阪神・谷本修球団本部長(55)が23日、西宮市内の球団事務所で報道陣に対応し、妻への傷害の疑いで兵庫県警西宮署に書類送検された守屋功輝投手(26)の件について説明した。
23日発売の「週刊文春」が守屋のDVなどを報じたが、その報道に先立って球団が甲子園近辺に守屋を呼び出して事情聴取。谷本本部長は「担当する部署の責任者が複数人で会って話をしました。一部報道がありましたけれども、昨日本人の口から改めて聞いた内容と相当食い違っております」と明かした。
「守屋くんも奥様の日常的な暴力とか暴言にかなり悩んでいたというか、苦しめられていたとことが本人の口からありまして。文春さんに(夫人の手首付近が赤くなっている)写真が出ていたんですかね。あちらも奥様が暴力を振るってきたのを必死で止めた時にできたものであるという証言でございます。警察の担当からも『守屋さん自身が被害届出されないんですか?』というようなことも言われたと。ただ、家族のことなので、自分としてはそういうことをしたくないと。世間の方をお騒がせして、ご心配をおかけしているということは球団としてお詫びしないといけないとは思いますけども、話を聞く限り、極めて常識的というか理解できる中身でしたので、我々としてはそちら(守屋の意見)を信用して対応していきたいと思っております」と話した。
さらに続けて「一番かわいそうなのは小さなお子様が直接関わる話であります。本人からの申し出によると奥様の浪費癖というのもあったり、過大な(金銭の)要求というのがあって、書かれている通り年末から普通に振り込んでいた養育費の振り込みをやめたと。これも担当の弁護士さんからそのように言われて従ってやったようなんですけれども、それはお子さんを育てるというのは大事な大人というか父親としての使命なので、必要な養育費は払った方がいいんじゃないかと。弁護士さんと相談したらということを伝えてます。本人も『自分もそう思っています』ということでございまして。今後も公的機関が預かってますので、その要請に応じて本人も球団側としても協力する姿勢を惜しまないんですけども」と語った。
右腕は昨季自身最多の57試合に登板し、2勝2敗7ホールド、防御率3・00。現時点で春季キャンプには参加する見込みとなっている。