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静岡

建築家らが森の大切さ伝える 浜北でイベント

林業家が制作した天竜ヒノキ材の「森の妖精」=浜松市浜北区於呂で

写真

 森をテーマにしたイベント「HAMAMATSU NORTH VILLAGE」が二十六日、浜松市浜北区於呂のスーパー跡地であった。同市内の建築家や家具職人、林業家などが訪れ、展示や体験会を催した。

 天竜区出身の写真家、内山文寿さん(53)=東区在住=が代表を務め、森の現状を伝える「新天竜プロジェクト」の主催。木工品の雑貨販売や写真展示のほか、シカ肉のジビエ料理試食、バードコール作りワークショップ、火起こし体験などがあった。

 鳥の鳴き声に似た音が出るバードコールは、天竜ヒノキを材料に、中央に穴を開けた長さ五センチほどの細い幹に、音を出すためのボルトをねじ込んで仕上げる。講師は「音を出すと、縄張りを持つ鳥が様子を見に集まります」と説明した。

 展示品では林業家が天竜ヒノキで制作した「森の妖精」、建築家による「プレイハウス」、現代美術家の「ランプシェード」などがあった。内山さんは「イベントを通して、森にもう一度目を向けてほしい」と話していた。

(伊藤一樹)

 

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