バナナマン(設楽統 日村勇紀)
【プロデューサー】 角井英之(イースト・エンタテインメント) 【演出】 藤村和憲(イースト・エンタテインメント) 山森正志(イースト・エンタテインメント) 三代川祐介(イースト・エンタテインメント) 【編成企画】 島本講太 【制作】 フジテレビ 【制作著作】 イースト・エンタテインメント