「はるか、ノスタルジィ」ロケ地・「海猫屋」が10月で幕

大林宣彦監督の小樽ロケ「はるか、ノスタルジィ」。

そのロケ地にもなった店「海猫屋」が、

10月末で閉店するそうです。

1

映画は、船見坂や小樽運河、手宮線跡など

小樽の各所が〝大林マジック〟で映像化され、

強烈な印象を残しました。

歴史的建造物としても価値のある「海猫屋」さんは、

多くの人に愛される場所。

機会があれば、ぜひ直に足を運び、

作品もご覧になってみてください。

小樽ロケ地巡り(中)~「少年」「はるか、ノスタルジィ」「探偵はBARにいる」など

小樽ロケ地の写真レポート、第2弾をどうぞ。

* * *

三角市場の横を通って・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

 

突き当りを左に曲がると、そこは「船見橋」。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

大島渚監督の「少年」(1969年)に出てきた風景が、

柵の向こうに残っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

その橋を渡れば、数々の映画ロケ地として

知られる「船見坂」があります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

大林宣彦監督の「はるか、ノスタルジィ」(1993年)、「少年」のほか、

「Love Letter」(1995年)、「探偵はBARにいる」などにも登場。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

坂から見下ろすと、確かに〝絵〟になる光景が広がります。

そこから歩いて30分ほどの場所にあるのが、「富岡教会」。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ここは、「ジャコ萬と鉄」(1964年)の撮影が行われました。

なんと、外観は当時のまま!

時代を重ねたゴシック様式の美しさに圧倒されます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

そこから港方面へ歩くとある、この道。

何の作品のロケ地かわかりますか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

 

 

実は、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年)で

船越英二が初恋の人と再会した場所なのです。

残念ながら、もう「喫茶ポケット」はなく、

当時の面影はほとんどありません。

ということで、次の目的地は、同じく「相合い傘」のロケ地です。

(つづく)

 

(アラタメ)