順張りさんが考えたRSIを使った新しい投資方法

2020年1月22日

RSIを使った新しい投資法を紹介しているページ

このページの最終目標は、順張りさんが考えた新しいRSIの見方の考案(順張りさん式RSI分析)やそのメリットやデメリットなども紹介する事になります。

 

RSIとは、株式投資のテクニカル分析です。その中でもRSIはオシレーター系に属します。

テクニカル分析は主に、4つの分類に分けられています。


①時系列系

分析のときに時間を考慮して分析するものです。

②非時系列系

分析の時に時間を考慮しません。

③トレンド系

株価が上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのかというのを分析するもの

④オシレーター系

価格の変動に重点を置いて、買われすぎ売られすぎを判断します。

↑RSIは④のここに分類します。


 

どの指標や分析方法にしても得意な相場状況や苦手な相場状況があり、どんな相場にも適応できる万能なテクニカル指標は存在しません。

なぜならば、トレンド系のテクニカル分析は、大まかにどっちの方向に株価が今動いているのかという事しか分析できず、逆にオシレーター系分析の場合には、今現在過去と比べてどのぐらい売られている(下落している)のかという事しかわかりません。

言ってしまえば、売られているから買われるという保証はないという事になります。

ただ、過去のチャートから確率的に、これ以上下がりにくいという目安として考えることはできます。

なので、適材適所でその時にあったテクニカルを使わなければ行けません。

このページでは、RSIはどのような時に機能し、またはこのような時には機能しないという事を勉強していってもらえたらと思います。

さらには、順張りさんが考えた新しいRSIの見方の考案(順張りさん式RSI分析)やそのメリットやデメリットなども紹介できたらと思います。

RSIの特徴

一定期間の終値での値上がり幅値下がり幅のどちらが強いのかという事を計算しようと試みてるツールになります。逆張り的な手法になります。


たとえば、10日間の価格変動を調べようとする場合には、10日中7日が上昇、3日が下降したとします。

それぞれ上昇した価格は1日10円ずつ上昇、下降した日も1日10円下降したとします。

上昇した日の合計が70円、下降した日の合計が30円になります。

合計は100円です。

なので、70÷100*100%という計算方法で計算を出します。

答えは70%になります。


強い上昇の時には、当然数値は高くなり、逆に値下がりが大きい時には数字は小さくなります。【0%~100%内での計算になります】

一般的なRSIの使い方

RSI14日でのケース

・一般的には、14日間を多く使いますが、9日を使う人もいるそうです。

・75%以上は買われすぎで売りシグナル

・30%以下は売られすぎて買いシグナル

・80%付近では反落注意(ただし、出来高が大きい場合は落ちてこないで上昇が続くケースもかなりあります)

↓は例で、2017年5月~2018年1月までのパソナ(2168)の株価です。

上段がロウソク足チャート、下段がRSI14日になります。

見てもらえばわかりますが、80%に何度もタッチしてますが株価は崩れず上昇を続けました。

よほど強い上昇だと言うことがわかります。

 

RSI42日を使ったケース

・70%以上で目先の高値に近づいています。

・70%以上から下降してきたら目先の上昇が終わりに近づいています。

(もしくはもう終わっています)

この場合の調整期間は2週間以上続きます。

 

↓の画像は上がローソク足、下の水色の線がRSI42日です。

 

 

 

・35%以下では目先の底入れ(短期の反発)が期待できます。

【ただし、大底という場合ではなくケースも多々見られるので油断は禁物になります。反発期間は2週間~3週間という期間が多い傾向にあります。】

頻繁に現れるようなものではないので、余程の悲観的な相場の時に現れます。

↓の画像は上がローソク足、下の水色の線がRSI42日です。

 

RSIの計算式

RSIの計算式

RSIが機能する時はこんな時

RSIに限らずですが、テクニカル分析というのは、相場の状況によっては全く機能しない場合があります。

ですが、そんな場合もRSIが機能する相場の特性を理解していれば怖くありません。なぜなら、そのような相場の時にはRSIを使わなければいいのです。

一般的なRSIの使い方でRSIが機能する時というのは、BOX相場かレンジ相場、もしくは緩いトレンドを描いている場合のみです。

急激なトレンドにはRSIは全く機能しなくなるので注意しましょう。

特にRSI14日を使う場合には躊躇にその傾向が現れます。

 

↓RSI14日を使ったチャート

上の画像は14日RSIを使ったチャートになります。

長い保ち合い(レンジ相場)になっているのがわかります。この時のRSIの動きを見てみると、きちんと高値ではウリシグナルを、安値では買いシグナルを出します。

 

では、次に、緩やかな上昇トレンドの時のチャートを見てみます。

期間は短いですが、有効に機能しているのがわかります。

 

では、機能してない急激な下降トレンドではどうなるか見ていきます。

株価は下がっているのにもかかわらず、無限に買いシグナルが出続けてしまいます。

これは急激な上昇トレンドが出ている時も同じ状態になります。無限に売りシグナルが出続けてしまいます。

 

このように、急激な変化にはとても弱いという特徴があり、ボラティリティには注意しないければいけないという特徴があります。

ですが、実際にチャートを見ながら今の相場の状況を正確に読み解くのは難しいでしょう。

そこが、RSIの難点であり、ダマシも頻繁に発生することから実際の使用にはRSI一本では不足感があります。

そこで次の章では、順張りさんが考えた投資法で逆にダマシを正確に読み解いて通常はオシレーター系指標としての機能を持つRSIをトレンド系の分析に利用するという方法をご紹介します。

 

 

順張りさんが考えたRSIを使った新しい投資方法

ここまで、読んでもらえたならわかりますが、RSIというは単体ではダマシが多く、これがダマシなのかどうなのかはっきりわかりません。

ですが、【順張りさん式RSI分析】ではRSIのダマシを利用してトレンドの分析をしていくという方法を取りたいと思います。

 

RSIとボラティリティは相性がいい

実は、RSIとボラティリティには深い関係があります。

上昇トレンドを発生させている時には、ボラティリティというのは上昇します。

RSIはどうでしょうか?

答えはもちろん上昇します。

 

では、レンジ相場やボックス相場の場合はどうでしょうか。

ボラティリティはボックス相場やレンジ相場の場合小さくなります。

RSIはどうでしょうか?

実は、上下に動き続けます。

 

下降トレンドの時のボラティリティは最初大きく上がります。その後徐々に下がります。

RSIはどうでしょうか?

答えはもちろん下がり続けます。

 

この事を覚えといてください

 

RSIとボラティリティを使った高値や底値の当て方

RSIとボラティリティを使った天井や底値の当て方が存在します。

それはボラティリティとRSIが真逆に動いてる時という事になります。

↑緑の線がボラティリティ14日、水色の線が14日RSI

画像を見てもらえるとわかりますが、ボラティリティが大きく上昇している時に、RSIが赤線付近まで下がっています。これはよく見られる底打ちサインになります。

逆に、RSIが高値にあるにも関わらず、ボラティリティが下がってきている場所があります。これは、株価が天井を付けている可能性が高いので注意しましょう。

 

先程の画像に文字を追加しました。

逆にRSIが高値にある時に、ボラティリティが上昇か横ばいの場合には上昇トレンドの継続が考えられます。

ボラティリティもRSIも同じように上昇しているときのほうが上昇スピードが高いです。

 

RSIの高値が下がってきている+ボラティリティが横ばいか少し下がり気味の場合は下降トレンドが発生している可能性が高いです。

 

上記の画像のように、RSIが下がり、ボラティリティが上がっても、ボラティリティがそれほど強い上昇をしていない場合には、底打ちシグナルにはなりません。

 

基本的に、上昇トレンドやレンジ相場の場合、RSIとボラティリティはほぼ同じ方向を向いて動きます。

上の画像は、横ばい圏からの上昇トレンドになります。

 

順張りさん式RSI分析のまとめ

①RSIが横ばい+ボラティリティ横ばい=レンジ相場、上昇トレンドに入る可能性もある

②RSIが70%以上上昇+ボラティリティ下落=下降トレンド、天井値の可能性も

③RSIが上昇+ボラティリティ上昇(同じぐらいの上昇幅)=上昇トレンド、上昇トレンド序盤の可能性、同じぐらいの上昇幅出ない場合は天井の可能性(ボラティリティの上昇が少ない)

④RSIが上昇+ボラティリティ横ばい=上昇トレンド

⑤RSIが下落+ボラティリティ下落=レンジ相場(小さな下落)

⑥RSIが下落+ボラティリティ上昇=大底の可能性(大きいボラティリティが必須)

⑦RSIが下落+ボラティリティ横ばい=暴落中かレンジ相場

 

チャートの表示方法

順張りさんの場合は、松井証券のネットストックハイスピードというツールで、RSI14日とボラティリティ14日を重ねてています。

重ね方は、ボラティリティ14日のチャートをRSI14日のチャート部分へドラッグするだけです。

勝てないトレーダーの共通点

勝てないトレードの原因は色々ありますが、一つに情報収集しないという所があると思います。

自分一人で情報を集めようとするのではなく、本やツイッターや掲示板、投資顧問など積極的に情報収集しておくべきです。

次に、その情報に対して分析を行い、それは良いトレードになるのかどうかを考えます。

情報を見てもそれが正しい情報なのか分析できなければいけません。

そのためには積極的に情報を取りに行く貪欲さと常に勉強し新しい知識と古い知識を混ぜ合わせてより良いトレード手法の開発も必要になります。

その次に心理的な問題が立ちはだかります。

良い情報と手法で8割は勝てるトレーダーの条件が揃いますが、残り2割の心理的問題が情報やトレード手法を信じる心を折りにかかります。

どんな方法でも、100%勝てる手法はなく一回負けたからトレード手法変える人が多い印象を受けます。

これは心理的な問題です。

良い情報を知りたいという方は、投資顧問に登録しておくのが良いでしょう。投資顧問をバカにしてはいけません。投資顧問になるには金融の世界で最低3年以上の実務経験を要してしかも結果を出してなければなれない職業です。

しかも、5000万以上純財産額がなければなれないので、ガチな投資の実力者しかなることが出来ない仕事というのはあまり知られていない事だと思います。

しかし、評判が良くない投資顧問というのも存在するのは確かなので、今回は評判が良い投資顧問を紹介しておきます。

僕も登録してますが、ここだけでも最低限登録しておきましょう。

MJI投資顧問は評判がよく登録しておくと良い投資方法や情報が手に入る可能性があるのでやっておきましょう。

情報を制するものは、時代を制するのはいつの時代も変わりません。

情報の仕入先を増やしておくのは最善の一手になります。

ですが、その情報をどのように料理するかは自分の実力なのです。

そのための勉強ですよ。

小さな努力ですが、「人生が変わる」「投資成績が変わる」きっかけというのは、このような小さな努力によるものです。

良いキッカケになるので、やりましょう。

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