正式に整備方針が決定するのは今年4月~5月になりますが、「B案」と呼ばれている計画も含めて準備をしています。もちろん、地域住民の皆さんから意見をお聞きしたり、近隣への説明会などを丁寧にやっていくことが大切です。
それで、詳細は杉並区の関係サイトを見ていただくとして、ざっくり申し上げれば、長い間、杉並区と隣接区の身近な医療を担っている河北総合病院(本院・分院)が“けやき屋敷”と一般的に呼ばれている場所に移ってきます。緑はできる限り保存し、屋上にはヘリポートも設置する予定ですし、病院周辺の道路も拡幅します。これにより、救急車の進入が画期的に向上し、救命救急医療体制の拡大が期待できます。なお、この病院の開設は平成37年度を目指します。
そして、病院の跡地に今度は杉並第一小学校が移転、全面改築(新築)になり、今より静かな環境の中での教育が大いに期待できるでしょう。こちらは平成40年度の開校予定です。
さらに、中杉通り沿いの杉一小跡地は民間活力も導入し、にぎわいのある複合ビルが建設されます。このとき、南側の西友&三菱東京UFJ銀行も一体で開発されるかもしれません。それから、阿佐谷南3丁目の産業商工会館はこの中に入り、同1丁目の地域区民センターはけやき公園プール跡地に移転します。
このほかにも、阿佐ヶ谷駅から区民センターまでの動線の整備、高架下スペースとの連携、周辺道路の整備など、教育、医療、にぎわいの視点を環境面で最優先し、素晴らしいまちづくりを目指していきます。すべてが完了するのは今から15年後です。なお、計画は現在のところ“想定”でもあり、変更される可能性はありますので、ご承知おきください。