突然、会社をクビになる…
予期している方もいますが、今は会社をクビになる方も増えてきました。
若い方から高齢まで、年齢を問わず会社をクビになったので転職活動を始めたという相談が多いです。
今回はキャリアコンサルタントが、会社をクビになる理由や、クビになった後の転職活動について説明します。
会社をクビになる理由
会社をクビになる理由としては、社員か会社どちらかに問題あるときの2パターンがあります。
社員に問題がありクビになるケース
社員側に原因がありクビになる場合としては、営業成績の不振や事件や事故を起こすなどの理由があります。
前に大手の企業(誰でも知っているIT企業です)で痴漢行為をして、会社をクビになった方がいました。
ちなみに、妊娠・出産が理由でクビになることはありません。法律で禁止されています。
よほど悪質なことがなければ社員が問題でクビになることは少ないですが、ブラック企業に関しては営業不振でクビにすることが多いです。
離職率を見ればブラックか予想できます
会社の問題でクビになるケース
会社側の都合でクビになる理由のほとんどは、会社の経営不振によるリストラです。
リストラの通告は、解雇や退職勧奨などがあります。
前に聞いたケースですが、セクハラで退職する社員を無理やり自己都合にするブラックもありました。
優良企業で働きたいなら登録すべき転職サイト
会社をクビになったら、次の仕事探しをすることになります。
ですが焦ってハローワークなどで求人を探すと、ブラック企業に当たるリスクがあることも覚えておいてください。
転職で失敗をしないためにも、転職サイトに登録して転職活動を行いましょう。
今すぐ転職する意思がなくても、転職サイトに登録しておくことでメリットがあるからです。
転職活動はタイミングも大事で、すぐ転職する気はなかったけど、良い求人がたまたま見つかって転職したケースも多いからです。
良い求人を逃さないように転職サイトに登録して随時チェックしておくと、転職を成功させることができます。
また紹介した転職サイトにはアドバイザーがいて、相談すれば企業の情報(ブラック企業かなどについて)を教えてくれます。
求職者には見えない情報もしっかりと教えてくれるので、転職成功のために活用してください。
会社をクビになる!どちらのパターンか確認しましょう
会社をクビになった場合、「解雇」か「退職勧奨」のどちらに当てはまるか確認しておきましょう。
解雇
解雇とは、会社を一方的に辞めさせられることを言います。
解雇は大きく2種類(法律的には4種類)に分けられます。
普通解雇
普通解雇は、業績不振など会社の都合で行われる解雇のことです。
整理解雇という解雇もあり、これはリストラのことを意味します。
懲戒解雇
懲戒解雇は、規律違反など企業の秩序を乱した場合の解雇のことです。一番重い解雇と言われています。
法律的に諭旨(ゆし)解雇というものもあり、懲戒解雇より少し軽い解雇のことで、懲戒解雇と退職を選択させる方法です。
簡単に言うと、社員が退職を選ぶように迫る方法ですね。
退職勧奨
最近多いのが退職勧奨と呼ばれる解雇で、これは会社から退職を勧められる解雇になります。
いわゆる窓際族のように仕事を与えないやり方や、上司から直接辞めるように通告を受けるやり方です。
ブラック企業などは、暴力に訴えるなど悪質なものもあるそうです。
退職推奨をする企業は将来性が怪しいので、早めに見切りをつけるのも大事になります。
会社をクビになったらすべき3つのこと
会社をクビになった場合、やっておくべきことが3つあります。
失業保険の手続き
会社をクビになったら、必ず失業保険の手続きを行いましょう。
ここで大事なことは、会社都合で申請することです。
自己都合になると、失業保険の給付が遅くなるなどのデメリットが多いからです。
未払い金の請求
残業代などの未払い金がある場合には、会社に請求することを忘れないようにしましょう。
クビになると金銭面で苦労するので、少しでも経済面で余裕ができるようにしておくのがポイントです。
ちなみに残業代のような未払金は、時効により2年で消滅すると規定しています。
参考:労働問題弁護士ナビ
転職活動
会社をクビになったら、次の仕事を探しましょう。
まずは、どんな仕事があるのかをハローワークや転職サイトでチェックしてみてください。
会社都合の場合は失業保険などがあるので焦る必要はありませんが、転職サイトにだけは登録しておくことをおすすめします。
転職サイトには転職のノウハウだけではなく、転職を成功させるアドバイザーもつくからです。
ブラック企業を見分けるのにおすすめの転職サイト
キャリアコンサルタントとしては、ブラック企業への転職を防ぐためにも、転職サイトを利用して欲しいです。
今の転職サイトには、キャリアアドバイザーが担当するものもあり、転職でのミスマッチを防ぐのに役立っているからです。
あなたの希望をしっかりと汲み取って、転職を成功させるサポートを全力でしてくれます。