沖縄 白昼カーチェイス30分 住宅街でも...逃走のワケ
沖縄・糸満市で白昼のカーチェイス。
いったい何があったのか。
22日午前9時すぎ、沖縄で鳴り響いたパトカーのサイレン。
カメラの前を通り過ぎる軽乗用車を追うのは、パトカーに覆面パトカー、さらにパトカーと、あわせて5台の警察車両。
逃走車両を運転していた男は、無免許のうえに酒を飲んでいた。
22日朝、糸満市で警察から逃走する軽乗用車と、それを追うパトカーのカーチェイスが発生。
映像の中で軽自動車を追うのは、パトカー3台に、覆面パトカー2台。
カーチェイスは、およそ30分続き、警察車両はさらに増えたという。
動画を撮影した男性(40)は、「パトカーは、覆面パトカーを含めて10台くらい出てまして、白バイが4~5台ですね。あと、ヘリも出てました。わたしガソリンスタンドにいたんですが、歩行者とかも身の危険を感じて、スタンド内に入ったりしてた」と話した。
逃走車両を運転していたのは、マスク姿の男。
糸満市に住むコンビニエンスストアの店員、仲村誠容疑者(49)。
警察が、糸満市で車を運転していた仲村容疑者に職務質問をするため停車を求めたところ、逃走した。
実はこの時、仲村容疑者は無免許のうえ、酒を飲んでいた。
しかし、カーチェイスの間、仲村容疑者は...。
動画を撮影した男性(40)は、「近くを通る際に見た時は、すごく落ち着いているような。明らかに逃走しているような、動揺している感じではなかった」と話した。
これだけの警察車両に追われながらも、仲村容疑者に取り乱す様子はなかったという。
路地に侵入した仲村容疑者は、民家の敷地内でUターンしたあと、停車したという。
仲村容疑者は住宅街で、無免許と酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。
呼気からは、基準値のおよそ3倍のアルコールを検出。
仲村容疑者は、「酒が残っているとは思わなかった」などと容疑を一部否認しているという。
(沖縄テレビ)