アップル・レコード代表「通説を覆すザ・ビートルズの映画を作った」
1年前発表された、ピーター・ジャクソンが監督するザ・ビートルズの新しい映画が、週末アメリカで開催されたUniversal Musicの定例のショウケースで数分間プレビューされたという。
◆ザ・ビートルズ画像
『Variety』によると、ザ・ビートルズが60年代に設立したApple Recordsの代表ジェフ・ジョーンズは「我々は“Let It Be”セッションはザ・ビートルズにとどめを刺したという通説を覆すであろう新しい映画を作った」と話したという。
「ヴィジュアル的にも気持ちの上でも、より明るい。ザ・ビートルズがジョークを飛ばしたり、お互いをからかったり、ふざけたアクセントで歌ったりする場面がいっぱいある。それに、アルバム『Abbey Road』の曲をリハーサルしているシーンも収録される。ザ・ビートルズのファンはこの映画に冷静ではいられないだろう」
Apple Corps Ltd.とWingNut Films Ltd.はちょうど1年前、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるピーター・ジャクソンを監督に、ザ・ビートルズの新しい映画を制作すると発表。ジャクソン監督には、1969年1月、スタジオにいるザ・ビートルズを捉えた約55時間の未発表映像と140時間の音源が提供された。この時期、メンバーの間には緊張感があったと言われるが、映像を見た監督は、「現実は伝説とはとても違うことを発見した。確かに感情的になっている瞬間もあった。でも、長い間連想されていた不和ではない。ジョン、ポール、ジョージ、リンゴが一緒になって、ゼロからあの名作を生み出していくのを見るのは魅力的というだけでなく、面白くて高揚感があり、驚くほど親密だ」と、コメントしていた。
映画のタイトル、公開日等の詳細はまだ明かされていない。
Ako Suzuki
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