アメリカでインフルエンザ感染が拡大 入院患者は140,000人、死者は8,200人以上

2020年1月24日(金)

アメリカでのインフルエンザ感染の1月18日付けの状況を疾病管理予防センター(CDC)が発表しています。それによると、2019-2020年シーズンのインフルエンザ感染者は1500万人以上、入院患者は140,000人、死者は8,200人以上と推定されています。これには子ども27人が含まれています。

インフルエンザ感染

検査で感染が確認されたインフルエンザによる入院を報告する FluSurv-NET によると、2019年10月1日から2020年1月18日の間に確認された入院率は人口10万人あたり24.1人となっています。最も入院率が高いのは65歳以上で、次に0~4歳の子ども、そして50~64歳、18~49歳、5-17歳でした。

【7,013人の入院患者の内訳】
4,056人(51.5%) インフルエンザA
2,914人(41.6%) インフルエンザB
22人(0.3%) インフルエンザAとBの両方
21人(0.3%) ウイルス型未確認

昨年10月1日以降のシーズンにアメリカでインフルエンザ感染によって死亡した子どもは現在のところ54人です。

ワシントン州保健局の1月18日の発表によると、インフルエンザ感染によるワシントン州での死亡者数は子ども4人を含む38人にのぼっています。

【ワシントン州での死亡者の年齢別人数】
5歳未満 2人
5~17歳 2人
18~29歳 1人
30~49歳 2人
  50~64歳 14人
65歳以上 17人 

インフルエンザのウイルスは主に空気感染で広がります。感染している人が咳やくしゃみをしたりするとウイルスが飛散し、周囲にいる人はウイルスが含まれた空気を吸うことで感染します。感染予防には、次の3つが推奨されています。

・手を頻繁に洗う
・咳をする際は口をおおう
・病気のときは外出を控える

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