高くても飲みたいクスリ、自分では飲まないクスリ
これから飲むクスリが効くか効かないか、飲んでみなければわからない。だが、失敗はしたくない。
そこで、クスリを処方する側の医師、クスリを開発・製造する側の製薬メーカーの関係者に飲みたいクスリ、飲まないクスリについて率直に聞いてみた。医師や、製薬会社の社員は、仕事柄、本当は飲んでいいクスリ、飲んではいけないクスリを熟知しているのではないだろうか。
現在わが国の保険診療で使われている医療用医薬品はおよそ1万6000品目あるといわれている。今回は、生活習慣病、がん、感染症、うつ病、骨粗鬆症、認知症、風邪、痛みなどの治療で使われる薬剤を中心にまとめる。
▼降圧薬・血糖降下薬・コレステロール低下薬
生活習慣で治せる病気に、クスリはいらない
降圧薬には現在、ARB阻害薬、ACE阻害薬など、血管を拡張させて血圧を下げるものが多い。だが、ただ数値を下げるために副作用のあるクスリを飲み続けるのはよくない。