Calci

これは国が一律にどこでも均質な医療が受けられるように決めたもので、平等な医療受給には必要な措置です。 ですから誰か篤志家のお金持ちが病院を作ろうとしても勝手には作れません。国の認可が必要です。

ではなぜ国の認可がおりないのでしょうか。実は日本の病床数は諸外国に比べて多いとされています。これには色々経緯があるのですが、とりあえず国は過剰なベッドを減らそうとしていると思ってください。

毎年国は計画を作って急性期病院のベッドを減らして行ってます。増大する医療費に歯止めをかけるためです。医療費を減らすことは国の絶対命題なのでこの方針が覆ることはありません。

ここに、維新がやったように病院を統合するという話が出たらどうなるでしょう。国は大喜びで統合を後押しするでしょう。これが府市共同医療センターがスムーズに出来上がった背景にあります。では住吉市民病院のベッドはどのように転用されたのでしょうか。

実は住吉市民は地域の一般患者が利用する病院でしたが、府市共同は府内全域の高度医療が必要な患者のための病院です。元々目的が違うのです。しかし行政の扱いとしてはベッド一床はベッド一床分で変わりません。