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【大相撲】

奈良県出身力士の優勝は鶴ケ浜以来98年ぶり…初Vの徳勝龍「たいへんなことをやってしまった」

2020年1月26日 20時19分

初優勝を果たし、祝勝会で大杯を手に気合いの入った表情を見せる徳勝龍。右は木瀬親方

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 西前頭17枚目の徳勝龍が26日、大相撲初場所千秋楽の結びの一番で大関貴景勝を破って14勝1敗とし、初優勝した。奈良県出身力士の優勝は1922年春場所の鶴ケ浜以来、98年ぶり2人目。徳勝龍は「たいへんなことをやってしまった」と優勝インタビューではうろたえる一幕もあった。

 98年前に優勝した鶴ケ浜は奈良県当麻町(現葛城市)出身で、1911年に「大鶴」のしこ名で初土俵を踏んだが、病気のため帰郷。その後、「若ノ川」のしこ名で大阪相撲に出て、12年に東京相撲に復帰した経歴を持つ。唯一の優勝は入幕3場所目だった1922年の1月場所で、2大関を倒すなど9勝1敗で平幕優勝を飾った。

 徳勝龍は西前頭17枚目で幕内最下位の幕尻力士の優勝は2000年春場所の貴闘力以来2人目。33歳5カ月での初優勝は、年6場所制となった58年以降で3番目の年長記録で、日本出身では最年長。平幕の優勝は昨年夏場所の朝乃山以来、31度目。

 

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