​君たちはなぜ浮気をするか

今回の「ワイングラスのむこう側」は浮気のお話。男の浮気はどうすれば止められるのか、女性はなぜ浮気をするのか、今後浮気はどうなっていくのか、林伸次さんが考察します。

男も女も結婚していても浮気する

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

「今度結婚するんです」という女性から、夫の浮気の防止方法のようなこと、よく聞かれるんですね。これ、以前にも書いたのですが、「お財布をひとつにして女性が管理する」というのが一番効果的です。やっぱり浮気ってお金がかかるんです。お小遣い3万円の中から、食事代、プレゼント代、ホテル代を捻出するのってすごく難しいです。

あともうひとつは、「ご主人の交友関係をちゃんと把握して繋がっておく」というものです。SNSなんかも繋がりましょう。そしたらやっぱり「奥さんと繋がってるから申し訳ない」みたいな雰囲気になるようです。

そして最近、効果的な浮気防止方法を2つ入手しました。名付けて「恐怖政治」です。例えばご主人のスマホの通知で「あれ? 今の女性のアカウント誰?」みたいな怪しいときってありますよね。そういうのって普通奥さんはスルーしてしまって、「もやもや」が残ります。それをもうその場で、「それ誰?」っていちいち指摘するわけです。ご主人が「ああ、仕事の女性」って言うと、「見せて」って言うわけです。そして怪しかったら、「今、その女性に電話して。ほんとに仕事かどうか私確認するから」って言うわけです。こういうのを少しづつ積み重ねると「うわ、怖い」ってなって、浮気をあきらめるそうです。

もうひとつは、「ご主人の前の彼女と仲良くなる」というものです。ご主人は「こういう浮気をしたことがある」とか「こういう手でいつもごまかす」あるいは、「まだこんな女と会っているかもしれない」といった情報をもらうわけです。そして、ご主人に「聞いたよ」と伝えます。これ、男性の方、怖いですよね。

一方で、最近は「既婚女性の浮気」というのも、よくヒアリングしていまして、浮気しがちな女性はやっぱりこの2つの条件です。

①元々魅力的で綺麗で男性からよくモテて、しょっちゅう声がかかる
既婚女性なのに、というか既婚女性だからこそ狙う悪い男性っているんです。

②色んな魅力的な男性とよく会う仕事をしている。仕事で飲む機会も多い
やっぱり婚活も「出会う回数=分母」が多い方が良いとよく言われますが、浮気もそうなんですね。

さて、彼女たちはなぜ浮気をしてしまうのでしょうか。これも聞いてみました。

①夫との仲がよくない、夫に浮気疑惑がある、セックスレス
もうこれが一番多いです。ほとんどこれと言っていいかと思います。

②女性として扱われたい、恋がしたい
花束をもらったり、コートをかけてあげたり、といった「女性として扱われること」をしてもらいたがったり、「え? これって私のこと狙ってる? え? この後、キス?」みたいな「恋やデートの諸々のあの楽しいこと」をもう一回やってみたいって気持ちだそうです。

この先浮気はどうなっていくのか?

僕、このcakesの連載のために、そういう「人は本来、浮気をする動物なのか?」といったことを研究発表している感じの本って、目に付いたらほとんどチェックしているんですね。そしたらどの本も、「人間は基本的に浮気はするように設定されている」ってことを書いてあるんです。それを現在は宗教とか結婚制度とか色んなことで、「ひとり以外の相手とすることは良くないこと」と縛っているわけです。

突然生々しい話でもうしわけないのですが、人の男性性器の形状があんな風になっているのは、女性の性器の中に残っている「前の男性の精子」を外にかきだすため、だそうなんです。もう形状がそういう風に進化してしまったという事実は、女性も複数の男性と頻繁にセックスしていたということですよね。

最近、「複数の相手との恋愛を認めよう」というような動きが少しありますよね。「あれってどうなるでしょう?」という意味の質問をnoteでいただいたんですね。僕はしばらくの間は「無理」だと思います。理由はやはり「インターネット」です。世の中には全くあったことのない他人の恋愛やセックスを「叩く人」っていますから、それがある限りは「複数の相手との恋愛」って世間的には認められないと思います。

でもひとつ気になることがあります。現在のアメリカのITを支える人たちって、元々はヒッピー的な発想が根本にあるそうなんですね。確かに今の世の中、瞑想とかマリファナ解禁とかベジタリアンとか、そちらに向かっている感じもしますよね。

そしてヒッピー文化と言えば「ラブ&セックス」「フリーラブ」「フリーセックス」ですよね。これ、「誰とでセックスしていい」ってわけじゃなくて、「性の解放」なのだそうですが(詳しくは検索してください)、この流れが出てきて、そういう映画やミュージシャンやバンド、あるいはそういう発想の「ヒット本」なんかが生まれたら、もしかして変わるのかもなって気もしてきました。

まあでも、僕は妻以外の女性を愛することなんてできないと思ってますが。

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

    コメント

    t_take_uchi 君たちはなぜ浮気をするか|林伸次 @bar_bossa | 約1時間前 replyretweetfavorite

    39buncho 最後のオチがとても…とても…よいです…w 約3時間前 replyretweetfavorite

    les_trooper 君たちはなぜ浮気をするか|林伸次 @bar_bossa | 約4時間前 replyretweetfavorite

    les_trooper https://t.co/gglZKj2g7K 約4時間前 replyretweetfavorite