デジタル化社会となった近年、インターネットの情報というものは生活していく上で必要不可欠なものとなってきました。
以前から当ブログで綴ってきました『子供のネット依存症』や『不登校・引きこもり問題』についてですが、実はこれらの問題はネットが普及してきた現代においては子供に限らず 私達 大人も知らず知らずのうちに依存している可能性があるのです。
そこで今回は『ネット・SNS依存は必然なのかもしれない⁉自己制御力を身に付ける方法』というテーマでネットが普及してきたことで世の中がどう変化していったのか。普通に生活していく上でどう上手くネットと付き合っていけばよいのか。を、過去の相談内容や市場調査を基にまとめてみようと思います。
いつからネットが普及したのか
~インターネットの歴史~
1981年にアメリカ国立科学財団 (NSF) がCSNET (Computer Science Network) を開発したときに拡張され、さらに1986年にNSFNETが全米各地の研究教育機関から複数のスーパーコンピュータへの接続を提供した際にも拡張された。営利目的のインターネットサービスプロバイダ (ISP) が1980年代末から1990年代に出現しはじめた。
1990年代半ば以降、インターネットは文化や商業に大きな影響を与えている。電子メールによるほぼ即時の通信、インスタントメッセージ、VoIPによる「電話」、ビデオチャット、World Wide Web とそれによるインターネットコミュニティ、ブログ、ソーシャル・ネットワーキングなどがインターネットによって可能になった。
1993年時点での双方向電気通信でやり取りされた情報の総量のうち、インターネットを使ったものは1%にすぎなかった。2000年にはそれが51%に成長し、2007年には97%以上の情報がインターネット経由でやり取りされている。その後はビッグデータ社会が到来し、IoTと称して、様々なモノがセンサーとしてインターネットに接続されるようになった。
出展元:Wikipedia
上記資料によりますと、2000年頃からインターネットが爆発的に普及しており 2007年には97%以上と ほぼ全体を占める割合で普及していることが分かります。
生活する上で変化したこと
インターネットが普及してきたことで、私達の生活も大きく変化していきました。その中で最も変わったもの、インターネットがより身近に感じられるようになった部分をピックアップしてみようと思います。
固定電話が無くなった
携帯電話が普及してきた頃から、一家に一台は設置してありました固定電話が徐々に姿を消していきました。
〔主な理由〕
- 共働き世帯が増えた事で、家が無人の状態となり電話を取ることが難しくなったため。
- 一人一人が携帯電話を持つことにより、固定電話の必要性が無くなったため。
手紙やハガキ(年賀状)を書かなくなった
一人一台 携帯電話を所有することで、徐々に電子メールや無料通話・無料メールアプリ等が普及していきました。よって、段々と手紙やハガキ(年賀状)を書くことも減り 切手等の購入もしなくなったと思います。
〔主な理由〕
- 電子メールや無料メールアプリの方が迅速且つ 様々な形で気軽に使える点から非常に便利である。
- 『既読機能』や『スタンプ機能』、写真を添付することが出来たりと、遠方にいる家族や友人・知人と情報交換や生存確認する点でも有効活用できる。
買い物に出掛ける機会が少なくなった
ネットショップが普及してきたことにより、携帯電話を使って色々な物が気軽に手に入るようになりました。
よって、買い物に出掛ける機会が減った方も多いのではないでしょうか。
〔主な理由〕
- ゆっくり自宅で商品を吟味することができ、わざわざ お店に行く手間が省ける。
- 身体が不自由な方やお年寄り等、重たい荷物を持つことが出来ない。遠くまで買い物に出掛けるのがしんどい時に非常に便利である。
- すぐに必要だけれど、買いに行く暇がない時でも瞬時に購入出来る上、翌日配達も可能である。
ビデオ録画(VHS)・CD・DVDの売上が減少
携帯電話が普及してきた頃と同時期にビデオ(VHS)からDVDへと変化していったのですが、音楽配信サイトや無料動画配信サイト等も一気に流行り出し テレビ離れやCD・DVDを買わなくなったのではないでしょうか。
〔主な理由〕
- 好きなアーティストや芸能人が独自に配信している動画の方が、ファンからしてみたら飽きずにずっと見ていられる。
- CDやDVDを購入した場合、わざわざCDコンポやDVDプレーヤー等にセットしたりと手間が掛かり、尚且つ保管場所に困る。
- 通勤や通学時、待ち時間等にも気軽に楽しむことができる。
使い捨てカメラやデジタルカメラを使わなくなった
携帯電話が普及したのに伴って、写真(カメラ)機能も充実していることから 使い捨てカメラやデジタルカメラも段々と使わなくなっていきました。
〔主な理由〕
- 携帯電話の方が画質が良く、microSDカード等により大量の写真を保管できるようになった。
- 旅行時や出掛ける際に、携帯電話一つを持っていけば済むという点から荷物を最小限に抑えることができるようになった。
新聞や情報誌を見なくなった
インターネットが普及してきたことで、携帯電話やPCで国内外のニュースを閲覧 出来るようになりました。
新聞や情報誌を取らなくなった家庭も増えてきたのではないでしょうか。
〔主な理由〕
- 新聞が自宅へ届くよりも先にネットニュースから速報や号外が届くことで最新ニュースを瞬時に知ることが出来る。
- わざわざ情報誌を買うよりも、検索することで知りたいお店のことが より詳しく情報を得ることが出来る。
- 情報誌に載っていない口コミやレビューを見て、お店や商品を吟味することが出来る。
ゲーム機の進化や電子書籍化
インターネットが普及してきたことで、ゲーム機や漫画本にも大きな変化が表れました。オンラインゲームや電子書籍が主流となってきた近年では、携帯電話やPCでゲームをしたり本を読む方も増えてきたのでは ないでしょうか。
〔主な理由〕
- 通信が出来ることにより、実際に付き合いのある友人だけでなく 初対面の相手とも対戦・協力が出来るようになり よりリアルに楽しめるようになった。
- 電子書籍の方が、保管場所にも困らず 上記のCD・DVDと同様 空いた時間に気軽に読めるようになった。
ネット依存と向き合うためには
この20年の間で、私達が生活する上でこんなにも沢山の変化があり、より身近にインターネットが存在するということが もはや当たり前となってきた近年。
自宅や家庭だけでなく、仕事でもインターネットの存在は必要不可欠となっている所がほとんどではないでしょうか。
特にフリーランスや個人事業主は、HPやSNS・ブログ等で宣伝や最新の情報を お客様へ届けなければなりません。
大人のネット・SNS依存は、この時代の流れから 必然だと思うのです。
仕事や交友関係を保つために必要なインターネットですが、やはり自己制御力を身につけておかなければ ネット無しでは生活出来ない。楽しめない。といった風に重症化してくる恐れがあります。
ネット依存度チェック
- 友人や恋人と出掛けた時(食事や旅行)、相手と会話するよりもSNSをしている時間の方が長く、なにより楽しい。
- 他のユーザーのコメント数やイイネ数、フォロワー数を気にしては比べてしまう。
- 実際に付き合いのある友人より、ネットの友達との付き合いの方が信用出来るし楽しい。
- 仕事中やスマホを触れない環境にいる時、ソワソワして落ち着かない。
- 趣味などが特になく、時間がある時は常にネットを見ている状態にある。
自己制御力を身に付けるには
一人一台スマホを携帯している時代ですから、ネット環境から遠ざかるのは中々 難しいと思います。
しかし、メリハリを付けることは出来ると思うのです。
★☆まずは、スケジュール管理をすること。
今はアプリ機能なんかでも、スケジュールを管理できる時代ですが
出来ればデジタルに頼らず、簡単なスケジュール帳を身につけ 自分の字で1日のスケジュールを記しておくことが最も効果的だと思います。
[例]
9:00~仕事
12:00~昼食ランチ〇〇へ
17:00~退社後 〇〇ジムへ
19:00~帰宅後 入浴
20:00~SNSチェック
21:00~DVD鑑賞
23:00~就寝
☆★必要以上にスマホに触れないようにする。
例えば、誰かとランチや旅行に出掛けた際に 相手がずっとスマホに夢中だった場合 どう感じるでしょうか。
きっと、どこか寂しい気持ちとなり 心の底から楽しむことが出来ないと思うのです。友人や知人は勿論、恋人や夫婦の場合なんかは尚更です。
その行動一つで相手を不快な思いにさせてしまったり、変な勘ぐりをしてしまい 徐々に溝が出来てしまう恐れもあるのです。
スマホに目を向けるのではなく、相手に目を向けて 楽しむ時には全力で楽しむ。
相手がやってるから、自分も…ではなく、『私はあなたと過ごす今日を、楽しみにしていたんだ。』という姿勢を示していれば 自然と相手の方も その思いに気付き、同調し、寄り添ってくれるはずです。
おわりに
私も、仕事で沢山のSNS運営やHP管理、クライエント様とのメールでのやりとりや業務ブログ作成等 様々な面でインターネットが必要不可欠であり、なくてはならない存在です。
しかし、子育てや夫婦関係 交友関係を友好に保つためには やはりメリハリのある生活が本当に大切であると改めて感じております。
1日の自分のスケジュールを管理することで、自己制御力が更に身に付くと同時に時間を有効活用出来ます。
時間を細かく区切って、1つ1つの物事に集中して取り組むことで 凄く充実した1日を送ることが出来るようになると思います。
この記事を読んでくださった皆様方が、ぜひ有意義な毎日を送れますように強く願っております。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。