【阪神】大砲候補のボーア「盗塁するかもしれない」サンズ「ショート守る」入団会見一問一答

入団会見に臨んだ新助っ人のボーアとサンズ(右)。左は谷本球団本部長
入団会見に臨んだ新助っ人のボーアとサンズ(右)。左は谷本球団本部長

 阪神の新外国人、ジャスティン・ボーア内野手(31)=エンゼルス=、ジェリー・サンズ外野手(32)=韓国キウム=が29日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

 ボーアは17年に25本塁打を放つなど、メジャー通算92発の4番候補。サンズは昨季、韓国で打点王を獲得した勝負強い打撃が持ち味だ。以下は一問一答。

 ―共通の質問。今の心境は

 ボーア(以下ボ)「興奮しています。ここ2年ぶらいタイガースの方で野球ができる話を頂いていた。いつかやりたいと思っていた。それがかなった。興奮しています」

 サンズ(以下サ)「私自身もすごく興奮している。このような機会を与えてもらって感謝。韓国での経験を生かして何とかチームに貢献できるように頑張りたい」

 ―阪神、甲子園のイメージは

 サ「最初にこの話を頂いた時に非常に興奮した。昨年、タイガースでプレーしたジョンソンとチームメートだったことがあるので、連絡を取ってたくさんのことを聞いた。チーム、球場、観客素晴らしい環境が整っていると。すごく楽しみにしている」

 ボ「この話を頂いた時に自分なりに調べたよ。毎年、CS争いをしているいいチーム。歴史あるし、ファンも多大な声援を送ってくれると聞いた。サンズと一緒にチームに貢献したい」

 ―日本の印象は

 ボ「2017年に一度、訪れたことがある。色々見て、本当に素晴らしい国だと思った。また戻って来られて幸せな気持ちでいっぱいだ」

 サ「それほどよく分かってないけど、少しの期間は来たことがある。きれいな国だというのはボーアとも話している。海もきれい、景色もスマートホンで見ている。うれしく思う」

(そろって水をごくり。ボーアがにっこり)

 ―プレーの特長を

 ボ「パワー、長打力が自分の強みだと思っている。本塁打もそうだけど、外野の間を抜くような長打力が自分の魅力の一つだと思っている。盗塁はあまりしないかもしれないが、もしかしたらするかもしれないよ。守備もできると自分では思っている」

 サ「同じ部分じゃないですけど、パワーが強みだと思っている。外野の間を抜く長打力が魅力だと思っている。我々も足が速い、スピードがあるわけではないけど、それをカバーする一歩目、ポジショニングの能力は持っていると自負している」

ーボーア選手、イチロー選手、大谷選手から日本野球について聞いたか

 ボ「それほど2人から日本野球について聞いていない。ただ2人の通訳とは話をして、質問などがあれば何でも言ってくれと言ってくれています」

 ―ボーア選手は中軸候補として期待されている

 ボ「光栄に思うよ。皆さんの期待に応えられるように頑張るだけ。バットで貢献するために来ていると思っている。みなさんの高い期待に応えられるように頑張るよ」

 ―サンズ選手はジョンソン投手からどんなことを聞いた

 サ「ジョンソンとは最近は連絡取っていないが、阪神については彼の方にどんなチームか、大体の大まかな話はしてもらった。素晴らしいチーム、こんな選手がいるよという話はしてもらった」

 ―どのポジションで勝負したい

 サ「ショートストップ(遊撃手)だ(笑)。言われればどこでも守る。外野なら両翼守れるし、内野なら一塁を守ることができる。言われたところを守るよ」

 ―今後の意気込みを

 サ「チームにしっかり溶け込めるように早くチームになじめるように、自分自身のコンディションを上げていきたい。いいパフォーマンスができるようにしたいが、まずはケガなく過ごせるように臨みたい」

 ボ「ちょっとサンズのコメントに載っかりますが、同じように早くチームに溶け込みたい。『ニホンゴガスコシワカリマス』。自分でできる限り言語も勉強している。もっともっと学んでチームをよく知って溶け込みたい。強いチームは選手同士がコミュニケーション取れて、いい関係を築いている。チームが一つになれるように頑張りたい」

 ―ファンに向けて、日本語も交えて

 ボ「オオキニ! イイオテンキデスネ! 2つぐらいですけど、ファンの方へのメッセージとしては勝てる野球を皆さんに楽しんでもらいたい。勝利に貢献できるように。ファンの熱狂ぶりは聞いているし、楽しみにしている。しっかりプレーできるように頑張っていきたい」

 サ「コンニチハ! 今のところこれぐらいしか知らない。歴史ある素晴らしいチーム、ファンがサポートしてくれている。強いチーム、勝てるチームに値すると思っている。それに貢献できるように頑張るので、ご声援をよろしくお願いします」

 ◇ジャスティン・ボーア(Justin Bour)1988年5月28日、米ワシントンDC生まれ。31歳。09年ドラフト25巡目でカブス入団。14年にマーリンズでメジャーデビュー。15年からイチローとプレーし、17年に自己最多の25本塁打をマーク。18年途中からフィリーズ、今季はエンゼルスで大谷の同僚となり52試合で打率1割7分2厘、8本塁打、26打点。メジャー通算は559試合、92本塁打、打率2割5分3厘。193センチ、122キロ。右投左打。

 ◇ジェリー・サンズ(Jerry Sands)1987年9月28日、米国生まれ。32歳。08年のドラフト25巡目(全体757位)でドジャース入団。11年にメジャーデビューし、61試合に出場。レイズ、インディアンス、Wソックス、独立リーグを経て、昨季途中に韓国ネクセン(現キウム)入り。193センチ、100キロ。右投右打。

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