ホスト相手に窃盗繰り返した“令和のキャッツアイ”逮捕 「ホストは馬鹿だから」
- 歌舞伎町のホスト相手に窃盗を繰り返した2人組の女が逮捕
- 2人は計6件の犯行を繰り返し、被害総額は合計約3000万円に
- 捜査員は3姉妹の怪盗が活躍する漫画にちなみ、2人を「令和のキャッツアイ」と呼ぶ
歌舞伎町のホスト相手に窃盗を行った疑いで自称風俗嬢の西川菜々容疑者(25)と無職の長野芹菜容疑者(22)が逮捕された。捜査員の間で、2人は、3姉妹の怪盗が活躍する人気漫画から取った「令和のキャッツアイ」と呼ばれていたという。
ホストクラブの常連客をほのめかし…合鍵入手して犯行
逮捕のきっかけとなったのは、2019年11月の事件。
この事件で、2人は新宿区歌舞伎町にあるホストクラブに勤務する27歳男性の自宅に侵入し、現金約104万円のほか、高級ブランド・カルティエのネックレスなど、約140万円相当を盗んだとされている。
西川容疑者は被害男性とTwitterで知り合い、実際に会う関係になった。ホストクラブの常連客になることをほのめかすなどして部屋の合鍵を入手した後、2人で男性が寝ている間に部屋に忍び込み、盗みを働いたという。
犯行後、2人はLINEで「防犯カメラもないし大丈夫」「ホストは馬鹿だから」などとやり取り。
しかし翌日、被害男性は110番通報に及び、2人の姿が防犯カメラに映っていたことから逮捕に至ったという。
容疑者2人はホストクラブの客同士
2人はおよそ3年半前、客としてホストクラブで出会った友人同士であり、ホストについてよく知った上での犯行と考えられている。
先の事件以外にも、2019年11月から2020年1月までの間に5件の窃盗事件が発生しており、いずれも被害者は歌舞伎町で働くホストだった。
計6件の窃盗による被害総額は、現金約1600万円、高級ブランドの腕時計や指輪など約1400万円、合計約3000万円にものぼる。
犯行目的について、長野容疑者は「盗んだ品はブランド買取店で現金に換え、その場でブランド物の洋服を買っていた」、西川容疑者は「生活費以外はホストに使っている」「100万円くらい盗んで長野と山分けした」と供述している。
(Live News it! 1月22日放送分より)