ホメオパシーを批判するには、メタ解析やプラセボ効果についても知っておいたほうがいいと思いますが、知らないと批判するのは不可能だと、までは思いません。各分野すべて「知らないと批判できない」と言いはじめたら、誰一人としてニセ医学を批判できる資格がない、ということになってしまいます。
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その返答はNATROM先生が医療の内側に立って、ニセ医療の問題を切り分けているからだと思いますよ。しかしわたしは日本産婦人科学会のグラフ問題を批判しないのであれば、ニセ医療を批判してはならないと言っているのではなく、両者を同じ水準でとらえるべきでは、という話をしています。
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「ニセ科学批判になぜフェミニズムの視点が必要かというと~」「ホメオパシージャパンは特にフェミニズム理解がないと無理な領域」というようなことをおっしゃっておられたので、フェミニズム理解がニセ科学批判に必要不可欠とおっしゃっていたのかと誤解しておりました。
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「知らないと批判に限界がある」ならわかります。なかなか読む時間が取れませんが『精神世界のゆくえ』も購入しました。勉強していきたいと考えています。
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ホメオパシーのレメディには特異的効果はありませんが、産婦人科医学における各種介入には(たいてい)特異的効果があります。それも、周産期死亡率を激減させるという、他の医学の分野と比べても大成功といっていい効果を含みます。さすがに同じ水準ではないです。
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同じ理由で、「産婦人科はニセ科学だという認識を我々はきちんと持つべき」などと主張する社会学者の意見に安易には乗っかれないのです。もちろん文脈を踏まえれば理解できる主張ではありますが、文脈を無視されて雑に扱われたときの危険を考えてのことです。
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名取宏(なとろむ) Retweeted 名取宏(なとろむ)
グラフ改ざんは大きな問題ですが、本質はそこではないと考えています。なぜかスルーされたのですが、「妊娠しやすさ」と年齢の関係をプロットすれば似たような曲線になると考えるのは生物学的に妥当です[ https://twitter.com/NATROM/status/1218454546785005568 … ]。
名取宏(なとろむ) added,
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たとえばの話ですね、改ざんのない医学的・生物学的には非の打ちどころのないグラフを提示した上で、「年を取って妊娠力が落ちる前にどんどん子供を産んでいただきたい」などと主張するのはダメでしょう。問題の本質は前者じゃなくて後者だというのが、私の考えです。
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この問題はホメオパシーとは異なります。どちらかと言えば、「エビデンスがあるからと患者の価値観を考慮せず選択肢を奪う形で抗がん剤治療を行う」「ワクチンは有効だからといってワクチン忌避する人を非難する」という事例に類似します。
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名取宏(なとろむ) Retweeted 名取宏(なとろむ)
さらに「嘘をつかずに正確な情報を伝えて患者の選択を尊重すればいい」というのはその通りだし原則としてそうするのですが、これはこれで別の問題があります。医師の間でも意見の相違はありますが、緩やかなパターナリズムはあってもいいと個人的には考えてます[ https://twitter.com/NATROM/status/681643091560800256 … ]。
名取宏(なとろむ) added,
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グラフ改ざんにしても、高齢になってから不妊外来を受診して「高齢になったら妊娠できる能力が落ちるなんて知らなった。早く教えてくれればよかったのに」という症例があることを背景にしているんです。存外、複雑な問題であることをご理解していただければ幸いです。