越後交通栃尾線の模型化覚書

 

 

S44~、車両の変遷に付いて(客車は除く)

 

 

S44(1969)

S45(1970)

S46(1971)

S47(1972)

S48(1973)

部分廃止~S50(1975)

モハ200

サハ306:西武色

予備

モハ205

茶:AMM

西武色

 

モハ207

AMM:雨樋

西武色

 

モハ209

西武色

パンタ変更

廃車、後に解体

モハ210

クハ112、西武色

 

モハ211

西武色

廃車、後に解体

モハ212

茶:AMM

西武色:雨樋

 

モハ213

廃車、後に解体

モハ214

西武色:雨樋

廃車、後に解体

モハ215

茶:AMM

西武色かも?

西武色

最晩年パンタ撤去Tc化

モハ216

?:AMM

西武色

 

モハ217

茶:AMM

西武色

 

クハ102・3

西武色

 

クハ104

西武色

 

クハ111

西武色

予備

サハ301

西武色

 

サハ302

西武色

 

サハ303

西武色

 

サハ305

ホハ26

ホハ26

西武色?

ホハ50

予備(休)?

 

    AMM:栃尾線の総括制御車両で使用していた制動装置らしい。外観ではブレーキホースが付くので直ぐに判る。表ではクリーム色で示した

    モハ215がクハ化されたのは1974年頃と思われる。

    モハ209やモハ213・214には妻面に貫通ブレーキホースは見当たらないが、制御機器用の丸型ジャンパー栓受は付いている(モハ209はS45以降)。角型ジャンパー栓(たぶん電源引き通し)とは違う。

 

 

資料は『私鉄車両めぐり特選』鉄道図書刊行会、『レイル45号』の等々の孫引き

 

(元草軽モハ100)サハ300の形態分類

 

 

通風器

縦樋

車高

屋根水切り

客扉中桟

貫通路

備考

301

あり

なし

高い

なし

あり

あり

 

302

なし

あり

低い

なし

なし

あり

 

303

なし

なし

低い

あり

なし

あり

 

306

あり

あり

高い

なし

あり

なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保存されていたサハ306(解体済)の床下

 


 

ホハ1・2・5~8形態分類の覚書(S39以降)

(扉が付いたのはS41頃らしい?)

 

 

側腰板

妻面

備考

ホハ1

(鉄?)

1段

2・3等のホハ1・2は窓が4+6 

ホハ2

中桟つき

ホハ5

ホハ5・6は窓が11連続

ホハ6

(木?)

ホハ7

(木?)

ホハ7.8は窓が3+5+3で車高が高い(=台枠が見えている)

ホハ8

1段

 

 

 

 


 

<編成例>市販資料より判別できたものだけ(固定編成は晩年を除きほぼ無い)

 

 

悠久山・長岡←    →上見附・栃尾(但:上見附~栃尾は逆編成)

S44

102-216-302-103 (総括制御編成)

212-301-215-111 (総括制御編成)

104-303-205-103  (総括制御編成)

217-10-1-2

『私鉄車両めぐり特撰』より

216-6-22-ニフ22

『軽便探訪』より

104-303-205-111 (総括制御編成)

ニフ21-13-24-207

ニフ?-10-211

214-27-210

215-103-303-216or217 (総括制御編成)

『レイル45』より

 

S45

 

207-1-10-ニフ17

『軽便探訪』より

104-212-301-215

216-303-112

217-305-111

『昭和40年代の鉄道風景』より

104-217-301-111 (総括制御編成)

216-303-112   (総括制御編成)

102-205-302-103 (総括制御編成)

213-20-207

200-22-?-ニフ

215-26-25-10

?-13-25-209

10-ニフ-200

213-?-211

215-?-?-?

一部推定、?は1~8

ビデオ「栃尾電鉄」(ナロー通販)より

 

S46

102-205-302-103 (総括制御編成)

211-ニフ17-22-24

『軽便探訪』より

 

S47

 

112-217-111   (総括制御編成)

212-302-306-215 (総括制御編成)

102-303-103-216 (総括制御編成)

104-301-205   (総括制御編成)

211-50-214

209-24-207-ニフ?

『鉄道ファン』148号より

25-22-209

213-24-214

207-50-306-215 (総括制御編成)

『レイル45』より

 

S48

部分廃止前

 

112-111-217(さよなら編成:総括制御)

207-22-209

212-302-306-215 (総括制御編成)

211-50-214

102-303-103-216 (総括制御編成)

213(留置)

『世界の鉄道74』より

209-ニフ17-213-24

『とれいん』6号

参考

 

S48/49/50

全て

総括制御

 

104-102-302-217(お別れ列車)

『鉄道ファン』1975-10(№174)

 

なお『鉄道ファン』1975-10(№174)の記事に拠れば、1975年4月1日の全線廃止の後に、下長岡車庫に集められ留置された車両は以下の通りです(ただし最終日まで全車両の車籍が残っていたのか?運用に入っていたのか?は不明)。

207-205-215-212-ED51-50-トフ1-トフ-ト9-ロ2

301-111-306-103-112-303-216-217-302-102-104

 

これら下長岡に留置(放置?)された車両の詳細写真を、故:HNねこがすき氏がWebサイト鉄道のある風景にUPなさっておりましたが、残念ながらサイトは氏と共に消滅してしまいました。故人のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

以下Web参考資料(敬称略 消えてしまったサイトもあります)

 

~~~1975-3-31をもって全線(長岡~上見附)廃止~~~

 

鉄道のある風景 1975(廃止後)

 

フォトギャラリー1975-3

 

鉄ライダーの鉄道写真館 1975

 

ボンネット特急の世界 1974-10

 

鉄道の記録 1974

 

時計仕掛けの昭和館(動画)1974

 

アンクルフック 1973-8

 

デンチュウの鉄道ページ 1973-5

 

~~~~1973-4/15をもって、悠久山~長岡、上見附~栃尾、廃止~~~~

 

津島軽便堂 1971・1972

 

安良町交通博物館 1973-4/15

 

高波穂 1972or73

 

旧型貨車保存図鑑 1972

 

ぽこぺん、1972-3/27

 

浜頓別軌道、(たぶん1972年頃)

 

東高円寺 1971-8

 

思鉄探検団1号車 1971-5

 

THE電車 1970-8

 

Hiro 1969

 

地方私鉄~1960年代の回想~ 1964他

 

時計仕掛けの昭和館(動画あり) 1966

 

私の撮った鉄道写真 1963

 

 

なお、栃尾電鉄時代は

撮って回った日本と欧米 1961

は~さんの鉄道・旅・よしなし草 1960

 

誌面・VTR、参考資料

軽便追想(1964) レイル45(1963・1969・1973) 私鉄めぐり10分冊(1969) 軽便探訪(1971) RF148(1973) 消えた轍3(1973) ナロー通販ビデオ(1970) 世界の鉄道74(1973) 私が見た特殊狭軌鉄道第3集