伝説の鉄人たちが、満員のスタジアムで躍動した。ともにラグビーの日本選手権を過去に7連覇し、本拠地が大震災で被災した経験を持つ神戸製鋼と新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)のOBが26日、ノエビアスタジアム神戸でトップリーグの試合の前にレジェンドマッチを行った。
今回が3回目。釜石からはV7戦士の石山次郎さんや谷藤尚之さん、神戸は林敏之さんや大八木淳史さんら歴戦のレジェンドたち(敬称略)が集結した。試合は神戸OBが24―10で勝利した。
「この強い釜石にどうしても勝ちたい。そう思い続けたのが僕の青春でした」と話した神戸OBの主将を務めた林さんは「今日は地元の神戸に勝ちを譲ってもらいましたが、本当に楽しかった」。釜石のW杯誘致に尽力した釜石OBの石山さんも「もう60代で体は動かないけど、ここに出るとタックルしてしまう」と苦笑いした。