世界中の都市を線描にするツール
ソフトウェア開発者のAndrei Kashchaが公開

Googleマップなど、インターネットで公開されているマップはたくさんある。いずれも正確で便利だが、一般的なマップであるという点ではどれもそれほど違いはないだろう。

こうしたマップでもっと楽しみたいという人のためのツールをソフトウェア開発者のAndrei Kashchaが公開した。

彼のマップの特徴は、通りをすべて線で描いていること。都市の名前を入力すれば、OpenStreetMapのデータから世界中の都市が線描のマップとして現れるのだ。

それだけでなく、出てきたマップはカスタマイズも可能。最初に登場するのはベージュの背景にブラックの線で絵が描かれたもので、都市名もブラックで書かれている。これらをいずれも拡大したり、好きな色に変えられるのだ。

こうしてできあがった自分だけのマップは、PNGイメージに変換もできるし、さらにはZazzleでマグカップやクッション、タンクトップなどにもプリントしてくれる。自分だけのオリジナルマップを作ってみよう。End

ウィキメディア財団がスノヘッタと共同で
新しいビジュアル・アイデンティティを作成へ

「ウィキペディア」を運営する非営利団体 ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)は、ノルウェーの建築設計事務所 スノヘッタ(Snøhetta)と共同で、新しいビジュアル・アイデンティティを作成すると発表した。

「知識を解放する」という同財団の国際的なコミットメントをサポートするブランド・アイデンティティを構築することが目標だ。そのプロセスは、ブランディングの特設サイトにて公開される。

実際、「ウィキペディア」は知っていても、「ウィキメディア」について知る人は少ないかもしれない。そこで同財団では、誰もが知る「ウィキペディア」の名称を中心に据えることで、組織やプロジェクト、目的を「身近な距離で」人々に語り、誰でも知識にアクセスできる運動をさらに進めていきたいとしている。

また、スノヘッタはこれまで、ノルウェーの新紙幣デザインや国立公園のヴィジュアル・アイデンティティを手がけ、知識という点ではエジプトのアレクサンドリア図書館の設計に携わった経験もあり、今回のリブランディングを共同で手がけることになった。

まず、2020年前半を通じてデザインプロセスを進めるそうで、スノヘッタが直接ないしオンラインで同財団のメンバーと協議し、知見を集めてコンセプトを構築。図案や提案は随時特設サイトにアップされるそうで、2020年後半には新しいアイデンティティが登場する見通しだ。End

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