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ゴーン被告不法出国事件、弘中弁護士事務所を家宅捜索

　レバノンに逃亡した日産・前会長カルロス・ゴーン被告の弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士の東京都内の事務所に、東京地検が家宅捜索に乗り出しました。

　家宅捜索を受けているのは、千代田区にある弘中弁護士の事務所です。東京地検はカルロス・ゴーン被告について、不法に出国した出入国管理法違反の疑いで捜査を進めていて、捜索はその関係先として行われています。

　東京地検は今月８日にもゴーン被告が保釈中に使っていたパソコンの差し押さえのために弘中事務所に訪れましたが、弘中弁護士らは依頼者の秘密を守るため法律で定められた権利を行使し、差し押えは行われませんでした。

　東京地検は２９日の捜索で関係する資料などを押収し、ゴーン被告の逃亡の経緯について捜査を進めるものとみられます。