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長野

ライチョウ繁殖へ雌1羽引っ越し 大町→石川

いしかわ動物園に移したライチョウの雌=市立大町山岳博物館提供

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 大町市の市立大町山岳博物館で飼育している国特別天然記念物のニホンライチョウの雌一羽が二十三日、石川県能美市のいしかわ動物園に移された。同園で雄とつがいにして繁殖に取り組む。

 ニホンライチョウは国内六施設で連携して飼育しており、近親交配を避けるため卵や成鳥を移動させながら繁殖を進めている。

 いしかわ動物園から獣医師の堂前弘志さん(50)ら二人が訪れ、ライチョウを段ボールに移した上で、輸送用のかごに入れて車に積み込んだ。温度を一〇度程度に保つため、車内の暖房を付けずに四時間かけて運んだ。

ライチョウの入ったかごを車に積み込むいしかわ動物園の職員=大町市の市立大町山岳博物館で

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 山岳博物館の成鳥を他施設に移すのは二〇一八年以来二回目。今回の雌は、一六年に北アルプス乗鞍岳で採卵して育てた両親から一七年に生まれた。いしかわ動物園では、昨年に繁殖実績がある雄とペアにする。堂前さんは「経験を生かし、ひなをかえして血統を増やしたい」と意気込んだ。

 博物館のライチョウは雄五羽、雌三羽になった。今年、この中でつがいをつくり、繁殖を目指す。

 (日下部弘太)

 

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