BOX相場(もみ合い相場)と上昇トレンドが発生する前兆を覚えよう
BOX相場(もみ合い相場)とは
BOX相場とは、高値や安値を抜けず同じような価格帯を行ったり来たりする相場のことを言います。
下の画像は,BOX相場の例になります。
上にも下にもほとんど抜けず同じような価格帯を行き来しているのがわかると思います。
BOX相場(もみ合い相場)の特徴
BOX相場の場合は、価格が動きにくく利益が取りづらい傾向にあります。
上がったと思っても、すぐ落ちてくるのでストレスの多い相場と言えます。
また、悲観的な意見も多くなり、会社の将来性にも疑問が湧きやすい時期なので、少ない利益で撤退してしまう事も多いと思われるので、投資には不向きの状態と言えます。
この記事で紹介した、第一ステージもしくは第二ステージの踊り場か第3ステージでよく見られる形になります。
特に、第一ステージの場合には何年もBOX相場を形成していたりするので、長い間塩漬け状態の株になってしまう危険性があるので、出来るだけ第一ステージでの投資は控えたほうが良いでしょう。
ステージ分析の考え方は覚えておくと大局的に相場を見る習慣がつくので、是非覚えておきましょう。
トレンドとは何?
トレンドとは、株価が青天井に上昇を続けたり(上昇トレンド)、底なし沼のように株価が下落(下落トレンド)しているなど、一方通行に株価が動きやすい時期の事を言います。
このような時期は株価が大きく動きやすく、仮に多少の下落があったとしてもすぐに前の高値を超えて価格の上昇を続ける特徴があります。
ステージ分析で言う所の第二ステージに当たります。
上昇トレンドが出ている相場の特徴
まず、前回高値を更新し続けます。
そして前回安値を割らないことが多いです。掲示板などの雰囲気は明るくイケイケな感じが出ています(笑)業績なども好調である事が多く将来は明るく感じます。
上昇トレンドの場合は、第二ステージに当たります。
下降トレンドが出ている相場の特徴
前回高値は更新出来ません。
そして、前回安値を割ります。掲示板などの雰囲気は暗く売り煽りなど沢山発生します。もうこの株は終わったといった雰囲気が充満し、最後の方は掲示板に投稿する人が少なくなります。
下降トレンドの場合は第4ステージになります。
高値を更新する時の特徴
1,上昇時に出来高が膨らみ、下落時には出来高が減ります。
2,前回高値を更新する直後に押し(下落)が発生しますが、すぐに高値に戻ります。
3,前回安値は下回りません
4,ファンダメンタルは悪くない状態か、いい状態の事が多いです(絶対ではない)
安値を更新する時の特徴
1,今までとは比べ物にならないぐらいの大きな下落がおきます。
2,大きな下落が起こった後は何度かBOX相場相場のように上下動を繰り返しますが、高値は超えません
3,大きな下落が起こった直後のファンダメンタルは良好のことが多いです。
4,下落トレンドの最終局面のファンダメンタルは非常に悪い状態です。
BOX相場から上昇トレンドが発生する前兆現象と流れ
※参考画像は1つ銘柄を連続的にスクショしています。
2,大きな出来高を伴って高値を抜けた来た後は比較的長い調整期間(横ばい)がある
3,しばらくすると、また大きな出来高を伴って、前回の高値を超える
4,その後、また長い間調整期間に入る(前回の調整期間よりも長いことが多い)
5,3回ほど高値を超えると大きな下落が起き、前回の最安値付近まで下落する
6,ここから、すごく長い調整期間に入る(それまでの2~3倍ほど長い)
この画像の場合は9ヶ月間の調整期間
7,調整期間が終わると一気に上昇する相場に入る(調整前の株価を超える)
8,一気に上昇する相場が終わると、また調整期間が始まる(数年間の調整)
9,その後、一気に下落するような動きになり、上昇相場が終わり大きな下落トレンドに入ります。
※ほぼすべての銘柄は同じような流れを辿ります。
上昇トレンドから下落トレンドに移行する時の流れと前兆
1,今までは起きなかった大きな出来高を伴った下落があります。
2,上昇トレンド時にはなかったような、前回安値を大きく下回る下落が出ます。
3,下落しているにも関わらずファンダメンタルは良好な事がほとんどです。
4,格付け機関により目標株価は引き上げられます
(株価は下がっているのに目標株価の引き上げが行われるのを何度も目撃しました。)
5,一時的に下落が止まりますが、高値を更新するような動きにはなりません。
6,長い間横ばい期間に入ります。
7,ファンダメンタルの悪化が目に見えてきます。
8,横ばいからさらに下値を目指して大きく下落します。
9,この頃には、業績はひどい状態で目も当てられません。
10、とどめを刺すような、悪材料がたくさん出てきます。
11,悪材料が出てきても株価が下がらなくなります。
12、底打ちになり、第一ステージである、長い横ばい期間に移行します。
まとめ
このように、流れを覚えておけば今どの位置に株価があるのかという事がわかるので、前もって相場に取り組めるようになります。
いろいろな銘柄を見て、相場の流れを捉えられるように練習してみるのはいかがでしょうか。
また、ステージ分析法という方法もあるので、覚えておきましょう。
そうすれば、相場に迷いがなくなると思います。
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