「Docker Desktop 2.2」では、これまでSambaに依存していたDocker上で動作するLinuxファイルシステムとWindowsファイルシステムの相互管理をgRPC FUSEに置き換えている。
gRPC FUSEへの置き換えによって、キャッシュを利用してページ読み込み時間を短縮するとともに、Linux inotifyイベントをサポートし、ソースコードが変更されたときに自動再コンパイル/リロードのトリガーが可能になったほか、Windows認証とは切り離して利用できるようになった。また、VPNの接続/切断にかかわらず利用可能で、管理者として実行されるコード量を削減している。
さらに、ローカルで実行中のコンテナと、Composeアプリケーションを管理できるインタラクティブなダッシュボードUIが採用された。WindowsとmacOSで共通のインターフェースを実現する、新たなデスクトップダッシュボードの採用を2020年中に予定している。
ほかにも、2019年7月にテクニカルプレビューがリリースされた、「Docker Desktop for WSL 2」の機能を利用可能な、Windows向けのプレビュー版も用意している。
ブログポストより
プレビュー版では、「Docker Desktop for WSL 2」によってバックエンドでのKubernetesの使用や、WSL 2のみの使用/WSL 2を使用しながらHyper Vを停止、5秒未満でのDocker Desktopの起動、Linuxワークスペースの使用などを実現した。