東京のランドマーク、凌雲閣を知っていますか?
東京のランドマークとして明治23年の浅草に建設された「凌雲閣」。別名「浅草十二階」です。当時の日本で最も高い建築物で、国内初の電動式エレベーターも設置され、さまざまな催し物が行われていました。「いだてん」の世界にももちろん登場。この周りには、華やかな芝居小屋や映画館が軒を連ね、色とりどりののぼりが風になびく風景は、まるで夢のよう。
それでは、凌雲閣を目指して通りを歩いてみましょう。
はじめまして、明治の浅草。カラフルでハイカラな街をぶらぶらと。
まずは映画館。グラデーションがきれいなのぼりに紅白の横断幕で、ひときわ目立っています。
店先にたたずむ、遊女たちの着物がカラフルですてき。
風になびくのぼりが街を彩ります。古本を参考にひとつひとつ、当時の文字を再現し、手書きでデザイン。
当時の文化人がたくさん訪れたであろう「寄席」。ドラマでは、重要な役割を担う場所です。
浅草と言ったらやっぱり雷おこし! 看板にも迫力が…!
パッケージの中には、きちんと雷おこしが入っています。
凌雲閣周辺は、お土産屋さんがたくさん。レトロな小物を見つけに行きましょう。
凌雲閣の絵が描いてあるうちわを発見。こちらも一枚一枚手作り。
当時のものを再現した絵葉書。色が鮮やかできれいです。自分の部屋にも飾りたい。
凌雲閣の上にあるアール・デコ調のBAR
凌雲閣の中にあるアール・デコ調の内装がすてきな“BAR ZYUNIKAI”。ドラマのカギを握る“天狗倶楽部”が集う場所です。らせん階段は実際に凌雲閣にあったものをモチーフにしています。
観葉植物の後ろに、芸者さんの写真が。今でいうアイドルのポスターです。
メニューを発見! ビール…オムレツ…どれも魅力的。
内装もドラマに出てくる登場人物を意識して作られています。
当時の浅草を感じる「いだてん」の舞台。そのデザインを担当している美術統括の山田 崇臣デザイナーに話を聞いてみたところ、「ドラマを通して、いろんな時代の“東京”を知ってもらえると思います。明治後期から大正時代の日本は欧米の模倣から入り、日本のオリジナリティーが加わっていく過程がおもしろいんです。文化としても華やかでやんちゃな時代なので、その躍動感を感じてほしいです」と語ってくれました。
「いだてん」には、明治、大正、昭和とさまざまな時代の東京が登場します。それぞれの時代の空気を週末の夜に感じてみませんか?
1月6日、いよいよ開幕です。