矢田文
「何度親をやめたいと思ったか」。鳥取市の女性(73)は、静かに笑うとそうつぶやいた。息子(51)のお酒の飲み方がおかしくなってから、もう何年経つだろうか。
ギシッ――。2階の床がきしむ音がすると胸がドキッとする。「ああ、またか」。酒がきれると、真夜中だろうが息子は酒を買いに出かける。お金を取り上げたり靴を隠したり、戸に鈴をつけた玄関のすぐ横で寝て、出て行こうとする息子を待ち構えたこともある。どれも大した意味は無かった。
息子は、飲む飲まないの周期を…
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