「結婚や不倫の問題は結局当人たちの問題なんだからこうして消費するのよくないんじゃないの?」
「役者はイメージ商売なんだから私生活のことで叩かれたりするのは当然」
みたいな反論しててさ。
内容の正当さはともかく、
あ、これ嫌いな論法だなー、と思ったわけ。
つまり、
「Aさんは○○というポジションにあり、○○は世間的にかく☓☓すべしという共通了解があるから、☓☓に反した行動を取ったら社会的な制裁を受けて当然」という思考。
重要なのは「法律」とか「しっかりした契約」とかに基づいて違反を叩かれるのではなくて、なんとなくの空気でぶっ叩くってこと。
「こいつが悪い」というのを自分自身の倫理や価値観に基づかず、社会とか世間とかいう空気に丸投げして、現象の外部から物知り顔で叩く。
おまえはどこにいるんだよ。
どんな立場なんだよ。
「なんとなくムカついた」「生理的に嫌い」なんて理由でもいい。
でも、「あくまで自分は理性的に非難してるんです。ルールを破ったのはあいつです」みたいなツラすんのだけはやめなよ。
そのルールってお前だけの中にあるやつじゃん?
で、これってさ、アイドルが結婚したり恋愛発覚したりしたときにも使うロジックじゃん。
「アイドルなんだから恋愛しててもファンには隠せよ」とか「こういう時期に結婚とか所属するグループに対して失礼」とか。
ファシストか?
おまえらみたいなやつが将来的に世間の気に入らない個人をためらいなく吊るすんだよ。
あー。
あーっ。
もう。
「世間ではこうだから」とか「常識ではこうだから」とか「ルールではこうだから」とか、
根拠不明の「外部」の力で縛ってこられるのが嫌いだから嫌悪感が湧くのかな。
東出なんとかは『寄生獣』のときからすげえサイコパスっぽいなと思いながら観てたので、