中日の新外国人で育成契約を結んだモイセ・シエラ外野手(31)が24日、中部国際空港着の航空機で他の外国人とともに来日。「最初の試合から出られる準備はできている。支配下に入れるように、首脳陣が目を見開くようなプレーをしたい」と2月8日の初実戦(阪神戦・北谷)からの出場を志願した。
母国・ドミニカ共和国のウインターリーグで昨年12月10日までプレーし、41試合で打率3割4分8厘、2本塁打、21打点をマーク。その後も休むことなくトレーニングを続けてきた。25日からはナゴヤ球場で汗を流すつもりでいる。
メジャーでは4年間で通算9本塁打。2014年にはホワイトソックスでビシエドとともに戦った。長旅の間にはアルモンテから情報収集。「日本の野球は米国と同じくらいレベルが高い。チャンスをもらえてとてもうれしい」と話す。
与田監督も早期の支配下登録を期待する存在。「元気はつらつとしたプレーがモットー。打つことも走ることも投げることも、すべてを見てもらいたい」。走攻守の三拍子そろったドミニカン。ベールを脱ぐ日は近い。
▼モイセ・シエラ 1988年9月24日、ドミニカ共和国生まれの31歳。185センチ、105キロ。右投げ右打ち。メジャー通算4年間で、計207試合出場、打率2割3分5厘、9本塁打、41打点、6盗塁。2013年のWBCドミニカ共和国代表メンバーで、初優勝に貢献。外野の全ポジションをこなせる。