津軽鉄道 1984313

 

 

 

今も健在な津軽鉄道へ初めて足を向けたのが1984313日でした。このたびご紹介する写真は、友人と東北地方廃止予定線めぐりの途中に寄ったスナップでして、単に五所川原から津軽中里を往復したに過ぎません。理由は簡単です。ストーブ列車に乗りたかった、それだけです。

 

1984年(昭和59年)2月末を境にして国鉄貨物の小口取り扱いが廃止になった影響で。津軽鉄道でも貨物扱いは廃止になったとばかり思っていましたが、津軽中里からの帰りの列車と途中駅で交換した列車に混合列車でした。或いは寝不足の眼で幻を見たのかもしれません(笑)。でもフト目が覚めて窓越しに交換列車を見た時に、DLの牽く客車列車だったので大変驚いた記憶が今でも残っています。なぜその列車を追いかけなかったのか?は簡単な事です。何しろ目的は撮り鉄では無く“乗り鉄”でしたから、うわぁ残念と思っただけで終わってしまいました(苦笑)。

 

当日のスケジュールは、五所川原発の朝のストーブ列車に乗車して津軽中里へ。津軽中里発車のストーブ列車を構内脇の踏み切りで撮影した後、次の列車(元キハ11)で五所川原へ戻り、すぐに五能線へ乗り換えて弘前へ戻って同和鉱業小坂へ向かいました。慌しいと言ってしまえばそれまでです。

 

 

 

ここまで津軽中里

 

 

ナハフ1201

五所川原にて

 

この時点で、津軽鉄道オリジナルのキハ24000は全車健在だった筈ながら撮ったのは左の1枚だけ、しかも車体が切れて写っています。21世紀になった今だからこそ懐かしさが湧いてきますが、あの当時はオハ31が残っていればと、当たり前の今を記録する気持ちはほぼありませんでした。まぁおしなべてそんなものです。

20171125日 記

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