コーヒーを飲みすぎると鉄分不足になって貧血になるってマジ?

今までの記事では、コーヒーが尿酸値を下げて痛風に効くとか、ブラックコーヒーがダイエットに効くとか、コーヒーの健康に与える良い点に注目してきました。

今回は逆にコーヒーが健康に与える悪い点に注目して、具体的にはコーヒーが鉄分の吸収を阻害して、貧血などの原因となる可能性について書いていこうと思います。

目次

1). コーヒーが鉄分の吸収を阻害する
2). コーヒーで鉄分が摂れないと貧血になる
3). コーヒーを飲みたいけど鉄分は阻害したくない人向けの対策

コーヒーが鉄分の吸収を阻害する

コーヒーに含まれる成分に「タンニン(予測変換で“担任”が出てきた!それだけw)」と呼ばれる成分があります。これはポリフェノールの一種であり基本的には体に良いものなのですが、タンニンには鉄分の吸収を阻害する効果があります

ちなみにこのタンニンはコーヒー以外にはお茶や赤ワインにたくさん入っていることで知られています。タンニンがコーヒーやお茶の苦味の成分とも言われています。タンニンが鉄分と出会うと、タンニン鉄(そのまんまw)になります。タンニン鉄は水に溶けにくくなり、結果として腸内で鉄分の吸収が妨げられてしまうのです。


また、牛乳に含まれる成分である「カルシウム(これはみんな知ってる!)」も同様に鉄分の吸収を阻害してしまいます。そのために、コーヒーと牛乳というコーヒーやラテ好きなどがたくさん飲みそうな飲み物には鉄分の吸収を阻害してしまうのです。

特に鉄分を多く含む食べ物として代表的である、レバー、ひじき、ほうれん草、プルーンなどとコーヒーを一緒に飲むのはせっかくの栄養分の吸収が阻害されるので止めた方がいいです(組み合わせ的にそんな人位なさそうだけどw)。

また、サプリメントで鉄分を特別に多く摂っている人もいると思います。その場合、サプリメントを飲んだ直後にコーヒーを飲んでしまうと、せっかくの鉄分のサプリメントの成分が無駄になってしまいます。鉄分のサプリメントを飲んだ直後にコーヒーを飲むのはやめましょう。

コーヒーで鉄分が摂れないと貧血になる

では十分な鉄分を体に摂り入れることができないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。一番よく言われるのは貧血です。

簡単に貧血が萎え起きるのかそのメカニズムを説明します(つまらないので興味のない人は読み飛ばしてくださいw)。貧血という漢字は血が貧乏になるみたいな風に書きますが、これは厳密には血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なった状況を指しています。

このヘモグロビンというやつが、体の中で酸素を運ぶという重要な役割をしています。なのでこのヘモグロビンが少なくなると酸素がうまく運ばれなくなって酸欠になってしまいます。


酸欠になると、体はやばくねこれ?となって、大量の血液を体中に送ろうとします。この大量の血液を送る段階で、息切れしたり、立ちくらみしたり、動悸したりするわけです。鉄分はヘモグロビンを作るために必要な栄養素になります。なので鉄分不足はヘグロビン不足につながり、それは貧血へとつながるというわけです。

ちなみに余談ですが、ヘモグロビンの寿命は4か月と言われています。更にその寿命を全うした後にも、赤血球は無くなりますが鉄分は再利用されます。なので、鉄分を取らなくてもすぐにやばくなるというわけではありません。時間差があります。

参照記事
コーヒーのカフェインによる利尿作用メカニズムとその対策

コーヒーを飲みたいけど鉄分は阻害したくない人向けの対策

コーヒーを飲むと鉄分の吸収が阻害されてしまいます。しかし、じゃあ食後にコーヒーを飲むと必ず鉄分不足で苦しむのかというとそういうわけでもありません(笑)

何事も程度が大事であり、例えば1日に6杯も7杯もコーヒーを飲むようになってはじめて気にすれば良いと思います。または深刻な貧血にもともと悩んでいてよく倒れてしまう人は注意した方がいいでしょう。

(1)ご飯を食べてから1時間後にコーヒーを飲む

しかし、たとえそんな場合でもコーヒーをどうしても飲みたいというときがあると思います。コーヒー中毒の僕には分かります(笑)

そんな場合には、ご飯を食べた後に30分から1時間おいてコーヒーを飲むといいです。時差攻めです。単純ですがこうすることで、鉄分の吸収を阻害されることなくコーヒーも飲むことができます。

(2)深煎りのコーヒーを飲む

もう1つ対策があります。それは浅煎りではなく深煎りのコーヒーを飲むことです。コーヒー豆を焙煎すればするほど、鉄分の吸収を阻害するタンニンの成分がなくなっていきます。

なので、しっかりと焙煎された深煎りのコーヒーを飲むことで鉄分の吸収阻害をできるだけ少なく抑えることができます。

(3)たんぽぽコーヒーやチコリコーヒーなどで代用する

完全に妥協ですが、たんぽぽコーヒーやチコリコーヒーで妥協するのも1つの方法です。これらはコーヒー風の飲み物ではありますが、コーヒー豆を使用していません。

ただし、味がけっこう違って嫌いな人は嫌いな飲み物です。たんぽぽコーヒーもチコリコーヒーも“コーヒー”という単語が使われていて、味も似せてきてはいますが、あくまでコーヒー豆は使っていないので別物感があるのは間違いないです。

(4)そもそも鉄分のある食べ物を日頃からたくさん食べる

完全にアイディアにつまって、無理やり出した感のある解決方法ですが、そもそも鉄分のある食べ物を日頃から摂ろうと心がけるのも良いと思います。

コーヒーを飲んで鉄分の摂取がマイナスになるのならば、それを上回るプラスの鉄分を食べようという戦法です。鉄分の摂取には実はちょっとしたテクニックがあります。

鉄分が多い食べ物の中でも、「ヘム鉄」と呼ばれるものである、牛、鶏レバー、豚などはそのまま食べても十分に鉄分が吸収されます。一方で、鉄分が多い食べ物の中でも「非ヘム鉄」と呼ばれる、ほうれん草、ひじき、小松菜などはそのままでは吸収できず、ビタミンCや動物性のタンパク質と一緒に食べると効果的に吸収することができます。

いかがでしたでしょうか。どんなものにも良い面があれば、悪い面もあります。コーヒーの場合には鉄分の吸収を阻害することがその悪い面に該当します。コーヒーを飲み過ぎてしまう人や貧血気味の人は注意しましょう。

スタバがコーヒー生豆をウィスキー樽で寝かし始めたwww

香辛料をウィスキー樽で寝かしてから使うということは昔から砂糖、チョコレート、ソースなどいろんなもので試されてきました。ウィスキーの風味が香辛料などにつくことで、独特の風味を作り上げることができるからです。

そんな中でアメリカのスターバックスの研究開発部門がコーヒーの生豆をウィスキー樽で寝かしてから提供する方法を開発して、実際に提供を始めたようです。

コーヒー生豆をウィスキー樽で寝かせる

研究開発部門で働くDuane Thompsonさんはもともと趣味で何年間もウィスキー樽を使って風味に変化をもたらす方法を研究し続けていました。その中でコーヒーの生豆についてもウィスキー樽で寝かせることで美味しくなるのではないかと思いついたのです。

そのアイディアにスターバックスも共感し、スターバックス リザーブ(スタバの中でも高価で美味しいコーヒーを提供しているサービス)の中で少量を試しに研究させました。


その結果生まれたのが「Starbucks Reserve® Whiskey Barrel Aged Sulawesi」です。これはインドネシアのスラウェシ産のコーヒー豆が使われており、期間限定で販売され始めました。

“今回ウィスキー樽で作ったコーヒー豆が提供できたことはスターバックスにとってはとても良かったです。お客さんは今や普通のコーヒー豆を少しアレンジしたくらいのものでは飽き足らず、何か今までには存在しなかったような革新的なものを求めているからです。”
”(There’s no better stage than the Starbucks Roastery for a unique coffee like this because customers are seeking an immersive, sensorial experience that the craftsmanship of barrel-aged coffee delivers.)”

とThompsonさんはコメントをしています。

参照記事
ファースト・セカンド・サードウェーブからフォースウェーブを予測!

最初のウィスキー樽で寝かしたの はわずか約360kg(800ポンド)のスラウェシ産のコーヒー生豆でした。そのコーヒー生豆はWoodinville Whiskey社製のウィスキー樽に入れられて、その中で何週間も寝かすことでウィスキーの風味を吸収させました。

すべてのコーヒー生豆が満遍なくウィスキーの風味を持つために、定期的に人間の手によって樽の中のコーヒー生豆はかき混ぜていたそうです。

ウィスキー樽で寝かした後のコーヒー生豆は、次の過程で焙煎されます。焙煎されるとアルコール分はすべて飛んでしまうのですが、コーヒー豆に染み付いたウィスキーの風味だけは残り続けます。

人も企業も変わり続けなければいけない

ジャックダニエルがウィスキーコーヒー豆を販売し始めたことも話題になりましたが、ウィスキーの風味とコーヒーは意外にうまくマッチするのかもしれません。現在はまだスターバックスもシアトルの店舗でしか取り扱っていませんが、お客さんの反応によっては更に拡大していく可能性もあります。

参照記事
ジャック・ダニエル(Jack Daniel)がウィスキーコーヒー豆出したwww

最近になってコーヒー豆の焙煎具合や精製方法をただ単純に工夫するだけでなく、今回のようにウィスキーの風味を持たせるなど、かなり大胆にコーヒーの味を変えようという動きが海外では活発になっています。


この動きの背景ではアメリカでいかにミレミアム世代(1980年代半ば〜2003年の間に生まれた人)の 若者に対して、いかに“ウケる”商品を作るのかが重要になっていることがあげられます。

アメリカのミレミアム世代は変化を積極的に受け入れて、新しいものであっても実力があればすぐに取り変えてしまうと言われています。コーヒー業界で世界一になったスターバックスであっても、いつまでも今まで通りのコーヒーを提供していたらミレミアム世代が離れていってしまいます。

かつてはスタバで写真を撮ってそれをインスタグラムであげたりすることが流行っていましたが、数年後の近い未来には「スタバでフラペチーノの写真をあげるなんて古臭くてダサすぎるww」と言われる日が来るかもしれません。
とThompsonさんはコメントをしています。

参照記事
フラペチーノ誕生秘話!スタバの人気商品はどう生まれたのか

そうならないためにも、人々をあっと言わせるような美味しくて面白いコーヒーを提供することが必要であり、常に革新を続けなければいけないとスターバックスは考えているのではないかと思います。

今回のウィスキー樽でコーヒー生豆を寝かせるというのも新しい試みの1つなのではないかと思います。今後も“イケているスタバ”からは目が離せません。さしあたりはアボガドのトーストが売られることでも待ちましょう(笑)

この記事はStarbucks First Barrel-Aged Coffee Debuts at Seattle RoasteryStarbucks Is Where Hipster Food Trends Go to Dieを参考にして作られています。