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教諭、わいせつ画像投稿 県教委が2人懲戒免職

 静岡県教委は二十三日、少女のわいせつ画像を会員制交流サイト(SNS)に投稿したなどとして、川根本町立本川根中学校の野村一崇教諭(31)と、県東部の男性高校教諭(23)を懲戒免職にした。

 野村教諭は二〇一八年五~十二月にSNSで知り合った他県の女子中学生に複数回、わいせつな写真を撮影させ自身のスマートフォンに送信させた。牧之原署は児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検し、静岡地検は昨年十二月に起訴猶予とした。「性的な欲求が高まり、相手に求めてしまった」と事実を認めた。ほかにも複数の少女に写真を送らせていたという。

 高校教諭はインターネットサイトで入手した少女のわいせつ画像をツイッターに投稿した疑いで、昨年十一月、裾野署に児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕された。県教委の聞き取りで、昨年十月に県内の女性を盗撮していたことが分かった。県教委は被害者が特定される恐れがあるとして、教諭の名前などを明かしていない。

 二人とは別に、県東部の男性高校教諭(48)が昨年六月、教職員の懇親会で女性教員に背後から体に触るセクハラをしたとして、停職一カ月とした。

 一九年度の懲戒処分は計十七件となり、うち、わいせつ・セクハラ関連が七件と目立つ。県教委の鈴木一吉教育部長は「非常に深刻に受け止めている。どんな防止策が効果的か、第三者から意見を聞いて検討したい」と述べた。

(広田和也)

 

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