https://president.jp/articles/-/32168
この「日本のクラシックはオタクに殺される」というタイトルは
すごく刺激的なものですが、読み連ねていくと、
現代の音楽評論がきわめてマニアックな切り口からの
文章から成立しており、初心者やこれからクラシックに関心をもつ層(若年層)が
門前払いをくらいかねないほど、むやみに難解である、ということが
嘆かれています。
オタクではない、現実感覚もちゃと備わっている人のために、
クラシックが役立てるようになればいいのでは、ということが
まとめられています。
私は、といえば、何もクラシックのことがわからず、
パーヴォにいざなわれるようにして、この道に入ったわけですが、
大友さんのおっしゃるような、いわゆる「クラヲタ」と呼ばれる人たちの
批判や中傷も受けて、いっときは「クラシック界は腐ってる!」と
憤りを覚えたこともありました。
しかし、それはごく一部の暴徒化したマニアたちであって、
真にクラシックを愛好するひとたちは、みな紳士で、穏やかで
冷静な方々なのだ、ということを、実際のコンサート会場に行って
知ることができました。
また一昨年、ベルリンやルクセンブルク、エストニアに行ってみて、
ほんとに知的教養の深いひとたちが、男女問わず、
クラシック音楽を愛しているのだ、
ということを知って、凄くうれしかったですし、日本のクラシック界も
早くここまで熟成してほしいものだと思った次第です。
そういう意味では、大友さんの投げた一石は、大きい意味をもつでしょうね。
しばし黙考する私自身でした。