オートバイを題材にした青春小説といえば、大藪春彦の『汚れた英雄』か、この片岡義男の『彼のオートバイ、彼女の島』だろう。
ともに1980年代に角川映画によって映画化されていることから、小説そのものに対する印象よりも、映画に対する印象の方が強いかもしれない。

『汚れた英雄』は正直映画と小説ではだいぶ設定が違うし、小説で描かれている二輪レースにすべてを賭ける、狼のように飢えて頂点に立つことを目指す若者の野心や挑戦は、映画ではあまり伝わってこない。だから原作のファンはあまり映画を評価してはいないといえる。

『彼のオートバイ、彼女の島』の場合は、メガホンをとったのが名匠 大林宣彦監督ということもあるし、比較的原作に忠実に作られていることもあり、原作のファンからもわりと受けられているようである。

正直に告白すると、僕は映画は観たものの、小説を読んでいなかった。大薮春彦作品は全て読んでいる僕だが、同じ時代に角川書店が大々的に売り出していた片岡義男作品には、(大薮ファンとして)なんとなく敵愾心があったのかもしれない。もちろん、ちらりとは試し読みしたことはある。それは『彼のオートバイ、彼女の島』であったかもしれないし、他の作品だったかもしれないが、それは覚えていない。
ただ、やはり80年代に人気だったイラストレーターのわたせせいぞうさんが描く世界観みたいだなと、感じたのを覚えている。つまりみんな少し気取っていて、気の利いたセリフを口にして、さらっとした人間関係の中にいる、とびきりお洒落な人たち。

どこか常にやり場のない怒りや憤懣を胸に隠す、暗い青年だった僕には(苦笑)、そういう眩しげで退廃的な世界観より、野心的でストイックな大藪春彦のほうが性に合っていたのである。

怒りや野心とは無縁のフラットな世代の若者たちの物語

だから、いまになって初めてこの『彼のオートバイ、彼女の島』を読んだわけだが、退廃的、というか、ロストジェネレーションと呼ばれた1920年代の、それこそヘミングウェイやフィッツジェラルドといったアメリカの作家たちの影響をだいぶうけているな、という印象を持った。
生活そのものに退屈していて、刺激は欲しているが、野心のようなものはない、ある意味現代でいう悟り世代に近い。

あらすじを簡単に書くと
音大に通う橋本巧(コオ)は、愛車のカワサキのW3でプレスライダーのバイトをしている。休暇中のツーリング先で出会った美しい女性 白石美代子(ミーヨ)と恋をする。ミーヨは彼のオートバイに強い興味を覚え、自らの免許を取りバイクにはまっていく。ミーヨはコオが舌を巻くほどのセンスを見せ、ついには限定解除に成功し大型免許を取得するのである。
二人はコオの親友の小川とその彼女のナミとともに、四人でミーヨの生まれ故郷である瀬戸内海の島に向かう・・・。

大筋はこれだけだ。
もちろん、他にもエピソードはある。たとえば、コオはミーヨの前に交際していた従順な少女 冬美にすぐに飽きてしまうのだが、それを不服とした冬美の兄 沢田に決闘を申し込まれたりする。また、バイクに嫌がらせに幅寄せしてきた車のドライバーを、コオが半殺しにしてしまったり、親友 小川とともに、走る車のサイドミラーを叩き割っては逃げるといった遊びをしたりする。
しかし、それらはすべて刹那的な衝動であって、例えば『汚れた英雄』のように人生の目標に向かって、スロットルを全開にしていくような継続的な野望はでてこない。

主人公コオは、 退屈でないのはオートバイだけだ 、という。逆に言えばそれ以外の生き方に倦んでいる、と言える。

ヒロインであるミーヨはオートバイを、コオはミーヨという刺激を得て、これまでとは違う人生が動きだす予感を感じさせつつ、物語は終わるのだ。


画像: おれのカワサキ、あなたのカワサキ、と、登場人物たちがオートバイをメーカー名で呼ぶのも本作の特徴。

おれのカワサキ、あなたのカワサキ、と、登場人物たちがオートバイをメーカー名で呼ぶのも本作の特徴。

オートバイの乗り方・扱い方や、恋愛に対してはリアルな描写

一方で、オートバイや女性に対する愛憎自体は、とてもリアルだ。絶対的な速さには劣ることにたまには苛立つものの、整備を怠らず手を入れることで自分に応えてくれるW3に、コオは尋常ならぬ愛情を注ぐ。タンクを抱きしめるような仕草さえするのである。
また、コオは、前の恋人であった冬美が「オートバイに乗せて」とは言っても「オートバイに乗りたい」と言わないことに、不満を持つ。従順なのはいいが、それでは刺激が足りない、というわけだ。
逆に、ミーヨが彼に黙って中免をとって(上述の小川に借りた)バイクで彼の前に現れたときには激怒する。ミーヨがオートバイに乗ること自体には反対しているわけではないが、自分に内緒で、というのが気に入らないのである。

こういう身勝手な感情、男にはよくある気がする(苦笑)。

画像: ひなびた島を輝く楽園に感じさせたのは、退屈な日常を刺激的に変えたのは、カワサキか?それともミーヨか?

ひなびた島を輝く楽園に感じさせたのは、退屈な日常を刺激的に変えたのは、カワサキか?それともミーヨか?

何気ない空気。風。ぬくもり。さりげなさ。

本作をバイブルのように大切に思っているバイク乗りの方は多いかもしれない。
『汚れた英雄』のように、世界的レーシングライダーになれなくても、本作に描かれているような普通の世界の、バイクに乗ったり好きな女の子との何気ない空気を楽しむことなら、誰にでもできるわけだし、いつまでも可能だからだ。

初めてちゃんと読んだ片岡作品だが、セリフに古臭さが感じられるが(例えば「なんでだよう」「どうしてくれるんだよう」といった言い回し)、さらりとして汗臭さがなく、セックスも破局もさりげない。文体自体は好き嫌いが分かれると思うものの、全体的な作りは古びていないというか、かえって今の時勢や若者の気分には合っているのではないか、と思う。映画としてリメイクするのもアリな気がした。

本作はKindleで手にはいる。僕は1時間ほどで読めた。
もし読んでいない、もしくはもう一度読んでみようという気になったかたは、ぜひ。

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大排気量バイクには珍しいほど『スピードを出す気にならない』CB1100EXのキャラクターについては前編でお話したとおり。でもこのバイクを乗っていて、やっぱりホンダ車だなぁと思ったのは別のタイミングでした。

ゆっくりで満たされる、けど!

画像1: ゆっくりで満たされる、けど!

エンジンの存在感と味わいが一級品すぎて、136万円がだんだん『お高くない』と思えてくる恐るべきバイクCB1100EX。

だけどその理由はのんびり時間の価値のため、だけではないんです。

まだあるんですよ、二番底が。

画像: CB1100RS「受注期間限定モデル」 www.honda.co.jp

CB1100RS「受注期間限定モデル」

www.honda.co.jp

ご存じのかたも多いとは思いますけれど、CB1100には足周りを走りの方向に振った『CB1100RS』という兄弟車が存在します。

RSは前後17インチホイールにスポーティな前後サスペンション、ブレーキシステムが特徴ですね。

ですがまぁ、骨格というか……フレームは当然CB1100EXと共通です。

あまり主張されることはありませんけど、フレームは走りの基盤をつくるもの。

なので、という訳ではありませんが……

画像2: ゆっくりで満たされる、けど!

のんびりキャラと思わせておいて、EXってワインディングがけっこう(想像する以上に)楽しめてしまうんですよ。

もちろんコーナーでの『しっかり感』とか純粋なスピードみたいな部分ではRSのほうが上です。

だけどEXにはEX独自のオモシロさがあるってこと、ちゃんと伝えておきたい。

CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

画像1: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

ワイヤースポークホイールだけど、フロントはきっちり2基掛けのディスクブレーキ。

きちんと止まる。絶対的な制動力もけっこう高いと感じました。

ですけど、穏やかな走りのCB1100EXは前後サスペンションもすこし柔らかめ。

画像2: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

ご覧のとおりリヤサスペンションも十分なストローク量が確保されています。

これで何が言いたいかっていうと、CB1100EXはサスペンションをライダーが積極的に動かして乗るバイクだってことです。

もちろん、コーナーの進入時はブレーキでグイグイ荷重を掛けろ!なんて話じゃないですよ。

CB1100EXに乗っていて、それはむしろ無粋です(笑)

画像3: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

コーナーに進入していく時は、パーシャル状態じゃなく、ちゃんとスロットル全閉。

すこし強めのエンブレだけでも十分に前輪の手応えは作り出せます。

そうするとフロントフォークが沈み切る手前で、まだ動ける余力を残してサスが粘る。

ちゃんとフロントの接地感を感じて、変わらないどっしり感と共にコーナーへ飛び込んでいけるんです。

画像4: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

緊張を強いられないスーパーリラックスな乗車姿勢のおかげで、腕に余裕は作りやすいですし、

画像5: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

フラットなシートは前後左右ともに座る位置の自由度がハンパなく高い。

だから普段は気楽な姿勢でも、ワインディングで走るときのフォームを取ろうと思えば、それもできます。

座る位置を後ろにすれば、ハンドルが手前過ぎると感じることもありません。

画像6: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

ハンドルを腕で抑えないように。

バイクが曲がろうとするのを邪魔しないように、気を付ける。

基本中の基本ですけどリヤタイヤが細いEXだからこそ、さらにそれが活きるんです。

どっしりとした安定感の中でも、スッと車体がバンクして曲がろうとする。

峠の切り返しだって、RS以上に自由度が高いと思う。

RSのほうは、もっと路面にがっつり食らいつくような走りかただったと記憶してます。

画像7: CB1100EXは『バイクと一緒に走る』バイク

EXはもっとコーナーをいなして走るようなイメージ。

連続するコーナーを流れるように抜けていけると、それがものすごく気持ちいいんですよ!

車体とタイヤに負荷を掛けるばかりが、バイクの走らせかたじゃないって改めて教えられますね。

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【AD】カワサキの逆輸入車を扱うブライトがNinja ZX-14Rの取り扱いを終了する。その最後のZX-14Rに触れて感じるのは『ありがとう』の優しい気持ち。だってこのバイクは、ボクを含むたくさんのライダーたちに、果てない夢を見させてくれたんだから……

カワサキ乗りじゃなくても注目です!

逆輸入車のNinja ZX-14Rに訪れる、ひとつの終幕

画像1: 逆輸入車のNinja ZX-14Rに訪れる、ひとつの終幕

総排気量1441cc。最高出力200馬力。最大トルク16.1kgf・m。

最近は200馬力は珍しくないし、1000ccクラスのスーパースポーツが200馬力以上のパワーを叩き出すことも当然のような時代になった。

だけど、今となってカワサキのZX-14Rの価値は『200馬力』じゃない。

そこにあるだけで周囲を圧する強さ、王者の風格。

それはボクたちが考える『カワサキらしさ』そのものだと思う。

画像: Ninja ZX-14R HIGH GRADE

Ninja ZX-14R HIGH GRADE

そのZX-14Rを逆輸入車として扱っていた株式会社ブライトが、この2020年モデルを最後に日本国内での取り扱いを終了すると宣言した。

理由は明示されていないが、おそらく排ガス規制だろう。

今後も北米では継続生産・販売するかもしれないけれどブライトが取り扱いをやめるということは、一般的な日本のライダーが、このバイクを普通に『カワサキのお店』で買うことができなくなるということ。

完全な生産終了ではないにしても、ボクたちにとっては実質これが最後と言うに等しい。

画像2: 逆輸入車のNinja ZX-14Rに訪れる、ひとつの終幕

時代が変わった。

そうやって納得するのが大人ってもんだろうと思う。

けれどボクたちは物わかりのいい大人である前に、どうしてもライダーで、ZX-14Rという象徴が、ひとつの幕を引くことに寂しさを感じずにはいられない。

荒ぶるカワサキ、という先入観

前にこのバイクに乗ったのは190馬力のマレーシア仕様、場所はサーキットだった。

700m以上あった長いストレートが一瞬で終わる加速力。

すべての景色が後ろに吹っ飛ぶような錯覚と、カワサキらしく高回転で獰猛なエンジン。

頭が真っ白になる強烈インパクト。

それは今日まで、ずっと忘れていなかった。

画像1: 荒ぶるカワサキ、という先入観

だから今回、運よくこの2020年モデルのZX-14Rに乗る機会を得ても、内心には緊張と警戒があった。

威圧感のある巨体からは手強さしか感じない。

ところが、だ。

画像2: 荒ぶるカワサキ、という先入観

久しぶりに跨った瞬間に思ったのは

『あれ? こんなにラクな姿勢だったっけ?』

という肩透かし感だ。

ツアラーでもこの程度の前傾姿勢は別に珍しくないレベル。

先入観というのは怖いもので、記憶の中ではスーパースポーツ並みの強烈な前傾姿勢をイメージしていたし、デカい車体は取り回しひとつに苦労すると思っていた。

画像: ライダー身長/176cm

ライダー身長/176cm

にも関わらず、両足はカカトまでベッタリ接地の安心感。

重量が269kgもあるなんて信じられないくらいに、サイドスタンドからの引き起こしも軽々とできるし、跨ったままバックだってできる。

ものすごくフレンドリーとは言わないけど、特別に身構える必要もない。

モンスターなイメージのせいか、ZX-14Rのこういう優しさ、すっかり忘れていたナァ……

走り始めた後はもっと驚いた。

ボクが前に乗ったのは2012年のマイナーチェンジ前のモデルだったとはいえ、実は今回はじめてZX-14Rというバイクに乗ったんじゃないのか? と過去の自分を疑うくらいだ。

バイクは確かにデカい。

それは間違いない。

それが証拠に、運転している時の『俺は今デカいバイクに乗っている感』がハンパじゃない。

画像3: 荒ぶるカワサキ、という先入観

それなのに、何をしても、ぜんぶが軽い。

発進も、交差点も、その巨体を持て余すシーンが一度もない。

ちょっと変な言い方だけど『うわぁデカいな、デカいな』と、頭ではビビっているのに、実際のところは“極めて普通”に走れている。

普通に乗ることに違和感が無さすぎて、一度バイクを停めるまで、それがZX-14Rの懐の深さだっていうことにすら思い当たらなかった。

画像4: 荒ぶるカワサキ、という先入観

マフラーのサウンドが静かだということも、その原因のひとつ。

これ見よがしの主張は一切してこない。

でも、逆にまたそこが良かった。

実力はあるのに、ひけらかさない。

そういうのって、なんだかカッコいいじゃないか。

遥かな高みで鍛えられてきた

画像1: 遥かな高みで鍛えられてきた

そこから高速道路でも、すべての余裕は一切変わらない。

搭載された並列4気筒はロードスポーツの自然吸気エンジンとしては世界最大級の1441cc。

それを時速100kmで流す時って、どういうフィーリングだと思う?

ゴリゴリゴリって力感たっぷり?

でも、そうじゃないんだこれが。

ZX-14Rは極めて静粛。どこまでも精密機械としての質感を崩さない。

当時、市販車最強であることを使命として課せられたZX-14Rは、それにふさわしい威厳あるスタイルを与えられているけれど、それはすこしの誤解も生む。

ボクのようなツーリングが大好きな普通のライダーからは想像もつかない、あまりにも高い次元で鍛えられたハイスペック。

時速300kmを『超えた先』でも絶対に破綻させない。

その世界に踏み込むバイクは、かくも一般人の想像を超えるのだ。

画像2: 遥かな高みで鍛えられてきた

この2020年型ZX-14Rは正式には“Ninja ZX-14R HIGH GRADE”という名前で、リアサスペンションにはオーリンズ製TTX39が専用設計で装着されている。

その恩恵は大きく、動きはしっとりと、軽い。

獰猛な顔つきからは想像もできない『穏やかさ』すら感じられる……

画像3: 遥かな高みで鍛えられてきた

そしてフロントのブレーキキャリパーはブレンボ製で制動力は盤石の性能を確保。

だけど時速300kmを優に超えられる高性能エンジンに応えるためには、絶対的な制動力だけでは足りない。

だってみんな、想像できる?

時速300kmで走るバイクにどうやって、どれくらいブレーキをかけていいのかなんて……

だからこそ超々高速域からでも躊躇なくブレーキングに持ち込める扱いやすさだって求められる。

画像4: 遥かな高みで鍛えられてきた

そのためにZX-14Rはラジアルポンプのブレンボ製マスターも装備。

ブレンボのキャリパー自体は最近はよく見かける装備になってきたけれど、マスターシリンダーまでブレンボ製のラジアルポンプを採用しているバイクは、実は多くない。

200馬力の自然吸気エンジン、そして現行最強のNinja H2をも凌ぐ16.1kgf・mという圧倒的な大トルク。

その暴力的ともいえるパワーを包み込むための足周りと、強固なだけではないアルミモノコックフレームに、セーフティとしての電子制御も追加される。

そうやって、そこまでしてZX-14Rというバイクは成り立っているのだ。

ZX-14Rという巨人の肩の上で

画像1: ZX-14Rという巨人の肩の上で

ここまで高次元で鍛え抜かれたバイクは、先にも言ったけれど、本当に想像がつかないことばかり。

ワインディングに持ち込めば、コーナーのターンインから軽くノーズが入っていく。

この言い方は語弊があるかもしれないけれど、それこそ街の交差点で左折するような気安さで、バイクが曲がっていこうとするから驚くしかない。

画像2: ZX-14Rという巨人の肩の上で

やや幅広のセパレートハンドルも操作性の軽さにつながっているとは思う。

でもそれだけじゃなくて、ワインディングのコーナーのような速度域ではどこまでも軽快に動き、高速道路のようなシーンで速度が上がるにつれて安定性が増していく。

最初から言っているとおり、ボディはとにかくデカい。

けれども、その動きから感じる設計思想は、どちらかといえばスーパースポーツのイメージに近いものがあるとしか思えない。

画像3: ZX-14Rという巨人の肩の上で

もちろん公道で、その限界に届くことなんて1秒だってありえない。

きっと片鱗にすら届かないだろう。

ボクたちが感じられるのは、大きな巨人の肩の上に乗せられて、その上から世界を眺めるような安心感だけだ。

ただ面白いのは、その巨人がけっこう優しいってこと。

あくまでライダーに「操る悦び」を残してくれている。

画像4: ZX-14Rという巨人の肩の上で

それに、これも見てほしい。

イマドキだと珍しいでしょ?

200馬力のモンスターマシンがセンタースタンド標準装備だもん。

画像5: ZX-14Rという巨人の肩の上で

そのセンタースタンドを楽に上げるためのグリップも洒落た感じで用意されているし、ヘルメットホルダーだってある。

しかも、格納式の荷掛けフックなんて隠れた飛び道具まで。

人は見かけじゃわからないっていうけれど、ZX-14Rを見ていると、バイクにもそういうことがあるんだな、ってすこし微笑ましい気持ちになった。

その姿は『夢』をくれた

画像1: その姿は『夢』をくれた

でっかくて、強くて、でも優しくて。

ZX-14Rはスタイリングだってカッコいいけど、見た目じゃない部分だってこんなにもカッコいいのだ。

男が惚れる男の姿というか『憧れる』に相応しい存在だと思う。

でも、今のここはひとつの転機になる。

これだけの存在感を未だ放ちながらも、ZX-14Rは2020年型をもって日本国内から去っていく。

画像2: その姿は『夢』をくれた

先にも言ったように完全な生産終了じゃないから『これが最後』とは言わない。

でも今より遠いところへ行ってしまうことは事実で、間違いなくひとつの離別のカタチではある。

ZX-14Rというバイクの生き様に心酔したライダーは、ブライトが最後に取り扱う、この2020年モデルを手に入れ、ここから共に歩んでいくという決断をすることだろう。

そして、それができるライダーを、ボクはとても羨ましく思う。

画像3: その姿は『夢』をくれた

他には変えられない、排気量1441ccの自然吸気エンジンだけが持つ味わいと豊かさを手に入れることへの羨望もある。

でもそれ以上に『俺はコイツと共に生きていくんだ!』っていう決意がとても眩しい。

そこには余人が口を挟む隙など無い、絶対の価値があるからだ。

古豪として『Ninja』の名を刻みつける

画像1: 古豪として『Ninja』の名を刻みつける

今でも一線級の実力を持つこのバイクを『古豪』なんて呼ぶのは誤解を招くかもしれない。

けれどボクとしては、最大限の敬意をもって、あえてそう言いたいと思う。

今のカワサキは前人未踏のスーパーバイク世界選手権5連覇を成し遂げ、鈴鹿8時間耐久レースにも勝ったレース直系のZX-10Rシリーズや、過給機スーパーチャージャーを搭載し、最高速400km/hをも超えるH2シリーズをもラインアップする。

画像2: 古豪として『Ninja』の名を刻みつける

でも、それとは違う形で、このバイクは『カワサキ』の名を心の中に刻みつけた。

だからブライトが国内での取り扱いを終了するとしても、ボクたちは決してその名前を忘れることはないと思う。

画像3: 古豪として『Ninja』の名を刻みつける

ダグラス・マッカーサー元帥の『老兵は死なず、ただ消え去るのみ』という言葉ではないけれど……

まだまだ第一線で活躍できる実力を持ちながら、ZX-14Rは、この2020年モデルをもって日本国内から勇退するのだ。

画像4: 古豪として『Ninja』の名を刻みつける

2006年に誕生したZZR1400(北米仕様での名称はNinja ZX-14R)はボクを含む、日本のライダーたちに果てしない『夢』を見させてくれた。

ZX-14Rという存在のおかげで、バイクっていう趣味自体を、もっともっと好きになれた。

だから日本国内における、ひとつの区切りが決まった今でも、きっと『さよなら』と言うのは相応しくない。

画像5: 古豪として『Ninja』の名を刻みつける

カワサキの設計思想であるRIDEOLOGY。

強さと優しさの共存。操る悦び。そして可能性への挑戦。

Ninja ZX-14Rはそのすべてを体現していた。

今をもって他の追随を許さない、超大排気量エンジンを持つ唯一無二のロードスポーツ。

そのバイクは、そこにあるだけでこう主張する……

カワサキ魂、かくありき

Ninja ZX-14Rとは、やっぱり圧倒的に偉大な存在なのだ。

Ninja ZX-14R HIGH GRADE/BRIGHT FINAL

The Endress Beauty

カワサキ乗りなら絶対欲しい!

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世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔『キャッツ』が遂に実写映画化!
主人公の美しい白猫のヴィクトリアを演じたフランチェスカ・ヘイワードとトム・フーパー監督の来日インタビューをお届けする。

『英国王のスピーチ』(10)や『レ・ミゼラブル』(12)など歴史的ミュージカルの映画化を成功に導いたトム・フーパーがメガホンを執り、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサーで本作が映画初出演となるフランチェスカ・ヘイワードが主人公の白猫のヴィクトリアを演じている。更に、数々の名作を世に送り出してきたアンドリュー・ロイド=ウェバーらが製作総指揮に名を連ねるなど、世界最高峰の制作陣が集結した今作。
プロモーションで来日したトム・フーパー監督とフランチェスカ・ヘイワードに撮影秘話などを語ってもらった。

画像: 『キャッツ』
トム・フーパー監督×フランチェスカ・ヘイワード
来日インタビュー!!

フランチェスカ「バレエのソロを踊るヴィクトリアに魅せられて、家でもヴィクトリアごっこをして踊るほどハマってました(笑)」

ーー世界中で愛されているミュージカルを映画化するにあたり、監督はどんなことを意識して作っていかれたのでしょうか?

トム・フーパー監督(以下、トム監督)「舞台版は色んな物語が深く埋もれてしまっているので、少しわかりづらいのではないかなと僕は思っていたんです。ですから、映画化版ではストーリーを明確にする必要があると考えて、初めて観る方でもきちんと理解できるように意識して作っていきました。例えば“はるかなる天上の世界に行く選ばれし者”になるためにジェリクルキャッツ達は歌を歌って競い合いますが、そこが舞台版では少し曖昧になっているので、映画ではそこをハッキリと描くようにしたんです。それからキャラクターに関してですが、悪役として登場するマキャヴィティは舞台版も映画版も登場シーンは少ないのですが、原作の詩の中では凄くチャーミングで人の心を操るような猫として描かれていて、もともとは原作者のT・S・エリオットが小説の「シャーロック・ホームズ」シリーズに登場する表の顔と裏の顔の2つを併せ持ったジェームズ・モリアーティからインスピレーションを受けて書いたキャラクターなんです。なのでそういった部分を膨らませてマキャヴィティを作り上げていきました」

ーーフランチェスカさんは舞台版の「キャッツ」に対してどんなイメージを持ってらっしゃいましたか?

フランチェスカ・ヘイワード(以下、フランチェスカ)「舞台版の「キャッツ」を劇場で観劇したことはないのですが、98年に製作されたビデオ版を鑑賞したことがあって、その頃はまだバレエダンサーを夢見ていた時期だったんです。その時にバレエのソロを踊るヴィクトリアの素晴らしい動きに魅せられて、家でもヴィクトリアごっこをして踊るほどハマってました(笑)。まさか大好きなキャラクターを映画で演じることになるなんて夢にも思わなかったですし、光栄だなと思いながら撮影に挑んでいました。人気のミュージカル作品は山ほどありますが、そのほとんどが歌に重点を置いているように思います。でも「キャッツ」はダンスがメインで、ストーリーもダンスで表現しているので、そこが個人的にとても気に入っています」

画像1: Photo:Kazuhiko Okuno

Photo:Kazuhiko Okuno

トム監督「新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思った」

ーー舞台版とは違って今作では白猫のヴィクトリアをメインに描いているので、観客がより物語に入りやすいようになっていますよね。

トム監督「舞台版では人間である観客に向けて猫役の演者達が歌い踊りながらストーリーを語っていきますが、これを映画に置き換えるとカメラに向かって猫達が延々と歌い踊ることになってしまいますよね(笑)。じゃあどうすればよいかと考えた時に、ジェリクルキャッツ達の住む世界に新しくやってくるキャラクターがいたらよいのではないかと。その日が特別な夜だということも、彼らのルールも知らない新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思ったんです。98年のビデオ版ではフランチェスカが魅せられたヴィクトリアのバレエダンスのソロがありますが、そのシーンは子猫が大人の猫になっていくように見えました。そこから想像を膨らませて、ヴィクトリアの成長物語を描きつつ、突然現れたよそ者のヴィクトリアによってジェリクルキャッツ達の持つ偏見が明らかになるといったテーマも盛り込んでいきました」

ーージェニファー・ハドソンさん演じるグリザベラとヴィクトリアのシーンも素敵でした。

トム監督「ヴィクトリアを捨てられた猫というキャラクターにしたことでグリザベラと同じ立場になったというか。だからこそ二匹の間に通じ合うものが生まれたんだと思います。ヴィクトリアは思いやりのある猫なので、そんなヴィクトリアの親切心に触れたことでグリザベラの運命が変わっていくのも映画版の見どころと言えます」

ーーフランチェスカさんは猫の動きを出すためにどんな準備をされたのでしょうか?

フランチェスカ「リハーサルの段階からキャスト全員“キャットスクール”と名付けられた学校に通っていたんですけど、そこでは猫の動画を見たり、猫の専門家の指導のもと猫の動きや猫らしいじゃれ合い方を他のキャスト達と共に実践しながら様々なことを学んでいきました。ヴィクトリア独自の動きに関しては、例えば立っている時に少し肩を引っ込めるようにして首を前に出すとか、猫っぽい立ち姿を意識するようにしていました。それから、撮影時は猫の耳や尻尾はついてないんですけど、最終的にどの位置に付くのか、どんな動きをしているのかを頭の片隅に置きながら演じていました。それをもとにCGで耳や尻尾を足しています」

画像1: トム監督「新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思った」

ーーフランチェスカさんが歌う『ビューティフル・ゴースト』(アンドリュー・ロイド=ウェバーとテイラー・スウィフトが共同制作した楽曲)も素晴らしかったですが、現場ではピアニストやパーカッショニストが役者のパフォーマンスを見ながら生伴奏して、それをイヤーピースで聴きながら歌ったりお芝居されていたそうですね。緊張しませんでしたか?

フランチェスカ「そうですね…プロのシンガーじゃない私が皆さんの前で歌うなんてって感じでした(笑)。しかもモニターの後ろにはトム・フーパー監督、更にアンドリュー・ロイド=ウェバーさんとテイラー・スウィフトさんもいて、そんな状況で生歌を披露しなければいけなかったのでめちゃくちゃ緊張してしまって(笑)。でも、緊張したままではできないと思ったので、なるべく余計なことは考えないようにしたんです。バレエダンサーとして培ってきた集中力には自信があるので、全てを遮断して、役柄とシーンだけに集中して演じていたら緊張は少しずつほぐれていきました。とはいえもの凄く大変な撮影でしたけど(笑)。ただ、歌やダンスだけじゃなくありとあらゆるパフォーマンスを生伴奏をバックに撮っていましたし、人間を猫のサイズに置き換えてリアルに作られた美術セットだったので、完全にヴィクトリアになりきって演じられたように思います」

画像2: トム監督「新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思った」
画像3: トム監督「新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思った」

ーー先ほど監督は“ストーリーを明確にする必要があった”とおっしゃいましたが、物語がわかりやすくなった映画版キャッツは小さなお子様でも楽しめるのではないかなと思いました。

トム監督「僕は8歳の時に家族でキャッツを観て、このミュージカルの素晴らしさに惚れ込みました。昨年ロンドンで行われたプレミアに5歳の甥と8歳の姪が来てくれたんですけど、二人とも楽しんでくれたようで、こんなに幼い子にもこの映画の面白さが伝わるんだということがわかってとても嬉しかったんです。子供ってファンタジーと現実の境界線が少し曖昧というか、そこを行ったり来たりできる力を持っていると思うんですよね。大人になるとそういう力を失ってしまいますが、子供のようなイマジネーションを働かせて観て頂きたいですし、幼い子達には8歳でキャッツを観た時の僕と同じような体験をして欲しい。小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層の方々に観て頂きたいです」

Photo:Kazuhiko Okuno

Photo:Kazuhiko Okuno

(インタビュアー・文/奥村百恵)

画像4: トム監督「新参者のキャラクターをメインにすれば、観客もキャッツの世界に自然に入り込めると思った」

<STORY> 
満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)が迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。そこで出会ったのは個性豊かな”ジェリクルキャッツ”たち。ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫…様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。
そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。

『キャッツ』
監督:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』『リリーのすべて』)  
脚本:リー・ホール(『戦火の馬』『リトル・ダンサー』)、トム・フーパー
製作総指揮:アンドリュー・ロイド=ウェバー、アンジェラ・モリソン、ライザ・チェイシン、ジョー・バーン
原作・原案:T.S.エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
キャスト:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワードほか
配給:東宝東和
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画像: 『キャッツ』日本版予告 youtu.be

『キャッツ』日本版予告

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あふれるトルクを活かす懐の深い走りは色褪せない

画像1: あふれるトルクを活かす懐の深い走りは色褪せない

ZX-14Rには「歴史」がある。ルーツは 2006年に登場したZZR1400。その前のZX-12Rから好敵手ハヤブサとの最強最速バトルを繰り広げ、その力と姿によって強烈な存在感をアピールしてきた。

今なら300㎞/hを越える最高速を誇るバイクは山ほどある。でも、その大半リッタークラスのSSだ。ライダーは目を三角にして伏せ、車体を気合いでホールドして全開にすることでその速度域に到達する。

でも、かつてのZZR1400は、ちょっと頭を下げ、のんびりと全開にするだけで、平和に300㎞/hを越える力があった。これはZX-14Rでも同じ。むしろ、もっと気楽に、そんな速度域で平和な旅ができる。

しかも長いホイールベースをあまり意識させない自然なハンドリングを持っているからスポーティな走りもできる。

画像2: あふれるトルクを活かす懐の深い走りは色褪せない

さらに、2016年に登場したオーリンズサスを装備するスペシャルエディションや、今回のファイナルエディションモデルは、フルバンクしているときに開けても車体がかなり耐えてくれる。

許容リーンアングルは一般的なNKモデルよりずっと深いものの、やはりツーリングスポーツ、調子に乗って攻めるとカウルを擦ることがある。まぁ、それはマシンのキャラをわきまえないライダーの方が悪いだろう。

ちなみに、そんな走りも求めるなら、後継機種と言える、スーパーチャージャー搭載のニンジャH2SXがある。スーパーチャージャーの加速は魅力だ。でも、NAエンジンの14Rでしか味わえないものがある。

これっぽっちもストレスを感じない猛烈なパワーだ。出力特性は、どこからでもトルクが湧き出るフラットな性格。しかも図太いトルクをシルクのような滑らかさでダイレクトに取り出せる。

画像3: あふれるトルクを活かす懐の深い走りは色褪せない

たとえ6速・60㎞/hからでも、スロットルさえ開ければ瞬時に猛ダッシュする。だから油断はできない。すぐに猛烈な速度になってしまうからだ。

かつて、路面のあまり良くないドイツのアウトバーンで、メーター読み270㎞/hくらいの速度で、伏せもせず、ふつうにクルージングしたことがある。

真っ直ぐも、コーナリングもできる上に、そこまでの加速、そこからの加速も強力で滑らか。スロットルに対する反応は非常にダイレクトだった。

これがこのバイクの本来の姿。そんな力を街中から普通に扱える、超ハイスピード・ツーリングスポーツなのだ。

Ninja ZX-14R HIGH GRADE 足つき性とライディング・ポジション
身長:176㎝/体重:68㎏

さしてハンドルは低くないが、遠めなので比較的前傾度は強め。スーパースポーツ並みに見えるが、ステップ位置が前目で上体を支えやすく、長距離ランでウデやコシへのストレスはずっと少ない。タンデムもしやすく、乗り心地もいい。

画像: Ninja ZX-14R HIGH GRADE 足つき性とライディング・ポジション 身長:176㎝/体重:68㎏

Ninja ZX-14R HIGH GRADE カラーバリエーション

画像2: 〈試乗インプレ〉Kawasaki「Ninja ZX-14R HIGH GRADE」有終の美を飾る、カワサキ最強のメガスポーツ

メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン

画像3: 〈試乗インプレ〉Kawasaki「Ninja ZX-14R HIGH GRADE」有終の美を飾る、カワサキ最強のメガスポーツ

パールブリザードホワイト×メタリックスパークブラック×キャンディーファイアレッド

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  • 画像4: 〈試乗インプレ〉Kawasaki「Ninja ZX-14R HIGH GRADE」有終の美を飾る、カワサキ最強のメガスポーツ
    メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン
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    パールブリザードホワイト×メタリックスパークブラック×キャンディーファイアレッド

    Ninja ZX-14R HIGH GRADE 主なスペックと価格

    全長×全幅×全高 2170×780×1170㎜
    ホイールベース 1480㎜
    シート高 800㎜
    最低地上高 125㎜
    車両重量 269㎏
    エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
    総排気量 1441㏄
    ボア×ストローク/圧縮比 84×65㎜/12.3
    最高出力 200PS/10000rpm
    最大トルク 16.1㎏-m/7500rpm
    燃料供給方式/燃料タンク容量 FI/22L
    キャスター角/トレール量 23度/93㎜
    変速機形式 6速リターン
    ブレーキ形式 前・後 φ310㎜ダブルディスク・φ250㎜ディスク
    タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・190/50ZR17
    税込価格:190万3000円(ブラック)/192万5000円(ホワイト)
    発売:2019年11月

    Ninja ZX-14R HIGH GRADE 各部を解説

    画像: 超高速走行のためにデザインされた、空力特性に優れた形状のボディラインが印象的なZX-14Rのスタイリング。

    超高速走行のためにデザインされた、空力特性に優れた形状のボディラインが印象的なZX-14Rのスタイリング。

    画像: カウルの側面に配置された4本のルーバーが、存在感の強いスタイリングの中でも大きなアクセントとなっている。

    カウルの側面に配置された4本のルーバーが、存在感の強いスタイリングの中でも大きなアクセントとなっている。

    画像: 独特なデザインのテールカウル、サイレンサー、そして190サイズのタイヤが堂々たる雰囲気のリアビューを形成する。

    独特なデザインのテールカウル、サイレンサー、そして190サイズのタイヤが堂々たる雰囲気のリアビューを形成する。

    画像: 排気量1441㏄の水冷直4エンジン。大排気量を活かした広いパワーバンドと強大なトルクで、強烈な加速を可能とする。

    排気量1441㏄の水冷直4エンジン。大排気量を活かした広いパワーバンドと強大なトルクで、強烈な加速を可能とする。

    画像: フロントマスク中央に吸気口を備えるラムエアダクト。ダクトは左右に分かれ、フレーム側面からエアクリーナーにつながる。

    フロントマスク中央に吸気口を備えるラムエアダクト。ダクトは左右に分かれ、フレーム側面からエアクリーナーにつながる。

    画像: 4眼デザインのプロジェクターヘッドライトによって、インパクトのあるフロントマスクデザインを演出。

    4眼デザインのプロジェクターヘッドライトによって、インパクトのあるフロントマスクデザインを演出。

    画像: テールカウルの後部に埋め込まれたスポーティなV字型デザインのテールランプ。光源にはLEDが採用されている。

    テールカウルの後部に埋め込まれたスポーティなV字型デザインのテールランプ。光源にはLEDが採用されている。

    画像: リアブレーキはφ250㎜ローターに対向2ピストンキャリパーを組み合わせる。ホイールは軽快な10本スポークデザイン。

    リアブレーキはφ250㎜ローターに対向2ピストンキャリパーを組み合わせる。ホイールは軽快な10本スポークデザイン。

    画像: インナーチューブ径Φ43㎜の倒立フロントフォーク、フロントブレーキはブレンボ製のM50鋳造モノブロックキャリパー。

    インナーチューブ径Φ43㎜の倒立フロントフォーク、フロントブレーキはブレンボ製のM50鋳造モノブロックキャリパー。

    画像: マフラーは左右2本出し。サイレンサー容量を確保しながら、五角形断面とすることで充分なバンク角を確保している。

    マフラーは左右2本出し。サイレンサー容量を確保しながら、五角形断面とすることで充分なバンク角を確保している。

    画像: リアサスはオーリンズ製のTTX39を採用。高精度で動作性に優れ、細かなセッティングが可能なフルアジャスタブルタイプ。

    リアサスはオーリンズ製のTTX39を採用。高精度で動作性に優れ、細かなセッティングが可能なフルアジャスタブルタイプ。

    画像: 大きく着座位置の自由度の高いシート。後端に格納式荷掛けフックを備え、タンデムグリップにも荷掛けフックを装備。

    大きく着座位置の自由度の高いシート。後端に格納式荷掛けフックを備え、タンデムグリップにも荷掛けフックを装備。

    画像: シート下には車載工具を入れる小さなボックスと、ETC車載器を装備できる大きさのスペースが設けられている。

    シート下には車載工具を入れる小さなボックスと、ETC車載器を装備できる大きさのスペースが設けられている。

    画像: 速度計と回転計が並び、その中央には多機能液晶パネルがおさまる。表示の切り替えは左ハンドルスイッチのボタンから行う。

    速度計と回転計が並び、その中央には多機能液晶パネルがおさまる。表示の切り替えは左ハンドルスイッチのボタンから行う。

    文:宮崎 敬一郎、月刊オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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    2005年、欧州で3代目アウディA4にカブリオレが登場している。先代A4に続いての設定で、プレミアムブランドとしてなくてはならない存在となっていた。残念ながらこの世代では日本に正規輸入されることはなかったが、洗練されたアウディの個性を象徴するモデルとしてファンの間では評判となっていた。ここでは欧州で行われた試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2006年1月号より、タイトル写真はアウディA4カブリオレ 2.0TFSI)

    クラシックなソフトトップでエレガントな佇まいを実現

    2005年のフランクフルトモーターショーにおける硬派な話題はハイブリッドであった。たしかに環境問題は大事であるし、将来に備えての真剣な提案は必要である。しかし「笛吹けども踊らず!」の言葉どおりこの難解なシロモノは一般来場者には不人気で、彼らの足は別のモデルへ向かっていた。

    彼らの目標は新世代のカブリオレであった。具体的にはフォルクスワーゲン イオス、オペル アストラ ツイントップ、ボルボC70など、いわゆるリトラクタブルハードトップを持った2+2クーペとカブリオレのクロスオーバーモデルで、特に「年間を通じてオープンカーをドライブしたい」「そのためには耐候性が高く、安全で、さらにできれば4人乗りでありたい」と欲張りなドイツ人や我々日本人にとってもピッタリのコンセプトである。

    こうした構造上のさまざまな利点のために今後、このリトラクタブルルーフを持つカブリオレはフランクフルトショーにその類似モデルが数多く登場したことからオープンモデルの主流となる可能性が高い。

    しかし、この夢のような(?)モデルにも弱点はある。まず、トランクルームが致命的に狭いこと、続いて折りたたみメカニズムによる制約でルーフが完全に前方まで届かず、ウインドシールドをパッセンジャーの頭上を越えるほどにまで後退させねばならず、せっかくのオープンカーフィールを半減させる。

    さらにその結果、ルーフ形状が制約され、さらに収納場所のトランクが厚く(高く)なってしまうために全体のプロポーションが崩れデザイン的に美しくなくなる。また折りたたみのメカニズムが複雑で通常のキャンバス仕様よりも50kg近く重いことなどが挙げられている。

    実は、このリトラクタブルトップの弱点に関する主張はアウディから発せられたものである。というのも彼らは同じくこのフランクフルトショーで世界に向け初公開されたニューアウディA4カブリオレはクラシックなソフトトップを持っていたのである。

    その数週間後、レポーターは南仏サントロペで開催されたA4カブリオレの試乗会に参加していた。初秋の柔らかな日差しの中に佇んでいたA4カブリオレはたしかに美しかった。とりわけクローズド状態のトップとボディ下部が形成する端正なプロポーションはカブリオレの黄金分割と言えるほどであった。

    さらにオープンにして正面から見ると新たに与えられたシングルフレームグリルとアウディカブリオレの特徴であるウインドシールドの太目のメッキフレームがアクセントとなって、非常にエレガントでエクスクルーシブなコンビネーションを形成している。

    その他、この新しいカブリオレでは、セダンに準じたヘッドライトのグラフィック、そしてリアコンビネーションライトなどに小変更が与えられている。

    画像: 質感の高いA4カブリオレ2.0TFSIのインテリア。セダン/アバントの4本とは違い、カブリオレのステアリングホイールは3本スポークを採用。

    質感の高いA4カブリオレ2.0TFSIのインテリア。セダン/アバントの4本とは違い、カブリオレのステアリングホイールは3本スポークを採用。

    クローズドボディと変わらない高い静粛性

    今回の試乗会は時間の余裕があったので、筆者はできる限りの車種をトライすることができた。最初に選択したのは、もっともパワフルなS4カブリオレである。

    ドイツやヨーロッパでも流行の兆しを見せているピュアホワイトのボディに搭載されるエンジンは、S4セダンと共通の4.2L V8で最高出力344ps/7000rpm、最大トルク410Nm/3500rpmと出力も変わらない。

    このS4カブリオレはソフトトップの開閉機構やボディ補強などを含め空車重量は1895kgになるが、V8エンジンのパワーはそれを補って余りある豪快な加速を見せる。合計4本のエグゾーストパイプから流れるバックグラウンドミュージックはアメリカ車を思わせる腹に響くコントラバスのようなビートだ。

    スロットルをさらに踏み込むと上半身はシートに押し付けられ、スピードメーターの針が弾けるように上昇を続ける。サイドウインドウを立て、さらにリアのウインドディフレクターを立てれば風の巻き込みはなくなるが、南仏の涼風を楽しみたいレポーターは全てを下ろしたフルオープンの状態で走り続けた。けれども私のような小柄なドライバーならば、そのままでも風の巻き込みは気にならない。

    曲げ、そして捻り剛性をさらに向上させたオープンボディは、この後に続いた路面の荒れたワインディングロードでも軋み音や不快な揺れなど感知されず、その強固さを改めて証明してくれた。

    およそ30kmほどのショートコースを走り終えて市街地に入る。やっぱり日本人のオジサンひとりが純白のオープンカーに乗っている光景が恥ずかしいので閉めることにする。A4カブリオレでは30km/h以下ならば走行中でも開閉作動はOKだ。さらに開閉に要する時間はわずか21秒、これならば信号待ちの間でも十分にいける。

    また、このソフトトップには静粛性に優れたアコースティック仕様(S4は標準)がオプションで用意される。新しい遮音素材の採用とCピラー部への防音材追加などによってクローズドボディとほとんど変わらない静粛性を得ているので街の喧騒は一気に遮られる。

    この後、回頭性に優れた2.0TFSI、十分なパワーの3.2FSI、さらには太いトルクの3.0TDIなどにも乗ったが、S4の有り余るパワーとクワトロシステムの与えてくれる安心感、そしてエクスクルーシブな雰囲気との組み合わせに圧倒されてしまった。

    このすべての面でさらに洗練されたアウディS4カブリオレはドイツでは標準仕様で6万1900ユーロのプライスタグがすでに付けられ、来春からデリバリーが開始されるが、日本での販売時期や価格は未定である。(文:木村好宏/Motor Magazine 2006年1月号より)

    画像: 4.2L V8エンジンを搭載したスポーツモデル、S4カブリオレ。

    4.2L V8エンジンを搭載したスポーツモデル、S4カブリオレ。

    ヒットの法則

    アウディA4カブリオレ 2.0TFSI(2006年)主要諸元

    ●全長×全幅×全高:4573×1777×1391mm
    ●ホイールベース:2650mm
    ●車両重量:1630kg
    ●エンジン:直4DOHCターボ
    ●排気量:1984cc
    ●最高出力:200ps/5100-6000rpm
    ●最大トルク:280Nm/1800-5000rpm
    ●トランスミッション:CVT
    ●駆動方式:FF
    ※欧州仕様

    アウディS4カブリオレ(2006年)主要諸元

    ●全長×全幅×全高:4573×1777×1391mm
    ●ホイールベース:2650mm
    ●車両重量:1895kg
    ●エンジン:V8DOHC
    ●排気量:4163cc
    ●最高出力:344ps/7000rpm
    ●最大トルク:410Nm/3500rpm
    ●トランスミッション:6速AT
    ●駆動方式:4WD
    ※欧州仕様

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    今年ついにファイナルを迎える大ヒット海外TVシリーズ 「スーパーナチュラル」のファイナル・プロジェクトが始動。ドラマの大ファンだというJOYが登壇したイベントの模様を届ける。

    ファイナル・シーズンを盛り上げるファイナル・プロジェクトが始動!

    ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントよりブルーレイ・DVD・デジタルが発売中の大ヒット海外TVシリーズ「スーパーナチュラル」。2005年より米CW局にて放送開始以来、世界中で愛され続ける本作が今年ついにファイナルを迎える。

    15シーズン目の<ファイナル・シーズン>を迎えるにあたり、ファイナル・プロジェクトの発表と人気エピソードの試写会が開催され、本作の大ファンであるタレントのJOYが登壇。「いくぞ!ファイナルプロジェクト!」と JOYの力強い掛け声に観客が「スーパーナチュラ~ル!」と元気いっぱいに応え、イベントがスタートした。

    イベント当日である兄・ディーンの誕生日に特設サイトのオープンが発表。ケータイの待受壁紙カレンダーやサイトでしか見られない限定動画、日本語吹き替えキャストのインタビュー配信、限定グッズがあたるキャンペーン情報といった特設サイトの全貌が明かされると、 JOYは限定動画に触れ「ここでしか見れない!と言われると気になりますよね!」と目を輝かせた。さらにベストエピソードの毎月試写会やSNSの呟きがサイトに掲載されるなど、ファンと一緒にドラマのフィナーレを盛り上げるコンテンツに、「みんなで作るっていいね!変なこと書けないね!」と会場の笑いを誘った。

    画像: 「スーパーナチュラル」の15年愛を語るJOY

    「スーパーナチュラル」の15年愛を語るJOY

    続いて2005年の<ファースト・シーズン>から<ファイナル・シーズン>まですべてのシーズンで主人公を務めたサムとディーンの姿が映し出されると「若ッ!初々しさが凄いね!いまと声質も違う」 とロングヒット TV シリーズならではのキャストの変化に驚きを隠せない様子。JOY自身も昔を振り返り、「20 歳くらいの頃はギャル男雑誌 Men's eggのモデルをしてましたね。初めて見た海外ドラマが『スーパーナチュラル』だった。今も昔もディーン役のジェンセン(アクレス)が地球で一番カッコいいと思ってます!」と 15 年間変わらぬキャストへの憧れも明かした。さらに昨年結婚したことにも触れ、「奥さんがジェフリー・ディーン・モーガンが好きで、出演してるのを知って食いついたので<ファースト・シーズン>から一緒に見返したいです!」と仲の良さをアピールした。

    トークが盛り上がる中、<ファースト・シーズン>人気エピソード投票から選ばれた【第1話:悪夢のはじまり】【第6話:もう一人の自分】の上映も発表された。JOYは「やっぱり1話は外せない!」と言い、その後も秒単位でお気に入りのシーンを挙げた。JOYの“スパナチュ愛”に会場のファンも共感の嵐。とてもアットホームなイベントとなった。最後にJOYは「終わってしまうのは寂しいですけれど、みんなで盛り上げていきましょう!そしてキャストの来日を祈りましょう!」と始動した「スーパーナチュラル」ファイナル・プロジェクトへの思いをPRし、イベントは幕を閉じた。

    ▼「スーパーナチュラル」ファイナル・プロジェクト特設サイトはこちら!▼

    デジタルセル配信&DVDリリース情報

    「SUPERNATURAL XV<ファイナル・シーズン>」
    ▶ 海外ドラマエクスプレスにてデジタルセル先行配信中。

    「SUPERNATURAL」Ⅰ~XIV<ファースト・シーズン><フォーティーン・シーズン>
    ▶ブルーレイ&DVD 発売中/DVD レンタル中/デジタル配信中

    画像: 発売:販売 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント ©2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

    発売:販売 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
    ©2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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    【AD】感動した……これほどキャラがわかりやすくて、尖ったバイクは世界中を見回しても珍しいと思います。しかも足着き性まで世界最高レベル。バイクに問答無用の男らしさを求めるなら、インディアンの『スカウト』シリーズで確定かもしれません……

    愛せるバイクの条件は性能じゃない

    画像1: 愛せるバイクの条件は性能じゃない

    バイク選びは理屈じゃありません。

    個人的な感覚かもしれませんけど、そのバイクにすべてを捧げられるほどに『愛せるかどうか』こそが大事。

    そういう意味で、ボクは久々にすごいバイクに出会ったように思います。

    画像: INDIAN SCOUT BOBBER  TWENTY

    INDIAN SCOUT BOBBER TWENTY

    それがアメリカ最古のブランド『インディアン』のスカウト ボバー トゥエンティ。

    1920年製の初代スカウトへのオマージュが込められたファクトリーカスタムです。

    このバイク、置いてあるだけで『圧』がすごい……

    画像2: 愛せるバイクの条件は性能じゃない

    徹底的にロー&ロングに抑えられたスタイリングの中でこそ際立つミニエイプハンガーバーの存在感。

    でも地を這うようなスタイルなのでパッと見はそれほど『デカいバイク』じゃないんです。

    なのに……目が離せない、とはこのこと。

    画像3: 愛せるバイクの条件は性能じゃない

    綺麗で、完璧だと思いました。

    ボクは元々アメリカンクルーザー系が好きでバイクに乗り始めたのですが、このバイクにはもうほとんどカスタムする余地が見当たらないです。

    クラシカルなヘッドライトナセルとサドルシートに加えて、ショート化されたリアフェンダー。

    すべてが『ボバースタイル』として秀逸なセンスで整えられています。

    画像4: 愛せるバイクの条件は性能じゃない

    理想的だと言ってもいいです。

    このバイクなら、手に入れた瞬間から最大限の愛を注げる。

    それほどまでに『カッコよさ』が完成されているんです。

    ホンダの『レブル250』と5mmしかシート高が変わらない!?

    そして跨ってみて、さらに驚いたのが足着き性でした。

    足着き性が良いとか悪いとかをうんぬんするレベルじゃないです。

    スリムなボディに695mmのシート高は、排気量1000ccオーバーのバイクの中では世界一の足着き性だと思う。

    だって女性にも人気のホンダ『レブル250』と5mmしかシート高が変わりません。

    身長155cmの女性ライダーでも確実に安心なレベル。

    ……なのに、男らしさが極まっています。

    画像: ホンダの『レブル250』と5mmしかシート高が変わらない!?

    しかも重心がものすごく低くて、取り回しが異様に軽いんですよ。

    スペックを見たら車両重量265kgって書いてあって逆に驚きました。

    体感的には220kgくらいだと思っていたんです。

    一般的にこういうハンドルのバイクは、取り回しがめちゃくちゃ重く感じるはずなのに……

    こういうバランス感とか、ボクとしてはさりげなくメーカーの技術力を感じるポイントです。

    そもそもインディアンの『スカウト』って?

    ちなみに軽くおさらいすると、インディアンっていうのはアメリカ最古のバイクメーカーのこと。

    実はハーレーよりも歴史が古くて、インディアンモーターサイクルとして第一号のバイクを販売開始したのがは1902年になります。

    画像: 創業者George Hendee(右)とOscar Hedstrom(左)

    創業者George Hendee(右)とOscar Hedstrom(左)

    翌年の1903年にはチーフエンジニアのオスカー ヘッドストロームが当時の世界最高速となる56マイル(時速90km)を叩き出し、その後も数々の新記録を達成。

    今ではアメリカンクルーザーのアイコンにもなっているVツインエンジンだって、1907年のインディアンが搭載したのが初めて。

    歴史を紐解けば、相当すごいメーカーなんです。

    【インディアンの歴史をもっと詳しく!】

    画像: 写真をタップすると公式WEBへジャンプします www.indianmotorcycle.co.jp

    写真をタップすると公式WEBへジャンプします

    www.indianmotorcycle.co.jp
    画像: 【インディアンの歴史をもっと詳しく!】

    そして1920年に生まれたのがインディアン スカウト。

    このバイクが速く、乗りやすく、壊れないことでベストセラーとなり、ここを起点としてインディアンは飛躍的に成長を遂げていきます。

    その歴史を作った名車こそが、今回のスカウト ボバー トゥエンティの原点。

    車名のトゥエンティは『1920年』の20です。

    このバイク、最高のストーリーを背景に持ったバイクだっていうことですね。

    インディアンは『見た目だけ』じゃない

    画像: インディアンは『見た目だけ』じゃない

    そして、歴史が証明するようにインディアンのバイクは、単なる『クラシック』じゃないんです。

    いつだって“高性能であること”を重視してきた歴史的な背景がある。

    信じられないけれど、それはスカウト ボバー トゥエンティにも同じことが言えるんです。

    《次ページ》
    謎すぎる!? どうしてこんなに走るんだ!

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    webオートバイ編集部員が愛用している“バイクグッズ”を持ち回りで紹介する「愛用品インプレ」。今回はオフロード好き編集部員の岩瀬が長年愛用している林道ツーリングには欠かせない「アタックザック」をご紹介します!

    林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    オフロード好き編集部員のワタクシ岩瀬が長年愛用しているバイクグッズのひとつが、ラフ&ロードの「アタックザック」です。

    このアタックザックは1990年に初代が発売されてから数回にわたってマイナーチェンジされ、現行モデルは8代目にもなるラフ&ロードのロングセラーモデルです。

    見た目以上の大容量で、30リットルも入る“サイズ感”や、痒い所に手が届く“機能性”が「林道ツーリングにピッタリじゃん!」と思い購入したザックです。オフロードにハマりだしてからの付き合いですから、かれこれ10年以上になります。

    そもそもワタクシがオフロードにハマりだしたのは「山登りやアウトドアが好きなら、オフロードは絶対、面白いと思うよ!」と、先輩に誘って頂いたのがきっかけなんですが、始めた頃は当然ちゃんとした装備も持っておらず、適当なリュックに荷物を詰めて走っていました。

    画像1: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    もちろんそれでも何とかなってしまうのですが、ハードに動くオフロードでは、リュックが暴れて、肩や背中がすぐ疲れてしまいます。

    このアタックザックは登山用のザックのように、肩と胸と腰でしっかりホールドできるので、ハードなオフロードライディングでも、ザックが背中で暴れて疲れてしまうことも少ないです。まずそこがひとつの利点です。

    画像2: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    特徴的な形をしているファスナー付きのバックフラップは、広げてレインウェアや脱いだジャケットなどを入れておくことができ、エンデューロなどハードに走るオフローダーのために開発されていることが、使う度によく分かります。

    画像3: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    林道ツーリングでは、普通の日帰りツーリングよりも荷物がやや多くなります。大き過ぎず、小さ過ぎない「サイズ感」も絶妙で、ザック自体は小さく見えても30リットルも入ります。

    何も荷物が入っていない時の重量がやや重たいですが、その分、オフロードで軽く転倒した時でも破れたり壊れたりしないほど作りは頑丈です。

    私はこのアタックザックに自己流のカスタムを施し、ハイドレーションや救出用のロープ、ガソリン携行缶などを装備しています。

    画像4: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    その他にもパンクやチェーン切れなど、林道でのトラブルを回避するための工具セットや、万が一の時のエマージェンシーキット、タイヤ空気入れ、着替えやレインウェア、当日コンビニで買った食料や飲み物などを入れると、荷物をなるべく少なくしているつもりでも、結構な重さになります。

    それでも、肩、胸、腰でしっかりホールドしているので、背負うとあまり重さを感じない作りになっています。

    普通のツーリングでしたら、シートバッグやサドルバッグという手段もありますが、ハードに走るオフロードではやはり背中に背負うリュックタイプのものが一般的です。

    画像5: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    でも、このアタックザックは専用のドローコード付きで、シートバッグにもなる機能を備えていて、高速道路などの長距離の時は疲れないようにシートバッグ仕様にしています。

    画像6: 林道ツーリングに“ありがたい”装備がいっぱいのアタックザック

    その他の機能面も充実していて、例えば、レインカバーも付いているので、雨が降っても大丈夫だし、腰ベルトにハイウェイチケットや小銭を入れるためのコインポケットが付いているので、ETCを付けていなくても安心です。

    オートバイ用に考えられたリュックやザックはたくさんありますが、このアタックザックのように「オフロード用」に考えられたものはあまり見た事がありません。

    同じものを10年以上使い続けていることもなかなか無いですが、やはり「疲れにくい」「多機能」「頑丈」などを兼ね備えたこのザックは林道ツーリングにとても重宝しています。

    仮にこのアタックザックが壊れても、また同じ物を買うかもしれませんね(笑)。

    ROUGH&ROAD アタックザック(RR6052BK)

    ライディングウェアからツーリングバッグまで豊富なラインナップを揃え、徹底的にライダー目線で考えられた製品が人気のラフ&ロード「アタックザック」。ブランド創成期より受け継がれ、マイナーチェンジを繰り返している伝統的なザックで、強靭な作りと斬新な機能はしっかりと後継されています。オフローダーの「こうだったらいいな」と言う、カユい所に手が届く作りは「さすが」のひと言。小振りながらも容量は30ℓを確保。価格は1万7400円 (税別)。

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    「スター・ウォーズ」新三部作でカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。一度見たら忘れられない佇まい、作品ごとに異なる演技......とらえどころのなさも魅力の彼が、いまスゴイことになっている。2019年は配信も含めると4作品が公開、2020年も執筆中の1月現在に決まっているだけでも2作品が公開予定だ。これまで組んだ監督と待機作の多さを見れば、俳優としてのポテンシャルは一目瞭然。知る人ぞ知る存在からアカデミー賞の有力候補へ2020年もアダムから目が離せない。(文・前田かおり/デジタル編集・スクリーン編集部)

    とどまることを知らない怒涛の公開ラッシュ

    今、もっとも勢いある俳優として注目を集めているアダム・ドライウバー。その名が大々的に知られることになった『スター・ウォーズ』新三部作が、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でついに完結したが、悪役カイロ・レンとして、190cm近い長身でライトセイバーを振るった彼は、熱狂的なファンからも絶賛されるまでになった。

    そんな『SW』熱も冷めやらぬうちに、Netflix配信の『マリッジ・ストーリー』での演技でゴールデン・グローブ賞をはじめ各映画賞の主演男優賞にノミネート。アカデミー賞でのノミネートも確実視され、いよいよ名実ともにトップスターに躍り出そうな気配だ。加えて、2020年は主演映画の公開ラッシュで、その勢いに拍車をかけている。

    すでに配信中のアマゾン・プライム・ビデオの『ザ・レポート』ではCIAによる非人道的な尋問プログラムを捜査した実在の人物を熱演。『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』では奇想天外な冒険に巻き込まれていくCM監督役。今春公開されるジム・ジャームッシュ監督の『ザ・デッド・ドント・ダイ』では、ビル・マーレイ、クロエ・セヴィニーらとゾンビ退治することになる田舎の保安官を演じている。

    その後もレオス・カラックス監督の『アネット』(原題)に、ベン・アフレック&マット・デイモンの共同脚本をリドリー・スコット監督が手掛ける歴史劇『ラスト・デュエル』(原題)などが待機中。かつてこれほど一人の俳優に作品が集中したことはあっただろうか。

    これ全部アダム!? 個性あふれる出演遍歴

    Photo by Mike Windle/Contour by Getty Images

    1983年11月19日、カリフォーニア州サンディエゴ生まれ、インディアナ州育ちの彼は高校時代に演技を始めるが、2001年に起きた・米同時多発テロを機に海兵隊に入隊。イラク派遣を前にマウンテンバイクの事故で負傷し、名誉除隊に。その後、俳優を目指してジュリアード音楽院に入学して演劇を学んだ。

    卒業後、ブロードウェイの舞台などで経験を積みながら、2011年、クリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』で長編映画デビューを飾る。翌年はスティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』、さらにコーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』にも端役だが出演した。

    注目されたのは、2012年から始まったHBOドラマの『GIRLS/ガールズ』。ヒロインの恋人役でいつも上半身裸の変わり者として登場したが、シーズンを重ねるうちに憎めない男へとキャラ変して人気者に。また同年、映画『フランシス・ハ』でノア・バームバック監督と出会い、『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』、『マリッジ・ストーリー』ヘと続く盟友関係が生まれる。

    小さな役を重ねながら、2014年、妻の育児ノイローゼに翻弄される夫を演じた『ハングリー・ハーツ』でヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞。2016年、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』での詩を綴る運転手役で絶賛され、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙サイレンス』では23kgも減量して宣教師役に挑み、観客を驚かせた。

    こう言ってはなんだが、いわゆる二枚目ではない。面長で少しばかり大きすぎる鼻は、時に不気味にも感じられる。だが、そんな独特な顔立ちと長身の体躯を活かして、いつしか名匠たちからも愛される俳優へと成長したアダム。変幻自在、唯一無二な存在感を放つ彼の飛躍は始まったばかりだ。

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    定番の鈴鹿やもてぎはもちろん、福岡県、岩手県、新潟県で初開催

    画像1: 定番の鈴鹿やもてぎはもちろん、福岡県、岩手県、新潟県で初開催

    「Enjoy Honda」は、2001年から各地で開催されているホンダのホンダのイベントです。

    モータースポーツや二輪・四輪・パワープロダクツ製品を「見て、遊んで、体感する」ことを目的とし、2001年の初開催以来、延べ100万人を超える来場者を記録しています。

    今年で20年目の開催となるEnjoy Honda 2020は、最新の幅広いホンダ製品に触れることができる「製品展示」に加えて、親子で学びながら体験できる「キッズバイク体験」や「交通安全教室」など、以前から好評の体験型プログラムを数多く実施予定。

    画像2: 定番の鈴鹿やもてぎはもちろん、福岡県、岩手県、新潟県で初開催

    また、「レーシングマシン走行パフォーマンス」や「トライアルバイクショー」など、間近での大迫力なモータースポーツプログラムも充実し、お子さんも楽しめる内容となっています。

    今年は、福岡県、岩手県、新潟県の3つの会場で初開催。2020年4月4日(土)の鈴鹿サーキットでの開催を皮切りに、全国10カ所で開催されます。

    Enjoy Honda 2020 開催スケジュール

    開催日程開催会場併催レース
    4月4日(土)~ 4月5日(日)鈴鹿サーキット(三重県)2020 MFJ全日本ロードレース選手権
    2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権
    5月9日(土)~ 5月10日(日)サンメッセ香川(香川県)
    6月6日(土)~ 6月7日(日)HSR九州(熊本県)
    6月20日(土)~ 6月21日(日)スポーツランドSUGO(宮城県)2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権
    8月29日(土)~ 8月30日(日)ツインリンクもてぎ(栃木県)2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権
    9月19日(土)~ 9月20日(日)★1万博記念公園(大阪府)
    9月26日(土)~ 9月27日(日)岡山国際サーキット(岡山県)2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権
    10月24日(土)~ 10月25日(日)マリンメッセ福岡(福岡県)★2
    11月14日(土)~ 11月15日(日)岩手産業文化センター(岩手県)★2
    11月21日(土)~ 11月22日(日)朱鷺メッセ(新潟県)★2
    ★1 開催日程は仮となります
    ★2 初開催会場

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    ベントレーのフラッグシップ、ミュルザンヌは60年の伝統を誇るV8のOHVエンジンとともに、2020年春に生産が終了されることになった。クラフトマンの粋を集めたインテリアなど、そのディテールをあらためて紹介しておこう。

    唯一無二のラグジュアリーを誇ったベントレーの最高峰モデル

    ミュルザンヌは、ベントレーのフラッグシップである最高峰モデルだ。その車名は、ル・マン24時間レースが行われるサルテ・サーキットのコーナーの名に由来する。この伝統あるレースで、ベントレーは1927〜30年に4連勝し、2003年にも復活して優勝を果たしている。初代は1980年から92年まで生産されたが、現行型は当時のフラッグシップだったアルナージに替わるモデルとして2009年に発表され、2016年にマイナーチェンジされている。

    全長は5.5mを超え、ホイールベースも3.3m近いという堂々たるサイズの4ドアリムジンに搭載されるパワーユニットは、ロールスロイスの傘下にあった時代からの6 3/4(6と4分の3)LのV8 OHVツインターボ。もちろん、60年前のものからは格段に進化しているが、基本構造は変わらない。ここで紹介する「スピード」はミュルザンヌの高性能バージョンで、パワースペックは537ps/1100Nm。組み合わされるミッションは8速AT。

    威厳のあるエクステリアに呼応するインテリアは、ハンドクラフトされた世界最高級のウッドパネル/レザー/メタルがふんだんに用いられ、150時間もの手間暇をかけて作り上げられている。それでもタッチスクリーン式インフォテインメントシステムが組み込まれるなど、革新的な最先端技術も投入されている。

    2019年にベントレーはフライングスパーをフルモデルチェンジし、このモデルがベントレーの新たなフラッグシップとなり、ミュルザンヌはフェードアウトすることになった。次期モデルは未定だが、電動化されるであろうと噂されている。

    ベントレー ミュルザンヌ スピード 主要諸元

    ●全長×全幅×全高:5575×1925×1530mm
    ●ホイールベース:3270mm
    ●重量:2770kg
    ●エンジン種類:V8 OHVツインターボ
    ●排気量:6752cc
    ●最高出力:395kW<537ps>/4000rpm
    ●最大トルク:1100Nm<112.2kgm>/1750rpm
    ●トランスミッション:8速AT
    ●駆動方式:FR
    ●EU混合燃費:6.7L/km
    ●タイヤサイズ:265/40ZR21
    ●税込価格:4022万1000円

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    2018年3月10日、心臓発作により51歳で早逝した元GPライダーのR.ウォルドマンですが、彼が2015年にドイツのツショルラウという街で開催されたヒストリックイベントに、ファン・フィーン・クライドラーの50ccレーサーで出場した際の映像が残されていますので紹介いたします。
    (※webサイト ロレンスより)

    昔取った杵柄! 小排気量使いとしての実力を披露!

    1986年に当時世界ロードレースGP(現MotoGP)にあった80ccクラスで、GPデビューを果たしたウォルドマンは、1989年から125ccクラスにも参戦。その後、125ccクラスのトップライダーのひとりとなったウォルドマンですが、1994年からは250ccクラスへステップアップし、マックス・ビアッジらライバルたちと、激しい名勝負を幾度も繰り返すことになりました。

    2009年までライダーとして活躍したウォルドマンですが、引退後してからの2010年代はTV放送のユーロスポーツのスタッフなどで活躍し、GP業界に貢献。彼の若すぎる死は多くの人を悲しませることになりました・・・。

    そんなウォルドマンが、ライダー引退後の2015年に、ドイツのザクセン州の街、ツショルラウで開催されたヒストリックイベントに参加した時の映像が、YouTubeにアップされていました。市街地の道路などの一角を閉鎖してコースにし、そこを古いロードレーサーを走らせるイベントのようですが、なんとウォルドマンは参加ライダーの1人として、1970年代の50ccGPマシンであるファン・フィーン・クライドラー(水冷2ストローク単気筒50cc)を走らせていたのです。

    画像: パーマネントのショートサーキットではなく、市街地の一部を閉鎖して設けたコースなので、コースとなる車道と観客が並ぶ歩道の距離は非常に近いです! www.youtube.com

    パーマネントのショートサーキットではなく、市街地の一部を閉鎖して設けたコースなので、コースとなる車道と観客が並ぶ歩道の距離は非常に近いです!

    www.youtube.com
    画像: ファン・フィーン・クライドラーは1960〜1970年代、常に当時のGP50ccクラスで戦闘力に優れたレーサーとして、多くのライダーに愛された名機です。ウォルドマンの車両が何年型かは不明ですが、1978年型は19馬力/16,000rpmの最高出力で、185km!! のトップスピードを公称していました。 www.youtube.com

    ファン・フィーン・クライドラーは1960〜1970年代、常に当時のGP50ccクラスで戦闘力に優れたレーサーとして、多くのライダーに愛された名機です。ウォルドマンの車両が何年型かは不明ですが、1978年型は19馬力/16,000rpmの最高出力で、185km!! のトップスピードを公称していました。

    www.youtube.com
    画像: 元々80ccクラスでGPデビューしただけあって、ウォルドマンはファン・フィーン・クライドラーも苦もなく乗りこなしています。市街地特設コースとは思えない、本気!? の走りを動画でお楽しみください! www.youtube.com

    元々80ccクラスでGPデビューしただけあって、ウォルドマンはファン・フィーン・クライドラーも苦もなく乗りこなしています。市街地特設コースとは思えない、本気!? の走りを動画でお楽しみください!

    www.youtube.com

    GP好きも小排気量好きも、動画をぜひご覧ください!

    画像: Ralf Waldmann Kreidler Van Veen 50ccm Zschorlau 2015 www.youtube.com

    Ralf Waldmann Kreidler Van Veen 50ccm Zschorlau 2015

    www.youtube.com

    まとめ:ロレンス編集部 宮﨑健太郎

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    SUVブームの中にありながら、フォルクスワーゲンのSUVラインアップはティグアンだけという状態が続いていた。そこに待望のコンパクトSUV、Tクロス(Volkswagen T-Cross)が2019年末にようやく日本でも発売された。この注目モデルと国産の人気SUV、トヨタ C-HRをライバルに見立てて比較してみよう。

    ※タイトル写真は、おおよそのサイズを比較できるように両モデルのノーズ先端で位置合わせしています。

    都会派オンロード志向なC-HRか、FFでもSUVらしさのあるTクロスか

    Tクロスはポロのコンポーネンツをベースに開発された、フォルクスワーゲン最小のSUVである。SUV風にドレスアップされた従来までのクロスポロと違い、専用ボディで高効率パッケージを実現した正真正銘のSUVだ。自動車税が安い1Lターボエンジンを搭載している点も注目されている。導入記念の特別仕様車「TSI 1st」と「TSI 1stプラス」の受注が、日本でも2019年11月から始まったばかりである。

    画像: フォルクスワーゲン Tクロス TSI 1stプラスにデザインパッケージ(オレンジ)を組み合わせたモデル。

    フォルクスワーゲン Tクロス TSI 1stプラスにデザインパッケージ(オレンジ)を組み合わせたモデル。

    迎え撃つのは2017-2018年の国内ベストセラーSUV、トヨタC-HR。クーペライクな超個性的スタイリングと、欧州で鍛えられた走りを身上とする。2019年10月のマイナーチェンジでGRスポーツが新登場し、さらに1.2Lターボに6速MT(iMT)が追加されるなど話題も豊富だ。ここで比較するモデルは、主力グレードといえる1.8L+モーターを搭載したハイブリッド車(HV)。どちらも300万円前後に設定されている日独コンパクトSUVによる対決だ。

    画像: トヨタ C-HR G(ハイブリッド)。写真はマイナーチェンジ前のモデルで、フロントバンパーの形状が変更されている。

    トヨタ C-HR G(ハイブリッド)。写真はマイナーチェンジ前のモデルで、フロントバンパーの形状が変更されている。

    ■フォルクスワーゲン Tクロスの車両価格
     Tクロス TSI 1st:299万円
     Tクロス TSI 1stプラス:335万9000円
    ■トヨタ C-HR(ハイブリッドモデル)の車両価格
     C-HR S:273万円
     C-HR S GRスポーツ:309万5000円
     C-HR G:299万5000円
    ※すべて税込

    ひと口にコンパクトSUVと言っても両車のクラスは異なる。Tクロス(全長4115mm)はいわゆる欧州Bセグメントなのに対して、C-HR(全長4385mm)はCセグメントにあたる。全高はTクロスが標準装備のルーフレール込みで1580mm、その設定がないC-HRは1550mmだから、これはほぼ同等といったところ。ボディ全体としては、C-HRの全幅が35mm広いこともあってひとまわり大きい。

    ステアリングホイールの操舵感はともに上質でハンドリングも軽快だが、Tクロスの足まわりはドッシリ頼もしくSUVらしい味わいを感じられる。最低地上高でもTクロスが180mmとC-HR(140mm)より40mmのアドバンテージを持ち、オフロードでのSUVらしい余裕はTクロスが大幅に上回る。C-HRは欧州車を彷彿とさせる実力と、オンロード指向の切れ味が印象的だ。

    画像: フォルクスワーゲン Tクロスとトヨタ C-HRのボディサイズを比較。

    フォルクスワーゲン Tクロスとトヨタ C-HRのボディサイズを比較。

    居住/荷室スペースの広さで明暗。ボクシーなデザインのTクロスに軍配

    インテリアに目を移すと、C-HRは前席優先であることがわかる。後席は身長175cmの乗員を基準にしても十分なニールームとシートサイズを備えるが、サイドウインドーが小さなリアドアと立派なサイズの前席に囲まれ、閉塞感がハンパない。ラゲッジスペース容量は通常で318Lと小さめ。リアウインドーの傾斜が強いため、背の高い荷物を立てて載せるのは難しい。

    その点、Tクロスは最大でC-HRと同等以上の後席ニールームを実現。荷室容量はこの状態で385LとC-HRより大きいうえ、後席を140mmも前後スライドさせることが可能で、最大455Lまで拡大できる。BセグメントのSUVで現在、もっとも模範的なパッケージ。カーナビゲーションやスマホのワイヤレス充電、前後席に計4つのUSBポートなど、標準装備の充実ぶりも見逃せない。

    画像: ラゲッジルームを正面から比較。容量はTクロス(左)385Lなのに対してとC-HR(右)は318L。

    ラゲッジルームを正面から比較。容量はTクロス(左)385Lなのに対してとC-HR(右)は318L。

    先進安全運転支援システムの装備内容はほぼ互角

    どちらのモデルも、走行時(昼間の歩行者検知機能付き)や駐車時(前進・後退)の衝突被害軽減ブレーキ、後側方の死角をカバーするモニターや警報などを採用し、先進運転支援システムの装備は好勝負の内容だ。ただしTクロスの場合、ステアリングホイールの車線逸脱防止制御とオートハイビームはハイグレードの「TSI 1stプラス」専用。

    C-HRもグレードによって設定が異なるが、TSI 1stに対しては一歩リードといったところ。車速追従クルーズコントロール(ACC)にしても、両モデルともに停止まで可能な全車速対応だが、C-HRは停止保持もしてくれる。またC-HRのペダル踏み間違い防止制御と、Tクロスのプロアクティブ オキュパント プロテクション(事故の可能性を検知するとシートベルトのテンションを高めて、ウインドーを閉じる)は、それぞれのお国柄が現れた装備と言えよう。

    加速感・軽快感ではTクロスに、エンジンの静粛性では4気筒のC-HRに軍配

    C-HRのパワートレーン1.8L直4+モーターはシステム最高出力122psを発生し、Tクロスの1L直3ターボ(116ps)を数値の上ではリードしている。しかし、実際の加速感で言えばTクロスのほうが力強い。この1Lターボは、自然吸気2Lエンジン並みの最大トルク200Nmを2000〜3500rpmという低回転域から発生させ、そのうえ車両重量がC-HRより150kg以上も軽いのだ。

    C-HRの動力性能も普段使いに不足ないのだが、シャシー性能に対してはもの足りないというのが正直なところ。エンジンの静粛性や振動の少なさでは4気筒の、さらにモーター駆動もできるC-HRに分があるものの、Tクロスも3気筒の弱点を感じさせないレベルにある。

    Tクロスの燃費(WLTCモード)は16.9km/L。対してC-HRは25.0〜25.8km/Lとハイブリッドモデルの圧勝で、さらにレギュラーガソリン仕様ということもあってランニングコストの面で魅力的だ。また、C-HRはエコカー減税や環境性能割も適用されるのに対して、Tクロスは自動車税の安さと、税制面でのメリットが異なる。

    画像: 1L直3ターボエンジンを搭載するTクロス(左)と、1.8L直4+モーターのハイブリッドシステムを搭載するC-HR(右)。

    1L直3ターボエンジンを搭載するTクロス(左)と、1.8L直4+モーターのハイブリッドシステムを搭載するC-HR(右)。

    Tクロスの販売は現在、特別仕様車のみ。今後登場する通常モデルにも期待

    C-HRは、デビューした2016年12月から約3年を経過した今でも完成度の高さを感じさせる。販売の勢いこそ落ち着いてきたと言われるが、商品性を考えればむしろそれまでが売れすぎだったのではないか。

    一方のTクロスは、SUVに求められる要素を4WD以外ですべてかなえる、フォルクスワーゲンらしい真面目な1台。キャラクターはC-HRと対照的だが、装備内容を見ればコストパフォーマンスも高く、クラスを超えて国産SUVの強力なライバルになる商品力を備えている。導入記念特別仕様車「TSI 1st」以降のラインアップにも注目したい。(文:戸田治宏)

    フォルクスワーゲン Tクロス TSI 1stプラス 主要諸元

    ●全長×全幅×全高=4115×1760×1580mm
    ●ホイールベース=2550mm
    ●車両重量=1270kg
    ●エンジン=直3 DOHCターボ
    ●排気量=999cc
    ●最高出力=116ps/5000-5500rpm
    ●最大トルク=200Nm/2000-3500rpm
    ●駆動方式=FF
    ●トランスミッション=7速DCT
    ●車両価格=335万9000円

    トヨタ C-HR G(ハイブリッド) 主要諸元

    ●全長×全幅×全高=4385×1795×1550mm
    ●ホイールベース=2640mm
    ●車両重量=1440kg
    ●エンジン=直4 DOHC
    ●排気量=1797cc
    ●エンジン最高出力=98ps/5200rpm
    ●エンジン最大トルク=142Nm/3600rpm
    ●モーター最高出力=72ps
    ●モーター最大トルク=163Nm
    ●駆動方式=FF
    ●トランスミッション=電気式無段変速機
    ●車両価格=299万5000円

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    【AD】大人になると本当に自分の時間が無くなるものです。仕事が忙しいとか、家庭のこととか。理由は人それぞれだけど、それでもやっぱり男には自由時間が必要だと思う。休日に、なんとか作り出せるのはせいぜい3時間くらい? その限られた自由を最高のひとときに!

    最近あまりバイクに乗れてない、という人へ

    平日は仕事に全力で、週末は家族サービス。休日だからって大人には自由なんてありませんよね。

    でも、ほんのちょっとだけ……

    やらなければいけない用事を済ませた後の3時間くらい。

    それくらいなら自分の時間って捻出できるように思いませんか?

    そのひとときをバイクでリフレッシュ。そういうライフスタイルだって現実的にはアリだと思うんです。

    画像: 最近あまりバイクに乗れてない、という人へ

    でも、そうなると短時間で満足度の高いバイクじゃないといけません。

    乗るのがおっくうになりがちな、デカすぎ&重すぎバイクはNG。

    街乗りメインだから、やっぱカフェレーサーあたりが正解でしょうか……

    そこでちょっとイイな、と思うのがSV650Xでした。

    SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    スズキのSV650Xって、実はものすごく幅広く楽しめるバイクだと思うんです。

    走るだけじゃなくて、愛でる楽しみにも溢れてます。

    それにレトロテイストが感じられるカフェスタイルは街乗りで威力を発揮!

    正統派の革ジャン&ジーンズでも、なんかこう……イイ感じの人に見えるんです。

    ボクは普段の生活を含めて自分のことをお洒落だと全く思っていませんけど、SV650Xのおかげでそれっぽさ満点です。

    ありがたい!

    画像1: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    ぶっちゃけ言ってしまうと、バイクに乗るときってヘルメットも被るし「その人が誰か?」っていうのは、あまり意味をなさないものです。

    それって逆を言えば、誰でもカフェレーサーを気取れるってこと。

    SV650Xと“それっぽい服装”さえ整えれば、即日カフェレーサーに変身できる。

    ライダーとしての顔は、普段とは別の顔。

    こういう楽しみかたもバイクならでは、でしょ?

    画像2: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    そのときに大事なのは『バイク自体がわかりやすいスタイルであること』だと思っています。

    お洒落すぎて理解に苦しむのはボクには無理!

    その点、SV650Xはヘッドライトからつながるフレームカバーまでのデザインが、ちょっとロケットカウルっぽくてカフェレーサーっぽいキャラが明確です。

    画像3: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    あとはタックロールのシートもレトロ感。

    ブラウン×ブラックの2トーンで雰囲気がありますしね。

    こういう方向性の明確さ、すごく大事です。

    画像4: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    そして極めつけはセパレートハンドル!

    しかも、けっこう低めです。カフェスタイルは、やっぱりこうじゃないといけません。

    ここで「乗車姿勢もすごく快適ですよ!」なんて言いませんからね(笑)

    画像5: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    身長176cmのライダーでも、それなりに前傾姿勢になります。

    ギリギリできつくない、っていうラインですね。

    でも、それは今回どうでもいいと思うのです。

    それでこそ手に入る“ライダーとしての主張”というものもありますから。

    ここで重要なのは、跨っているライダーがカッコよく見えること!です。

    画像6: SV650Xならお洒落感も、気軽さも!

    このライディングポジションがあるからこそ、SV650Xで走っている時って気持ちが盛り上がるんですよ。

    それがちょっとくらいヤセ我慢だっていいと思う。

    ほんのひとときの自分だけの時間くらい、気持ち的に尖りましょう!

    でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    画像1: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    何よりもまずスタイル重視! というのも正しいですけど、そのうえで他の部分、例えば走りの性能とかもちゃんとしていたら、もっと嬉しい。

    ライダーは欲張りですから、そう思うのはボクだけじゃないはずです。

    SV650Xは『自分のスタイル』にすることができるバイクですけど、見た目だけで走りはグダグダ……だったら、やっぱり嫌じゃないですか。

    だけどSV650Xは、そこも完璧に近いと思います。

    そもそもSV650Xのベースになっているのは純粋なスポーツネイキッドSV650です。

    画像: SV650 ABS ※写真はオプションパーツ装着車

    SV650 ABS ※写真はオプションパーツ装着車

    このSV650がそもそもスポーツバイクとして完成度が高い。

    バイクに長年乗ってきたライダーも唸らせるポテンシャルを秘めています。

    それをカフェスタイルにしてセパレートハンドルにしたのがSV650Xなんですからね……

    画像2: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    走りがヌルい、なんてことはありえない訳です。

    むしろ逆!

    本格的なセパレートハンドルのおかげもあって、フロントタイヤの接地感も明確。

    スタンダードのSV650を上回るホットなコーナリングを楽しめます。

    画像3: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    ボクの感覚での話になりますけど、例えばワインディングでリッタークラスのバイクが相手でも十分についていける性能だと思ってます。

    前を走る大排気量車を抜けないまでも、置いて行かれることはない。

    タイトな峠なら、むしろ後ろにつかれたくないバイクですね。

    画像4: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    その理由はVツインエンジンならではのスリムな車体に、ちょっと細め160幅のリアタイヤ

    そして剛性としなやかさのバランスが優れたトラスフレームと200kgアンダーの車両重量の組み合わせ。

    きちんと扱うとバイクを寝かせるのが鋭く、コーナーの切り返しも早いんです。

    ちょっとやそっとじゃ負けるとは思えません。

    画像5: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    そのうえでスリムな車体を実現できるVツインエンジンがこれまた秀逸の完成度なんです。

    このエンジンは海外メーカーへのOEMも含め、これまで40万基以上も生産された名機中の名機。

    排気量645ccでも低速から力強く、上はVツインとは思えないほど爽快に伸びていきます。

    このエンジンがあるからこそ、ボクは誰に対してもSVというバイクを自信をもっておすすめできると思っています。

    画像6: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    軽快に曲がるコーナリング性能と、スロットルを開ける快感を同時に持ち合わせていて、走りが最高に楽しい。

    だからSV650Xは、短い時間を乗るだけでも満足できるんです。

    画像7: でも『お洒落だけ』じゃイヤ!

    高速道路に乗って、その加速フィーリングを体感すれば気持ちは一瞬でスカッと晴れやか!

    走らせることが単純に気持ち良い。

    こういう感覚的なものって、スペック上の数字には表れません。

    本当にSV650Xの加速フィーリングって、病みつきになりそうな爽快感なんですよ!

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    走りの性能よりも大事なこと

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    2019年4月からスタートした日本映画史上初シリーズ「松竹ブロードウェイシネマ」。第四弾として2020年も3月13日(金)よりケヴィン・クライン主演『シラノ・ド・ベルジュラック』を公開。この『シラノ…』公開以降の作品も発表された。

    映画館のドアを開けたら、そこは約2時間の小旅行

    現代の舞台の本場はやはりアメリカ・ニューヨークのブロードウェイ。でも、そう簡単にニューヨークへ足を運ぶ事はなかなか難しい。そこで、お手頃な価格でゆったりと本場ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館でお楽しみ頂きたい―そんなコンセプトから誕生したのが、「松竹ブロードウェイシネマ」だ。その第4弾『シラノ・ド・ベルジュラック』はじめ、2020年度に公開される待機作が明かされた。

    『シラノ・ド・ベルジュラック』(原題:CYRANO DE BERGERAC)
    アカデミー賞・トニー賞W受賞、映画界・演劇界の王者、ケヴィン・クライン。
    初演から123年。語り継がれた傑作が、ニューヨークのブロードウェイから帰ってくる!
    演出:デヴィッド・ルヴォー
    出演:シラノ・ド・ベルジュラック役 ケヴィン・クライン
      ロクサーヌ役 ジェニファー・ガーナー
    <2020年3月13日(金)より東劇(東京)他全国順次公開>

    画像: 「キンキーブーツ(仮題)」ⓒBroadwayHD

    「キンキーブーツ(仮題)」ⓒBroadwayHD

    『キンキーブーツ(仮題)』(原題:Kinky Boots)
    シンディ・ローパーの作詞作曲による、トニー賞受賞作品大ヒット・ミュージカル、
    “本家本元”が遂に日本上陸!実話をもとにした映画『キンキーブーツ』から、ニューヨーク・ブロードウェイ界の重鎮、ハーヴェイ・ファイアスタインの脚本による記録破りのミュージカルが誕生!
    <2020年夏、東劇(東京)他全国順次公開>

    画像: 「ジャニス・ジョプリン(仮題)」ⓒBroadwayHD

    「ジャニス・ジョプリン(仮題)」ⓒBroadwayHD 

    『ジャニス・ジョプリン(仮題)』(原題:A Night with Janis Joplin)
    「ローリングストーン誌が選ぶ歴史上 最も偉大な100人のシンガー」第28位を堂々獲得。ロックのレジェンド、ジャニス・ジョプリン。ニューヨーク・ブロードウェイで彼女のDNAが唯一認めた歌姫メアリー・ブリジット・デイヴィスで贈る、極上のミュージカル・ショー!
    <2020年秋、東劇(東京)他全国順次公開>

    配給:松竹 ⓒBroadwayHD

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