ゲーミングPCが進化したおかげで「ゲーミングモニター」を使いやすい環境になってきた。しかし、いざゲーミングモニターを選ぼうと思うと意外と難しいことに気づく。
本記事ではゲーミングモニターのメリットや弱点といった基本から選び方、そしておすすめなモニターまで。初心者向けに詳しく解説します。
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- 記事公開:2017/09/15
- 最終更新:2019/02/22
そもそも「ゲーミングモニター」って?
240Hz対応のゲーミングモニター「BenQ XL2546」
ゲーミングモニターとは、その名前の通り「ゲームプレイに特化した機能や仕様をそなえる」高性能なモニターのことです。最大の違いはなんと言っても「リフレッシュレート」の高さにある。
まず「リフレッシュレート」が高い
リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に表示できる映像の回数だと思ってください。60 Hz(ヘルツ)なら、1秒間に60回映像を表示できます。
- 60 Hz:1秒間に60 回表示可能
- 144 Hz:1秒間に144 回表示可能
- 240 Hz:1秒間に240 回表示可能
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすい。例えば、1秒に6回ずつめくるパラパラ漫画と、1秒に24回もめくるパラパラ漫画があったら、より滑らかに見えるのは「24回」の方ですよね。
それと全く同じ理屈で、モニターのリフレッシュレートが高ければ高いほど、それだけ人間の目で見て「お~、滑らかでヌルヌルした映像だぞ。」とスムーズな映像を表示できるようになります。
フレームレートはグラフィックボードが1秒間に処理している映像の枚数で、リフレッシュレートはモニターが実際に表示できる映像の枚数です。だから両者は似ているようで、全く違う。
グラボに「RTX 2060」を使っていて、平均100 fps出ているとする。しかし、使っているモニターが60 Hzだったら、実際に表示されている映像は100 fpsではなく60 fpsになってしまいます。
そして「入力遅延」も速い傾向
「入力遅延」はモニターのスペック表にすら掲載されないことが多いが、実際に存在します。ザックリ言うと、グラボが映像を作り、それを「実際に表示するのに掛かる時間」のことです。
ゲーミングモニターは当然ゲームで有利になるためのモニターですから、入力遅延が遅いのでは話にならない。だからほとんどのゲーミングモニターは、16 ms※を下回る入力遅延が多い。
参考までに入力遅延は32 ms以上になると、FPSやTPSに慣れているゲーマーなら「微妙に遅れてるぞ…」と体感できる。48 ms以上になれば一般人でも「自分の操作と画面ズレてないか?」と気付く。
- 16 ms:ゲームには十分な入力遅延
- 32 ms:ゲームに慣れていれば体感できるレベル
- 48 ms:かなり深刻だが、ここまで酷いモニターはめったにない
入力遅延がゲームの操作性に与える影響はかなり大きいため、可能な限りダイレクトな操作感を求めているなら、入力遅延が少なくとも16 msを下回るゲーミングモニターは価値が大きいです。
※ms = ミリ秒のこと。ミリ秒は1000分の1秒です。
「応答速度」も非常に速い
応答速度が速いほど「残像が少ない」です。
ゲーミングモニターは「応答速度」が非常に速い。それぞれ応答速度が違うモニターで、同じ映像をカメラで撮影してみると違いは一目瞭然です。
応答速度が速いモニターであればあるほど、映像の「残像(Ghosting)」を少なくできる。そして残像が少ないほど、人間の目で見て「キレがあって明瞭な映像」に見えやすくなります。
なお、ゲーミングモニターのスペック表には「G2G応答速度」がよく掲載されている傾向です。G2GとはGray To Grayの略で、あるグレーから別のグレーに切り替わるのに掛かる時間のこと。
基本的にリフレッシュレートよりも速いモニターが多いです。144 Hzのゲーミングモニターなら、応答速度は4 ms(G2G)のモニターが多い。240 Hzになると1 msのモニターすらあります。
リフレッシュレート | 更新速度 | 必要な応答速度 | 推奨 |
---|---|---|---|
60Hz | 16.67ミリ秒 | 最低でも17ミリ秒以下 | 16ミリ秒 |
144Hz | 6.94ミリ秒 | 最低でも7ミリ秒以下 | 6ミリ秒 |
160Hz | 6.25ミリ秒 | 最低でも6.3ミリ秒以下 | 6ミリ秒 |
240Hz | 4.17ミリ秒 | 最低でも4.2ミリ秒以下 | 4ミリ秒 |
目安を表にまとめました。大抵のゲーミングモニターはリフレッシュレートよりも応答速度が速いので、気になるレベルの残像が発生することは少ない。
ゲーミングモニターの「メリットと強み」
まとめると、ゲーミングモニター最大のメリットは「とにかく明瞭でスムーズ、圧倒的になめらかな映像」を表示できることに尽きる。
こちらに60 Hzと144 Hzと240 Hzを比較した動画を作りました。見ての通り、リフレッシュレートが高いモニターは本当に驚くほどなめらかな映像を出力してくれるので、没入感もスゴイ。
一度経験してしまうと、普通の60 Hzモニターでは遅く感じてしまって戻れないレベルです。
リフレッシュレートや応答速度の速さだけでなく、ゲーミングモニターにはメーカーが実装した「ゲーマー向け機能」も存在するので、ゲームプレイをもっと有利にすることも可能です。
- なめらかな映像を出力できる
- 残像の少ないキレの効いた映像
- ゲーマー向け機能を搭載するモノもある
高性能で、機能性も抜群。特にFPSやTPSなど競技性が求められるゲームをプレイするなら、ゲーミングモニターがもたらす優位性はとてつもなく大きい。
ゲーミングモニターの「弱点」
意外と見落としがちですが、ゲーミングモニターの弱点は「高性能なゲーミングPCが必要」ということ。
ゲーミングモニターは確かにスムーズな映像を表示できるけど、パソコンの性能が悪くてロクなフレームレートを出せない状態だと、表示される映像も当然そのままになってしまう。
せっかく144 Hz対応のモニターを用意しても…
- グラボが平均160 fps出せる:モニターに144 fpsの映像が出る
- グラボが75 fpsしか出せない:モニターには75 fpsの映像が出る
ゲーミングモニターを用意する前に、使っているパソコンに十分な性能があるかどうかをチェックしておきましょう。
ゲーミングモニターの選び方【基本ガイド】
ゲーミングモニターを正しく選ぶには、スペックを読むための知識が必要です。
知識がなければ、どのモニターが自分にとってベストなゲーミングモニターなのか。選ぶのは難しくなります。なのでこれからゲーミングモニターの基本的な知識を解説していく。
パネルは「TN」「IPS」「VA」の3種類
モニターのパネルは2019年時点で、以下の3種類あります。
- TN(Twisted Nematic)
- IPS(In-Plane Switching)
- VA(Vertical Alignment)
それぞれ一長一短あって、自分の想定している用途や好みに合わせてパネルを選び分けていく。では、パネルごとの強みと弱みを簡単に紹介します。
1. TN(Twisted Nematic)パネル
日本語に訳すと「ねじれネマティック液晶」というパネルです。もっとも主流になっているパネル仕様で、普通の価格帯のゲーミングモニターはだいたいTNパネルを採用しています。
- 安い
- 応答速度が速い
- リフレッシュレートが高い(240 Hzまで)
TNパネルが人気な理由は何と言っても「低コスト」で製造できること。次にIPSやVAパネルと比較して、高いリフレッシュレート(最大240 Hz)と速い応答速度を実現しやすいこと。
つまり安くて速いモニターを作りやすい。だから2~5万円のゲーミングモニターは、そのほとんどがTNパネル採用です。
TNパネルは視野角が狭い
- 色再現性能は劣りやすい
- 視野角が狭い
一方で、クリエイター用途には向かない。ただし、基本的にゲームは画面に向かってプレイする前提ですし、色も正しさより「見やすさ」が重視されるため大きな弱点ではない。
ゲームをする上では全く困らない。
TNパネルの大型モニターは端の視野角が心配
注意点は、画角が大きいTNパネルです。24~25インチくらいまでなら問題ないが、27インチを超えるTNパネルは端っこの方が白っぽく見えてしまう可能性があります。
安価に高性能なゲーミングモニターが欲しいなら「TN」は最高ですが、色も美しくて視野角も広いモニターを求めているなら「IPS」を検討しましょう。
2. IPS(In-Plane Switching)パネル
IPSパネルは、TNパネルによくある白っぽさや、視野角の狭さを改善したパネルです。他のパネルと比較して、安価にキレイな色彩を実現しているのが大きなメリット。
一方で弱点は、応答速度がやや遅いこと。そしてIPSパネルを採用するゲーミングモニターは、TNパネルと比較してやはり値段が高いのもデメリットです。
そしてTNパネルの解説でも言ったように、決して色の美しさが「対戦ゲームにおける優位性」に直結するわけではないので、よほどIPSにこだわりが無いなら選ぶ必要性は少ない。
3. VA(Vertical Alignment)パネル
VAパネルはとにかく「黒」がスゴイ
VAパネルは「ハッキリとした黒色」を表示できるパネルです。遮光性が非常に高いため、バックライトをしっかりと遮断して、IPSやTNとは比較にならないほど圧倒的な「黒」を表示する。
視野角もおおむねTNよりは優秀で、IPSには劣るレベル。弱点は応答速度を速くしづらいのと、色の美しさ(=色再現性能)そのものはIPSに劣ることが多い点ですね。
そして元も子もない話になりますが、黒がハッキリと出過ぎてゲームだと不利になりやすい。とにかく黒がキレイですが、黒すぎて画面全体が暗くなるため、ゲーマー的には微妙なパネルに。
画面が明るいRPGやレーシングゲームとの相性はOKで、FPSやTPSなど競技性を求められるゲームとの相性は今ひとつでした。特にDead by Daylightなど、暗いゲームだとツライです。
パネルについてもっと詳しく知りたい人は、こちらのガイド記事をどうぞ。
表面加工:グレアとノングレア
モニターの「表面加工」には2種類あります。光沢タイプの「グレア」と、非光沢タイプの「ノングレア」の2種類です。
これがグレアタイプのモニター。天井にある照明はクッキリと映り込み、画面が暗いシーンでは自分の顔や背後にいる人物まで映り込んでしまう。とにかく気が散りやすい。
でもデメリットだけでなく、グレアタイプにもメリットはある。
- 色がハッキリと表示されやすい
- 色の深みもグレアの方が優秀
ノングレアよりグレアの方が、出力される映像自体は美しい傾向です。色の正確さが求められるクリエイター職の人や、色がキレイな方が良いRPGゲーマーにとって選択肢になります。
ノングレア(非光沢)タイプのモニターは、照明はハッキリと映り込まないし、暗いシーンでも周辺のモノや人物が映り込みにくい。気が散りにくく、集中しやすい環境を保ってくれます。
特にゲーマーは、色の正確さにそれほどこだわる必要がないし、何よりもゲームプレイが長時間に及ぶので「疲れにくい」方が有利です。ゲーミングモニターを選ぶなら「ノングレア」をオススメする。
目に優しい「ブルーライト低減」機能
ブルーライトをカットすることで「目を疲れにくくする効果」をアピールするPC用メガネがあるように、モニター側にもブルーライト低減機能を搭載するタイプが増えてきた。
ブルーライト(青色光)は波長が400~490nmの光で、一般的に目を披露させる光として知られているが、以下に示すように医学的根拠は2017年時点では未だに不明瞭なのが実態です。
- すなわち415〜455nmの範囲の光に曝露することが、細胞生存率を低下させるのに最も有効であることを報告した。
- 約470〜480nmの発光ピークを有するLEDは、450nm未満の発光ピークを有するLEDよりも好ましいはずである。
- 青色光が眼に及ぼす影響を調べるために、低レベルの青色光に対する長期間の暴露の安全性に関する追加の研究が必要であると考えています。
Effects of blue light on the circadian system and eye physiology(米国国立医学図書館)より引用
少なくともブルーライトが網膜にダメージを与えやすいことは判明しているが、残念ながら現代社会で行われる「長時間の使用」が、どの程度健康にダメージを与えるのかは不明です。
なお、実際にブルーライト低減機能を使って、デジカメで撮影した映像がこちら。青色がカットされるため全体的に黄色っぽい映像になってしまい、映像の美しさが損なわれてしまう。
積極的にブルーライト低減機能のついたモニターを選ぶ必要性は少ないので、「たまたま搭載されていればラッキー。」くらいに思っておきましょう。
目に優しい「フリッカーフリー」機能
モニターは常に「フリッカー」と呼ばれるチラツキを放っていて、目を疲れさせる原因になると言われています。特にフリッカーを長い時間見続けると、眼精疲労の原因にもなるらしい。
黒い帯が「フリッカー」です。
そこで登場したのが「フリッカーフリー」技術。モニターから出てくるチラツキを、キレイに消してしまう機能です。実際に試してみると、驚くほどキレイにフリッカーが消えています。
連続して消えたり灯いたりを繰り返す蛍光灯を見ていると疲れるのと似た理由で、フリッカーも目に負担を掛ける。目が疲れやすいという人は、フリッカーフリー搭載モニターがおすすめ。
「エルゴノミクス」は意外と重要
エルゴノミクスは、モニターを物理的に調節できる機能のことをまとめて呼ぶ用語です。安いモニターには搭載されていないが、2万円後半のモニターではよく搭載されています。
モニターの性能そのものに影響しないものの、間接的にはすごく重宝するので、できればエルゴノミクスを搭載するゲーミングモニターを選ぶことを強くおすすめしたいです。
主なエルゴノミクス※クリックで拡大します | 説明 | |
---|---|---|
チルト上下の角度調整 | ゲーミングモニターにはぜひ欲しいおすすめ度:★★★★★ | |
リフトモニターの高さ調整 | ||
スイベル左右の角度調整 | ゲーム時は常に正面を向いているので必要性は低いおすすめ度:★★★ | |
ピボット左右の回転角度 | ゲーミングモニターに必要性はほぼ無しおすすめ度:★ | |
アイシールド集中力を高める効果アリ | あれば嬉しいけど少し上級者向けおすすめ度:★★★ |
特に「チルト」「リフト」の2つは、予算に余裕があるならとても欲しい。視野角が狭いTNパネルのモニターなら、なおさら角度調整は極めて有用性が高いです。
安いモニターだとチルトやリフトのような基本的なエルゴノミクスすら搭載しないが、買ってから「微妙に角度がしっくりこない。」となった時に失敗します。
だから可能であれば、少なくも「チルト」くらいは搭載しているゲーミングモニターをおすすめする。
垂直同期と「適応垂直同期」
一部のゲーミングモニターには「適応垂直同期」と言う、特殊な機能が搭載されているが、その解説に入る前にそもそも「垂直同期」がいったいどういう仕組みなのかを解説します。
垂直同期は「テアリング」と呼ばれる映像の引き裂き現象を防ぐために作られた技術で、V-Syncとも呼ばれています。ゲームやソフト側の機能でカンタンに使うことができる。
実際にPUBG上でティアリングが解消されるかチェック。まずデフォルトの状態。144Hz液晶なのに120Hzになってる点はご勘弁。スロー撮影でティアリングが見える
「テアリングって何?」と、初耳の人は百聞は一見にしかず。こちらの映像を見てもらえれば非常に分かりやすい。名前の通り、映像が引き裂かれるように表示される現象のことです。
fpsとリフレッシュレートが一致すれば「テアリング」は起きない
グラフィックボードが1秒間に生成した映像の枚数(=フレームレート)と、モニターが1秒に表示できる映像の枚数(=リフレッシュレート)が一致すると、テアリングは起きません。
しかし、現実的に考えてみるとグラフィックボードが常に同じフレームレートを生成するのは不可能です。なぜなら同じゲームでも、マップの場所によってフレームレートが違います。
実際にはfpsとリフレッシュレートは一致しないことが多い
だからリフレッシュレートよりもグラフィックボードが生成するフレームが多すぎると、一度に大量の映像がゴチャゴチャになって表示され、結果「テアリング」が発生する。
という発想で「V-Sync」(Vertical synchronization = 垂直同期)が作られました。
リフレッシュレート以上のfpsを出さないようにする
V-Syncを有効にすると、グラフィックボードがモニターのリフレッシュレートよりも高いフレームレートを出さないようになります。これでテアリングの発生を原理的に防げるようになった。
一方、この方法はグラフィックボードの性能が良い場合は特に問題がないが、グラフィックボードの性能が低い場合に「スタッタリング」(吃り)という新たな問題を生み出すことに。
リフレッシュレート毎にちゃんとフレームが生成されれば、映像はスムーズです。しかしグラボの性能が悪いと、次のリフレッシュレートまでにフレームを生成できません。
フレームが生成されない間は、前の映像が表示されままになります。つまり「映像が止まっている状態」です。頻発するとカクカクな映像になり、テアリング以上にひどい状態に。
「スタッタリングってどんな感じ?」と思った人は、こちらの動画を見てください。フレーム待ちが頻発し、映像がガタガタとぎこちない状態になっているのがとても分かりやすいです。
更にこの問題の厄介な点は、60 fpsを下回った瞬間に「実質30 fps」になることです。グラボの性能がギリギリ微妙で平均59 fpsだった場合、実際に表示される映像は30 fpsになります。
「V-Syncをオフにしよう」というアドバイスの真実です
このため、FPSやTPSをプレイしているゲーマーは「負荷がかかった時に容易にそれが体感できる状態になってしまう」ことを嫌って、V-Syncをオフにする人も少なくない。
適応垂直同期「G-SYNC」と「FreeSync」
V-Syncの弱点を克服するべく新たに考え出された技術が2つある。1つはNVIDIAが開発した「G-SYNC」で、2つ目はAMDが開発した「AMD FreeSync」です。
どちらも基本的な仕組みは同じなので、適応垂直同期が普通のV-Syncとどう違うのかを説明します。
V-Syncはリフレッシュレート以上のfpsを出さない
V-Syncはリフレッシュレートより高いフレームレートを、グラフィックボードに生成させないよう制限するだけでした。しかし60 fpsを割ると30 fpsになる問題や、スタッタリングという問題があった。
適応垂直同期はモニター側がグラボに合わせる技術
適応垂直同期は、「適応」というキーワードの通り。グラフィックボードのフレームレートに合わせて、モニターのリフレッシュレートをリアルタイムに「調整」する仕組みです。
グラフィックボードが30 fpsしか出せないなら、リフレッシュレートを30 Hzに調整。逆に120 fpsくらい出ている時は、リフレッシュレートも120 Hzに調整するという「可変リフレッシュレート」。
これで常にリフレッシュレートとフレームレートが一致した状態を維持できるので、画面が引き裂ける「テアリング」を防止し、フレームレートが急落する「スタッタリング」も防げます。
適応垂直同期 | G-SYNC | FreeSync |
---|---|---|
対応出力 |
|
|
対応リフレッシュレート |
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互換性 |
|
|
価格設定 |
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|
主な違いをまとめた。まず互換性とコスト面で、AMD FreeSyncの方が有利です。
AMD FreeSyncはDisplay Port 1.2aに準拠した技術なので、とてもコストが安い。一方のG-SYNCは、以下の「G-SYNCモジュール」を搭載する必要があるので、どうしてもコストが高くなります。
互換性に関しては、FreeSyncはDisplay Port 1.2aとHDMIで使えるが、G-SYNCはDisplay Port 1.2a以降でしか使えない。対応グラボもG-SYNCはNVIDIAだけで、FreeSyncは両方使えます。
ただし、FreeSyncモニターをNVIDIA製グラボで使うためには、NVIDIAドライバ(417.71以降)が必要なので注意。なるべく最新のNVIDIAグラボで使いたいところです※。
※ 400番以降のドライバだと、GeForce 10以前のグラボの性能がそこそこ低下してしまう。
2019年1月7日に、NVIDIAは「G-SYNCモジュールを搭載していないモニター」でも、G-SYNCを使えるようにする方針「G-SYNC Compatible Monitors」を発表しています。
NVIDIAが独自に検証を行い、G-SYNCモジュールが無くてもAdaptive-Sync(AMD FreeSync)に対応しているモニターでG-SYNCを使えるようにするとのこと。現時点での対応モニターは、
- Acer XFA240
- Acer XZ321Q
- Acer XG270HU
- Acer XV273K
- Agon AG241QG4
- AOC G2590FX
- Asus MG278Q
- Asus XG248
- Asus VG258Q
- Asus XG258
- Asus VG278Q
- BenQ XL2740
以上の12種のみ。日本国内で入手しやすいのは「Asus VG258Q」と「Asus VG278Q」の2つだけです。
主に3つあるゲーマー向けの「独自機能」
最後はゲーミングモニターならではの「ゲーマー向け独自機能」について解説します。今のところ、ザックリと3つに分けることができます。
- 暗いところを見えやすくする機能
- 色を強調して見えやすくする機能
- 残像を消してキレのある映像にする機能
ゲーマー的に意味のある機能は、本当にこの3つに分類されます。Acer、BenQ、IO-DATA、いろいろなメーカーがありますが、名前が違うだけで似たような機能ばかりです。
実際に3つの機能すべてを搭載するゲーミングモニターを持っているので、写真でどれくらいの効果があるのかを紹介します。
1. 暗いところを強調する「Black eQualizer」
「Black eQualizer」(読み:ブラック・イコライザー)は、BenQ製のゲーミングモニターに搭載されている機能です。
特に元から明暗がハッキリしているゲームでは効果てきめんで、暗いところが良い具合に「明るく」なります。FPS / TPSゲームでは特に効果が大きいので、非常におすすめです。
2. 色を強調する「Color Vibrance」
「Color Vibrance」(読み:カラー・ビブランス)は、BenQ製のゲーミングモニターに搭載されている色を強調する機能です。
単なる「彩度」や「色温度」の設定とは違い、それぞれの色を見えやすく強調するのが特徴。ゲーム内の特定のオブジェクトを見つけやすくする効果があるので、実用性はとても高い。
たとえば、Dead by Daylightならエンティティの爪痕(=サバイバーの足跡)や、キラーのステイン(=キラーの目線)がハッキリと見えやすくなります。ゲーマーにとってはかなり嬉しい。
3. 残像を消す「DyAc」
「DyAc」はDynamic Accuracyの略で、BenQ製のハイエンドゲーミングモニターだけに搭載されている機能です。
黒いフレームを挟むことで残像を低減する
DyAcは画面を更新する時に「ブラックフレーム(真っ黒な画面)」を挟むことで、人間の「錯覚」を利用して残像が消えたかのように見えます。
カメラで撮影すると残像が完全に消えたわけではないのに、人間が見る分にはビックリするくらいキレイに残像が消えて見えるのです。体感できるほどキレッキレな映像になります。
ただし、「Black eQualizer」や「Color Vibrance」ほど必要性は高くない。FPS / TPSゲームを極めている、一部のコアなゲーマーにこそ価値が大きい機能ですね。
ゲーミングモニターの選び方まとめ
ここまでゲーミングモニターを選ぶ上で知っておきたい「仕様」「機能」「スペック」について、幅広く解説しました。
ゲーミングモニターの選び方まとめ | 筆者の考え | |
---|---|---|
リフレッシュレート | 1秒あたりに表示できる映像の枚数 |
|
応答速度 | 次のフレームに切り替えるスピード |
|
パネルの種類 | TN / IPS / VAの3種類 |
|
表面加工 | グレア / ノングレアの2種類 |
|
ブルーライト低減機能 | 青色光を減らす機能 |
|
フリッカーフリー機能 | フリッカーを消す機能 |
|
エルゴノミクス | 物理的にモニターを調整する機能 |
|
G-SYNC | NVIDIAが開発した適応垂直同期 |
|
AMD FreeSync | AMDが推進する適応垂直同期 |
|
ゲーマー向け独自機能 | 暗所強調 / 色強調 / 残像低減の3種類 |
|
過去5つのゲーミングモニターを使ってきた経験にもとづいた、筆者なりの選び方をまとめておいた。ゲーミングモニター選びの参考になれば幸いです。
ゲーミングモニターを通販で探す場合は、Amazonがおすすめ。1ヶ月以内なら驚くほどすんなり返品や返金に対応してくれるので、パネルの初期不良に当たっても怖くない。
おすすめなゲーミングモニターを5つ紹介
「スペックが多すぎて、自分で選ぶのは大変です・・・。」という人向けに、ぼくから見ておすすめできるゲーミングモニターを5つに絞って紹介します。参考にどうぞ。
高コスパで実用性も抜群「BenQ XL2411P」
「ZOWIE XL2411P」のカタログスペック | |
---|---|
画面サイズ | 24.0 inch |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル | TN |
リフレッシュレート | 144 Hz |
応答速度 | 1 ms※最小値です |
表面加工 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
高さ調整 | 130 mm |
前後チルト | -5° ~ +20° |
左右スイベル | 左右45° |
ピボット | 右に90° |
主な搭載機能 | Black eQualizer |
Color Vibrance | |
BenQ EyeCareFlicker-free / Low Blue Lightを含む | |
寸法 | 570 x 429 x 219 |
重量 | 5.8 kg |
保証 | 3年※パネルは1年 |
参考価格 | 28800 円 |
最安値、ではないですが総合的なコストパフォーマンスは恐ろしく優秀なのが「XP2411P」の強みです。
TNパネル採用で、対応するリフレッシュレートは最大144 Hzまで。加えて「Black eQualizer」と「Color Vibrance」を搭載し、更にエルゴノミクスを4つも装備するなど仕様が豪華。
一方でパネルの発色が「白っぽい」のが弱点、と思いきや。白っぽいのはBenQがわざとやっているので一概に弱点とは言えない。正しい色が欲しいならIPSパネルのモニターを。
BenQ XLシリーズは全体的に「ゲーマー向け」の製品なので、色の正しさよりも「視認性」に力を入れている。ではパネルの品質が悪いのかと思われそうだが、sRGBカバー率は96%もあります。
色再現性能はなかなか優秀で、パネルの品質に関しても問題はない。最近FPSやTPSゲームを始めたという、入門者にこそベストな144 Hzゲーミングモニターといえます。
「PUBG Pro Settings and Gear List」に登録されている107人のプロゲーマー・ストリーマーの内、約30%にあたる32人が「XL2411」(またはXL2411Z)を使用している。プロからの評価も高い、優れたゲーミングモニターです。
コスパ良くG-SYNCに対応「ASUS VG258Q」
「ASUS VG258Q」のカタログスペック | |
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画面サイズ | 24.5 inch |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル | TN |
リフレッシュレート | 144 Hz |
応答速度 | 3 ms※平均値 |
表面加工 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
高さ調整 | 130 mm |
前後チルト | -5° ~ +33° |
左右スイベル | 左右90° |
ピボット | 左右90° |
主な搭載機能 | エイムポインター |
フリッカーフリー | |
ブルーライト低減 | |
適応垂直同期 | AMD FreeSync |
G-SYNC Compatible Monitors※NVIDIA 417.71以降のドライバで対応 | |
寸法 | 562.5 x 356.6 x 221.4 |
重量 | 4.9 kg |
保証 | 3年 |
参考価格 | 31700 円 |
2018年8月から発売された、比較的新しいゲーミングモニターです。スペック的には「XL2411P」に対抗する内容になっていて、3万円を超えてもいいなら選択肢としてかなり魅力的。
そして3万円という安価なモニターでありながら、「G-SYNC Compatible Monitors」を取得しているため、適応垂直同期「G-SYNC」を使うことも可能。コスパはかなり良いです。
しかし、Black eQualizerやColor Vibranceに相当するゲーマー向け機能が無いのは惜しいところ。一応ASUS GameVisualという7種類のプリセットは用意されているが、過度な期待はしないこと。
コストパフォーマンス重視でG-SYNCを使いたい人におすすめなゲーミングモニターです。
プロ向けのハイエンド240 Hz「BenQ XL2546」
「ZOWIE XL2546」のカタログスペック | |
---|---|
画面サイズ | 24.5 inch |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル | TN |
リフレッシュレート | 240 Hz |
応答速度 | 1 ms※G2G応答速度は4ms |
表面加工 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
高さ調整 | 140 mm |
前後チルト | -5° ~ +20° |
左右スイベル | 左右45° |
主な搭載機能 | Black eQualizer |
Color Vibrance | |
DyAc | |
BenQ EyeCareFlicker-free / Low Blue Lightを含む | |
主な付属品 | S.Switchモジュール |
アイシールド | |
寸法 | 569.9 x 515.4 x 226.0 |
重量 | 7.5 kg |
保証 | 3年※パネルは1年 |
参考価格 | 59800 円 |
現在、ぼくが愛用しているゲーミングモニターです。最大240 Hz対応で、ゲーマー向け機能は「Black eQualizer」「Color Vibrance」「DyAc」でフル装備。プロ仕様のモニターです。
更に、設定をワンタッチで切り替える「S.Switchモジュール」や、左右の視界を遮ってゲームに集中しやすくする「アイシールド」も用意されている。至れり尽くせりで、BenQ XL最上位は伊達ではない。
パネルはBenQの子会社「AU Optronics」が製造を担当している。実際に色再現性能を計測したところ、sRGBは100%(AdobeRGBは78%)もカバーするなど品質も極めて高いパネルでした。
入門者にはあまりにオーバースペックなモニターですが、ゲーム歴が長い人や、144 Hzモニターに不満を感じつつあるコアゲーマーにぜひ使ってもらいたいモニターです。
湾曲タイプで没入感がスゴイ「BenQ EX3200R」
「BenQ EX3200R」のカタログスペック | |
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画面サイズ | 31.5 inch |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル | VA |
リフレッシュレート | 144 Hz |
応答速度 | 21 ms※G2G応答速度は4ms |
表面加工 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
高さ調整 | 60 mm |
前後チルト | -5° ~ +20° |
主な搭載機能 | AMD FreeSync |
Color Vibrance | |
BenQ EyeCareFlicker-free / Low Blue Lightを含む | |
寸法 | 727.4 x 529.5 x 223.7 |
重量 | 9.1 kg |
保証 | 3年※パネルは1年 |
参考価格 | 45200 円 |
湾曲したVAパネルを採用する、特徴的なゲーミングモニター。もっぱらFPS / TPSゲーム用ではなく、没入感が重視されるRPGやレーシングゲーム向けのモニターになります。
そのため暗所を見やすくする「Black eQualizer」は搭載せず、「Color Vibrance」のみ搭載。適応垂直同期は「AMD FreeSync」に対応しているので、(動作保証外だが)G-SYNCも使える。
144 Hzの湾曲ゲーミングモニターを探しているなら、なかなかの良品だと思います。ただ、万人向けでは無いので注意。VAパネルは黒が本当に「黒」過ぎて、FPSやTPSゲームには向かない。
MMORPG、レーシングゲーム、あとは映画鑑賞などを考えている人におすすめです。
至高の240 Hzゲーミングモニター「ASUS PG258Q」
「Rog Swift PG258Q」のカタログスペック | |
---|---|
画面サイズ | 24.5 inch |
解像度 | 1920 x 1080 |
パネル | TN |
リフレッシュレート | 240 Hz |
応答速度 | 1 ms※G2G応答速度は4ms |
表面加工 | ノングレア |
VESAマウント | 100 x 100 mm |
高さ調整 | 120 mm |
前後チルト | -5° ~ +20° |
左右スイベル | 左右50° |
ピボット | 右90° |
主な搭載機能 | ASUS GameVisual |
ASUS GamePlus | |
フリッカーフリー | |
ブルーライト低減 | |
NVIDIA ULMB※最大140 Hzまで | |
適応垂直同期 | G-SYNC |
寸法 | 564.1 x 383.7 x 253.7 |
重量 | 5.6 kg |
保証 | 3年 |
参考価格 | 65900 円 |
至高の240 Hzゲーミングモニターと名高いのが「ASUS Rog Swift PG258Q」。AU Optronics製のTNパネルを採用しており、最大で240 Hzのリフレッシュレートに対応します。
それだけでなく、適応垂直同期「G-SYNC」にも対応しているため、現時点でスペック面では最高の240 Hzゲーミングモニターといっていい。エルゴノミクスもTNパネルにとって必要十分。
XL2546と比較すると、S.Switchや独自機能の弱さなどが気になるところですが、「最高性能の240 HzとG-SYNC」を求めているならPG258Q以外に適任なモニターは無い状況です。
以上「ゲーミングモニターの選び方とおすすめモニターを分かりやすく解説」でした。
ゲーミングPCについてはこちらを参考に。
どれくらいのグラボで平均100 fps以上を出せるのか。ザックリと知りたい人には、こちらのおすすめグラボまとめをどうぞ。最低でも「RTX 2060」を選べば、そこそこ動きます。
モニターについてわかりやすく詳しく解説してくれてありがとうございます。
いつもモニター買おうと思ってもよくわからず購入してたので
かなり参考になります。
ひとつ聞きたいのですが、4Kなら40インチ以上じゃないと
意味ないと調べたら書いてたのですが、本当でしょうか?
大きいモニター(40インチ以上)や4Kなら
どのモニターがおすすめでしょうか?
よかったらご回答頂けるありがたいです。
解像度と画面サイズの関係性については、かなり個人差が大きい部分なので一概にこうとは言えない部分があります。
おそらく、4Kなら40インチ以上じゃないと意味がない…と言っている人は、画面サイズが小さすぎると画面上のあらゆるアイコンが小さく表示されすぎて見づらい…という意味合いがあるのかもしれません。
逆にフルHD画質で27インチの画面だと「ドットの粗さ」が目立ってくるため美しさが損なわれる…という逆のパターンも考えられます。
【ちょっと計算してみた】
すみません、今更ですが4k…画素密度高いとFHDに画質落としても画素密度高い方が綺麗に見えますか?
えぇっと分かりやすいメリット教えてください、お願いします。
入力遅延に触れて欲しいのと応答速度をもうちょっと掘り下げて欲しいですね。
LG 34UC79G-Bなんかは値段と黒挿入の機能で自分も候補でしたが入力遅延最低値21.8msで対人用途にお勧め出来る数字ではなかったので。
応答速度は現状計測基準が滅茶苦茶で実測値以外どうでもいい感じです。
本来なら黒→白、中間色それぞれに対して入力信号を画面に送る時間→画面に表示される時間の平均と最低値を全て記載するべきなんですけどね。
5ms(GtoG)なんて表記よく見かけますが、例えばVAは黒→白弱いんで(知識古いかもしれません)中間色の入力信号が画面に届いた後に計測を開始し画面に表示される時間の最速値だけを表記してる可能性もあります。
結局コスパ良さげをTFTCentralやBlurBustersで確認して買うってのが鉄板って感じです。ただ調べるの面倒くさいのでやっちにここらへんの理屈も全部まとめて頂けたらなーと思う次第です。長文失礼しました。
ですよね…。色々と海外レビューなども漁っていると、表記の応答速度(5msとか)と実際の応答速度は一致しないことも多々あるようで、業界の闇みたいなものを感じてます。
< ただ調べるの面倒くさいのでやっちにここらへんの理屈も全部まとめて頂けたらなーと思う次第です。
検討します!
貴重なコメントありがとうございました。
全くしてなかったけどディスプレイ側の設定も重要だって知った、高い金払ったのにまさに豚に真珠だねディスプレイ側で視認モードONにしてなかったよ・・・
各ゲームでのディスプレイ側のいい設定教えて!
あとFreeSync2の説明もできたら
モニターの解説、非常に参考になります。ありがとうございます。
質問なのですが、G-syncやVsyncといった機能が無いと
ティアリングやスタッタリングは高確率でゲーム上で起きてしまうのでしょうか?
快適にゲームをしたいのですが、視野角や色精度にも拘りたい
そんなモニターは無いでしょうか…..?
I-O DATAの1.2万ちょいのEX-LD2071TBなんかはどうなんでしょうか。
家にあるやつとデュアルモニタで使いたいのですが、どう見てもゲーム向けではないので、イマイチなんですが、かといってゲーミングモニタは高いので、どうしてもそこらへんになってしまうんですよ。
ゲーミングモニタとして使えるでしょうか?
G-Sync互換機能が追加されてAMDのみの同期技術ではないのかと思ってたけど調べたらAMDでAdaptive-SyncはVESAがDisplayPort1.2a以降で規格側で引き受けたものであり、それをAMDで使ったのがFreeSyncとのこと。(FreeSyncはAdaptive-Syncより前に出てたはずなので新しいHDRのFreeSync2ことかもしれない)
兎も角NVIDIAでも使用出来るのは嬉しいEIZOのFS2735を使っているので試してみましたがPCの起動、アプリの終了時に暗転するだけでFreeSync(弱)使用出来ました。
ディスプレイの仕様書見てたら暗転してたのはFreeSync動作時の赤ランプが消えて動作していないからでした。(草)
検証したアプリでは固定リフレッシュレートにして優先的に使用するリフレッシュレートをアプリによるコントロール、垂直同期をアプリの設定にするで赤ランプがついたまま動作しました。
しかしアプリのfps見ると垂直同期オフと同じ制限かってない高fpsなのですが仕様なのでしょうか?G-Sync、FreeSyncってディスプレイのHzと同じfpsに制限すると思ってたのですが…
ちもろぐさん的には「AOC C27G1/11」の評価は如何なもんですか?
BenQほど特殊な機能はありませんが、27inch FullHD VAで3万切り(amazon調べ)は中々のコストパフォーマンスだと思い次期候補に考えています。
実際に使ってみないとハッキリ言えませんが、コスパは良いと思いますよ。Dead by Daylightなど、暗いゲームをしないならアリだと思います(※VAは本当に黒が黒すぎてツラかった…明るいゲームなら綺麗です)。
見たことある記事かなーと思ったら、chromeのブックマークにあった。おかげさまでその後、購入したモニターに不満がまったくなく3台を所有することになりました。
もっとも悩ましかったのがG-syncだったが、やはりG-syncを経験したら無しには戻れないものです。そして、4Kを経験したら2Kに戻れない、高FPSを経験したら60FPS に戻れない、IPSパネルの画質を経験したらTNパネルには戻れない、、、とにかく、ネットでYOUTUBE見ることが目的なら最安値の構成で満足するけれど、ゲームが目的だからこそさまざまな個人差が生まれるだと思います。(再生し見るだけのYOUTUBEと人間が操作するゲームと大きく違う)
ティアリングとスタッタリング、垂直同期関連が分かりやすかったです。どういう時に何が起きるのかよく分かってなかったので。
格闘ゲームだとゲームによりますが8ms以上だとなんか遅延感じるなーって思う時ありますね。
スト4なんかは目押しが必須だったので5ms以下じゃないとキツかったですね…
この辺はメーカーの数字を信用していいか分からないので、ゲーマーやプロの意見をよく参考にしていました。
ワイのようなパソコン初心者には凄い有難い。 今回も面白くて、ためになりました!
とても買えないけれど現状最強のモニターのROG SWIFT PG27UQは欲しいですね。
4K、HDR1000,144HzのIPSでadobeRGB99%もサポートしているなんでもできるディスプレイとか正に僕が考えた最強のディスプレイって感じがしてたまらないです。
Adaptive-Sync=FreeSyncなのでしょうか?
実質的にはそうなりますね。AMDの公式ページにも、似たような内容が記載されています。
144Hzでありながら2万円未満という、安いけれど不安なモニターを見つけました。ViewSonicの「VX2458-MHD-7」という製品です。
http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=2&br=51&sbr=119&mkr=66&ic=456775&lf=0
23.6インチ・フルHD・TN液晶
日本ではドスパラ専売だから安いのでしょうけど、やかもちさんの評価はどうでしょう?
横からな上に超遅レスで申し訳ないですが、当方VX2458-MHD-7は所持しています。
この機種、実はFreeSync対応で(何故かドスパラには記載無し、公式サイトに記載あり)、もっと言えばG-SYNCもCompatibleではないものの使えます(所持Palit製RTX2070で確認)。
色に関しては知識も調査環境もない為分かりませんが、144Hz+FreeSync+Black Stabilization他機能込で2万未満は現状唯一のコスパでは?と思います。
欠点はチルトとVESAマウントしか無いエルゴノミクスと、ディスプレイ右下背面の物理ボタンでしか設定を弄れない点です。なのでアーム推奨。
実際に試さないと何ともいえないですが、機能を見る限りAU Optronics製の選別落ちのパネルでも使ってそうな感じです。色再現性能を気にせず、単に「144 Hz」と「Black Stabilization」機能を目当てに買うなら割とアリなのでは?と思ってます。
21インチでいいのないですかね..?
英国のMonitor Panel Databaseを参照しても、21インチ台の高リフレッシュレートパネルは登録されていないので厳しいですね。日本以外の通販でも探してみましたが、やっぱり21インチのゲーミングモニターは販売されていないようです。
https://www.displayspecifications.com/en/display-finder
DisplaySpecificationsでも、24インチ未満の100Hz超えモニターは見つかりませんでした。
24インチ未満のゲーミングモニターってそんなに需要が無いんですか!?
多分、15~17インチ台のノートパソコンに需要が吸い取られている可能性がありますね。
やはり24インチぐらいの大きさじゃないと無いんですね..
代替が出来なさそう..
いつも楽しく拝見しています。一通り読ませて頂き、実際のモニターを選ぶ中で疑問が浮かんだので質問さてせてください。リフレッシュレート60Hzのモニターでは推奨16ミリ秒とありますが、60Hzのモニターで応答速度が14ms、5ms、1msの製品がそれぞれあった場合でも、60Hzである以上はそれらに応答速度からくる差はないという認識でいいのでしょうか?
ADSパネルのゲーミングモニターで、応答速度14msという製品や、TN60Hzで応答速度5ms以下という速さを謳う製品もあったので、60Hzであっても少しでも早い方がいいのか分からず悩んでいます。よろしくお願いします。
メーカーの公称値は「最速値(=オーバードライブを含む数値)」だったり「平均値」だったりする(はず)なので、予算が許すなら応答速度が速い60 Hzモニターを選ぶのは全然OKです。
いつも興味深く読ませて頂いております。
記事を一通り目を通して、実際のモニター選びを始めたのですが、ひとつ疑問が生まれたので教えてください。
60Hzのモニターの推奨応答速度が16ms以下とのことなので、MMORPGと画像編集用途に14msのI−O製のEX−LDGCQ271DBを検討していたのですが、他製品に同じ60Hzのモニターでもさらに早い応答速度を売りにした製品もある様子でした。60Hzのモニターである限り、5msや1msの応答速度であっても過剰であり何も変わらないと認識していたのですが、60Hzのモニターでもより早い応答速度であるほど何かメリットがあるのでしょうか?お忙しい時期とは思いますが、ご教授頂けると幸いです。
メーカーの公称値は、オーバードライブを使った場合を含む「最速値」だったり、特定のグレースケールで応答速度が遅くなるのを隠すために「平均値」だったりします…。
だから60 Hzモニターでも、16ミリ秒以下の応答速度を選ぶ価値はおおいにあります。メリットに言い換えると「残像が出る確率がもっと低くなる。」です。予算に余裕があるなら、60 Hzでも速いモニターを選ぶのは全然アリです。
返信ありがとうございます。
最初の書き込みは名前を入れ忘れてしまったので、後日同様の内容を送信し直したのですが、最初の書き込みも有効だったようで2度同じ質問をすることになってしまいました。失礼しました。
リフレッシュレートと違い、応答速度というのはかなり曖昧さに包まれた数値なんですね。ぎりぎりの数値だと実際もっと遅い可能性もありえるため、なるべく公称値が優秀であるに越したことはない、と理解いたしました。
ゲームはFF14などのMMORPGや家庭用ゲーム機が主なので、速さはある程度でよく色や画面の綺麗さも大事にしたいという希望があったので、IPSパネルの製品の中から応答速度の良さそうな物を選ぶことにしてみます。
おかげさまで良い買い物ができそうです、ありがとうございました。
こんばんは。こちらのサイトを参考にさせていただき、昨日PCゲームをプレイするためにガレリアのXFを購入いたしました。ありがとうございます。
今はモニターを何にするか考えているのですが、おすすめにあるZOWIE2546はXFには過剰スペックでしょうか?
XFのレビューを見させていただくと240HZまで発揮できているものはあまりなかったものですから…。
144HZ対応の廉価版とどちらを購入するか悩んでおります。
プレイ予定のゲームはAPEX、PUBG、ニンテンドースイッチのスプラトゥーン、スマブラです。
ご教授いただけると幸いです。よろしくおねがいします。
過剰ですね…、144 Hzのモニターで十分です。ぼくのおすすめは「XL2411P」ですね。2万円くらいの格安ゲーミングモニターは試したことがないので何とも言えません。
やはり過剰スペックになってしまいますよね。
結局S.Switchモジュールやデザインにひかれ、購入してしまいましたが、非常に使いやすく、見やすいモニターで、少し勿体無かったかもしれませんが非常に満足しております。
今後もブログを拝見させていただきながら勉強したいと思っております。
お返事ありがとうございました。
[…] ゲーミングモニターの選び方とおすすめモニターを分かりやすく解説 更新日2019.02.22 […]
こんばんは。
今度FPSデビューを考えているのですが、ACERの最近出たIPS/144HzのVG271PbmiipxかASUS TN/165HzのVG258QRのどちらかを購入しようかなと思っているのですが
この二つをXL2411Pと比べたらどちらのほうがお勧めでしょうか?もしくはXL2411Pのほうがいいですか?今まで、MMOしかやっていなかったのでアドバイスをいただければうれしいです。
「VG271Pbmiipx」はIPSで144Hzなのに、価格が37000円ってスゴイですね(今はじめて知りました)。
「VG258QR」は165Hzの割に安いですが、ゲーマー向け機能が弱い印象があるので個人的には微妙な印象を受けます。
< この二つをXL2411Pと比べたらどちらのほうがお勧めでしょうか?
どちらがいいかはゲーミングモニターに「何を求めるか?」によって違います。XL2411Pはとにかく「ゲーマー向け機能」が優秀ですので、FPSゲームが目的ならXL2411Pの方が便利だと思います。
BenQ独自の機能「Black eQualizer」と「Color Vibrance」は、FPSゲームでは本当に便利です。
XL2411Pの機能は便利なんですね。
XL2411PかVG271Pbmiipx、実際の画面をみて購入を決めようと思います。
回答ありがとうございました。
[…] ゲーミングモニターの選び方とおすすめモニターを分かりやすく解説 更新日2019.02.22 […]
いつもとてもわかりやすい記事で助かっています!
XL2411Pのところで一部XP2411Pと書かれているのを発見しました!
これからも頑張ってください!
やはり144hzのモニターに対しgtx1060はダメでしょうか?
144hzのモニターに対しgtx1060はやはりダメなのでしょうか?
ゲームによりますが、グラフィック設定を下げるならGTX 1060でも大丈夫です。ただ…今から新品を買うならGTX 1660 Superの方が良いと思います。