ラグビー・トップリーグのサントリーは28日、日本代表のFB松島幸太朗(26)が今季終了後、フランスの1部リーグのクレルモンに移籍することになった。クレルモンは2010年にリーグ初優勝、欧州チャンピオンズカップでは2度の準優勝を誇る。
松島は南アフリカ・プレトリア出身で、神奈川・桐蔭学園高から南アフリカのチームで2年間プレーした後、13年にサントリーに加入。W杯には15年イングランド大会、昨年の日本大会と2大会連続で出場した。
松島はチームを通じて、以下の通りコメントを発表した。
「トップリーグのシーズン中ですが、今回の移籍に関しては日仏同時発表することになりました。契約に至った経緯としては、2023年のフランスW杯に向け、更に成長するために、『高いレベルそして強いクラブでやりたい』という気持ちと『自分が求められているところに行きたい』という思いがあり、そういった意味でクレルモンから非常に熱意が伝わってきたことが決め手となりました。僕の求めているものがすべて一致したのがクレルモンでした。
自分が持っているすべての能力を、歴史あるクレルモンという素晴らしいクラブで少しでも良い影響を与えられるようにやっていきたいと思います。
今回、自分が挑戦をするにあたっては、サントリーには凄く前向きに考えていただけました。この実現に至ったことに関して、サントリーには感謝しかありません。サントリーで残された時間、チームメンバーやスタッフと今シーズンの優勝に向けて、全力で取り組んでいきます」