稲田博一
この夏に開催される東京オリンピックで女子柔道への出場を目指し、アフリカのマダガスカルから国際武道大学(千葉県勝浦市)に留学している2人の選手がいる。ともに2018年の同国内1位で、猛稽古に励む。柔道部部長の石井兼輔教授(59)は「2人とも来日してから強くなった」と話し、活躍を期待している。
63キロ級のノメンジャナ・ハリィ・ダミエラ選手(22)=愛称ダミエラ=と、52キロ級のチオリニリィナ・エラナ・テッシャ・モング選手(20)=愛称テシア。大学を休んで、18年春に日本にやってきた。
2人は市中心部に近い高台にあるキャンパスの柔道場で、男子約100人、女子約20人の柔道部員とともに練習を続けている。部の練習は朝1時間と夕方2時間半だが、それ以外にも個人で取り組む。
ダミエラ選手は姉の影響で04…
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